日本人女性の平均カップ数は何カップなのか。CカップやDカップが多いという話を耳にしたことがある人も多いのと考えられます。実際、トリンプ・インターナショナル・ジャパンが公表した2018年のブラジャー販売データでは、Cカップが26.9%、Dカップが26.3%を占め、両サイズだけで全体の53.2%に達しています。
ただし、この数字をそのまま日本人女性全体の平均カップ数と考えるのは正確ではありません。2026年11月現在、全国の女性を対象にブラジャーのカップサイズを統一条件で測定した公的な全国統計は確認できず、メーカーの販売実績やインターネットアンケートを参考に実態を推測する必要があります。2018年の調査結果、年代による違い、CカップとDカップの比較、正しい測定方法まで詳しく整理します。
【2026年最新】日本人女性の平均カップ数はCカップ?Dカップ?

最初に答えを整理すると、日本人女性に多いカップサイズの目安はCカップとDカップです。特に、トリンプが公表した2018年のブラジャー年間売上データでは、Cカップが最も高い割合を占めています。
ただし、「最も多いサイズ」と「平均サイズ」は統計上、必ずしも同じ意味ではありません。カップサイズは連続した数値ではなく区分されたサイズであるため、正確には最多層、あるいは最頻サイズとして捉える必要があります。
公的な全国統計は存在するのか日本人女性の平均カップ数を調べる際に、まず理解しておきたいのが公的統計の問題です。
厚生労働省の国民健康・栄養調査では、身長、体重、腹囲、血圧などの身体状況が調査されています。しかし、ブラジャーのカップサイズ別に全国の女性を分類した統計は、一般に公表されている調査項目には含まれていません。
そのため、インターネット上で見かける「日本人女性の平均はCカップ」「日本人女性はDカップが標準」といった説明には、調査対象や集計方法を確認する必要があります。
2026年に更新されたトリンプの公式解説ページでも、参考となる数字として2018年の販売実績が紹介されています。つまり、2026年最新という表記があっても、カップ別の割合そのものが2026年に全国調査された最新数値という意味ではありません。
トップバストの平均とカップ数は別の指標バストサイズを比較するときには、トップバストとカップサイズを混同しないことも大切です。
トップバストは胸の最も高い位置を一周した長さです。一方、カップ数はトップバストとアンダーバストの差によって決まります。
トリンプの2026年更新記事には、日本人女性の平均的な目安としてトップバスト約83〜84cm、アンダーバスト約70〜73cmという数字も紹介されています。ただし、これらを公的な全国実測平均と同一視することはできません。
トップバストが同じでも、アンダーバストが異なればカップサイズは変わります。したがって、バストの周囲径だけで平均カップ数を判断することはできないのです。
【データ検証】トリンプ下着白書 vol.19の2018年カップ数割合
日本人女性のカップサイズを考えるうえで、代表的な資料がトリンプ・インターナショナル・ジャパンの「下着白書 vol.19」です。
同社は2019年8月1日、2018年度の下着に関する調査結果をまとめた2019年版の下着白書を発表しました。その中で注目されたのが、1980年から継続して集計しているブラジャーの年間売上データに基づくカップサイズの変化です。
2018年のブラジャー売上割合一覧トリンプ公式サイトが紹介している2018年のカップ別売上割合は、次のとおりです。
| カップサイズ | 2018年売上割合 | 順位・特徴 |
|---|---|---|
| Aカップ | 2.1% | 少数層 |
| Bカップ | 17.9% | 上位のサイズ |
| Cカップ | 26.9% | 1位 |
| Dカップ | 26.3% | 2位 |
| Eカップ | 18.8% | 上位のサイズ |
| Fカップ | 6.4% | 少数層 |
| Gカップ | 1.6% | 少数層 |
最も多いのはCカップの26.9%です。Dカップは26.3%で、両者の差はわずか0.6ポイントとなっています。
さらにCカップとDカップを合計すると53.2%。販売実績では、この2サイズが全体の半数以上を占めていることがわかります。
なお、トリンプのプレスリリースではDカップ以上の割合が53.1%と発表されています。これはD・E・F・G・Hカップなどを合計した数値であり、C・Dカップの合計とは別の集計です。
1980年から2018年までに何が変わったのか下着白書 vol.19でもう一つ注目されたのが、約40年間にわたるカップサイズの構成変化です。
トリンプの発表によると、1980年の販売実績ではAカップが58.6%を占めていました。一方、Dカップ以上はわずか4.5%でした。
1990年にはDカップ以上が17.6%となり、2018年には53.1%まで増加しています。およそ30年間で3倍になった計算です。
この結果だけを見ると、日本人女性のバストが大きくなったように感じられます。しかし、販売実績は実際の身体計測ではありません。ブラジャーの購入先、ブランドごとの品ぞろえ、サイズ選びの習慣、買い替え頻度などが結果に影響します。
したがって、この推移はトリンプの販売構成が変化したことを示す重要な資料ではありますが、日本人女性全体の身体的変化をそのまま証明するものではありません。
【年代別比較】20代・30代・40代・50代でカップサイズは違う?
日本人女性のカップ数は、年代によっても分布が異なります。参考になるのが、2018年9月にトリンプのホームページで実施されたカップサイズに関する公開アンケートです。
この調査は女性1,855人を対象に、現在の自分のカップサイズを尋ねたものです。ブラジャーの売上データとは違い、回答者本人が申告したサイズを集計しています。
1,855人のアンケートで多かったサイズ全体の回答では、Cカップが27.1%で最多でした。Bカップが27.0%で続き、両者の差はわずか0.1ポイントです。
そのほか、Dカップが17.0%、Aカップが12.0%という結果でした。販売データではC・Dカップが中心だったのに対し、自己申告アンケートではB・Cカップが中心になっています。
この違いは、調査方法によって結果が変わることを示しています。
年代別の注目ポイント2018年の年代別アンケートでは、25〜29歳と55歳以上の回答に特徴的な違いが見られました。
25〜29歳ではAカップの割合が6.7%で、A・Bカップの合計は32.8%でした。また、Dカップ以上の割合が最も高かったのもこの年代です。
一方、55歳以上ではAカップが20.8%となり、A・Bカップを合わせると過半数を超えています。Dカップは11.1%でした。
ただし、これは2018年時点の回答者による調査です。2026年の同年代女性の分布を示す最新調査ではありません。また、年代別の数字は回答者の自己申告サイズに基づくため、実測値と同じ精度で比較することはできません。
年代によってサイズが変化する理由バストの形やボリュームは、年齢だけでなく、体重の変化、妊娠、出産、授乳、ホルモンバランスなどの影響を受けます。
また、年齢を重ねるとバストの脂肪や乳腺の状態、皮膚の弾力などにも変化が生じます。その結果、以前と同じブラジャーを着用しても、カップの上部が浮いたり、ワイヤーが合わなくなったりする場合があります。
ここで注意したいのは、年代が上がると必ずカップ数が小さくなるわけではないということです。体型や生活環境には個人差があり、同じ年代でもサイズはさまざまです。
【徹底比較】CカップとDカップはどれくらい違う?
日本人女性のカップ数としてよく比較されるのがCカップとDカップです。2018年のトリンプ販売データでは、この2サイズがほぼ同じ割合を占めています。
では、実際にCカップとDカップでは何が違うのでしょうか。
カップサイズを決めるのはトップとアンダーの差一般的な日本のブラジャーサイズでは、トップバストとアンダーバストの差が約15cmならCカップ、約17.5cmならDカップが目安です。
つまり、同じアンダーバストで比較した場合、DカップはCカップよりトップとアンダーの差が約2.5cm大きいサイズです。
例えば、アンダーバスト70cmの場合は次のようになります。
- C70:トップバスト約85cm
- D70:トップバスト約87.5cm
このように、同じアンダーサイズであれば、CカップとDカップの違いはトップとアンダーの差によって判断できます。
同じCカップでも見た目が違う理由意外と知られていないのが、カップのアルファベットだけではバストの絶対的な大きさは決まらないという点です。
例えば、C65とC80では、どちらもCカップですが、アンダーバストが異なるためブラジャーのカップ容積も異なります。
つまり、カップ数だけを比較して、どちらのバストが大きいかを単純に判断することはできません。
骨格、胸の形、左右差、脂肪のつき方、バストの位置なども見た目に影響します。同じDカップでも、着用したときのシルエットが違って見えるのはそのためです。
カップ数よりフィット感が大切ブラジャー選びでは、カップのアルファベットだけでなく、アンダーサイズやワイヤーの位置、カップの形状も確認する必要があります。
カップが小さすぎると胸がカップからはみ出したり、ワイヤーがバストに乗ったりします。反対に大きすぎると、カップ上部に隙間ができたり、動いたときにずれたりします。
自分に合ったサイズを知るためには、採寸だけでなく実際に試着してフィット感を確認することが大切です。
【サイズ計算方法】正しいバストサイズの測り方とブラジャーサイズ表
自分のカップサイズを知るために必要なのは、トップバストとアンダーバストの2つの数値です。特別な機器は必要なく、柔らかいメジャーと鏡があれば自宅でも目安を確認できます。
トップバストの測り方トップバストは、胸の最も高い位置を一周した長さです。
- 体に合っているブラジャーを着用する。
- メジャーを胸の最も高い位置に当てる。
- 背中側も含めて床と水平になるようにする。
- 締めつけすぎず、自然な状態で測る。
メジャーが背中側で斜めになっていると正しい数値が出にくくなるため、鏡で水平を確認しましょう。
アンダーバストの測り方アンダーバストは、胸のふくらみのすぐ下を一周した長さです。
- バストの付け根にメジャーを当てる。
- 胸の下を通して背中まで水平に一周させる。
- トップバストより少ししっかりとフィットさせる。
- 息を自然に吐いた状態で数値を確認する。
アンダーバストはブラジャーの土台となる部分です。強く締めすぎず、体に沿わせて測ることがポイントです。
カップ数の計算方法基本となる計算式は次のとおりです。
カップサイズの計算式
トップバスト − アンダーバスト = 差(cm)
例えば、トップバスト85cm、アンダーバスト70cmの場合は次の計算になります。
85cm − 70cm = 15cm
差が約15cmなので、目安はCカップです。アンダーバスト70cmと組み合わせると、ブラジャーサイズはC70になります。
ブラジャーのカップサイズ早見表一般的なサイズの目安は次のとおりです。
- AAカップ:約7.5cm
- Aカップ:約10cm
- Bカップ:約12.5cm
- Cカップ:約15cm
- Dカップ:約17.5cm
- Eカップ:約20cm
- Fカップ:約22.5cm
- Gカップ:約25cm
- Hカップ:約27.5cm
実際の製品では、メーカーや商品ごとにサイズ展開やフィッティングが異なります。境界の数値に当たる場合も含め、最終的には各メーカーのサイズ表と試着で確認してください。
【誤解を検証】日本人女性の胸は本当に大きくなっている?
トリンプの2018年データをきっかけに、「昔より日本人女性の胸が大きくなった」という説明が広まりました。しかし、この見方にはいくつかの注意点があります。
ブラジャーの販売割合は体型調査ではない最も重要なのは、ブラジャーの販売割合と女性の実際の体型分布は別のデータだということです。
販売実績は、購入された商品のサイズ構成を示します。そのため、どのサイズの商品が売れたかはわかっても、日本人女性全体の何%がそのサイズなのかを直接示すものではありません。
例えば、特定のサイズの商品が充実しているブランドでは、そのサイズの販売割合が高くなる可能性があります。また、ブラトップやノンワイヤーブラなど、従来のカップ表記とは異なる商品を利用する人が増えれば、通常のブラジャーの販売構成にも影響します。
自己申告アンケートにも限界がある2018年の1,855人アンケートも、回答者本人が現在のカップサイズを申告する形式でした。
ブラジャーはサイズを測定する機会が少なく、以前購入したサイズを長く使い続ける人もいます。そのため、申告されたサイズと現在の身体に合うサイズが一致しているとは限りません。
トリンプの公式調査紹介ページでは、ブラジャー購入時に必ず試着する人が20%という結果や、87%の人がフィットに関する悩みを抱えているという調査結果も紹介されています。
こうした事情を考えると、自己申告のカップ数だけで日本人女性の身体的特徴を断定するのは難しいといえます。
平均カップ数を比較するときの判断基準平均カップ数に関する情報を読むときは、次の3点を確認すると数字の意味を理解しやすくなります。
- 調査対象:全国の女性なのか、特定ブランドの利用者なのか。
- 調査方法:実際に採寸したのか、販売データなのか、自己申告なのか。
- 調査時期:2018年のデータなのか、2026年に実施された調査なのか。
特に「2026年最新」というタイトルだけで、掲載されている数字も2026年の実測データだと判断しないことが重要です。
【プロの結論】日本人女性の平均カップ数を正しく理解するには
日本人女性の平均カップ数を一つの数字で表すのは簡単ではありません。公的な全国統計が確認できない以上、メーカーの販売データとアンケート結果を区別して理解する必要があります。
それでも、現在確認できる代表的な資料からは、CカップとDカップが主要なサイズ層であることが読み取れます。
トリンプの2018年販売実績ではCカップが26.9%、Dカップが26.3%。一方、1,855人の自己申告アンケートではCカップ27.1%、Bカップ27.0%でした。調査方法が違ってもCカップが上位に入っている点は興味深い結果です。
ただし、これらは日本人女性全体の平均値を確定させるものではありません。販売データは購入実績、アンケートは回答者の自己申告という、それぞれ異なる性質を持っています。
また、ブラジャーのカップ数は身体の価値や美しさを決める指標ではありません。AカップでもHカップでも、サイズが自分の体に合っていて快適に過ごせることが大切です。
平均と比較して自分のサイズを評価するよりも、定期的に採寸し、現在の体型に合うブラジャーを選ぶことが、実生活では役立つ判断基準になります。
【日本人女性の平均カップ数】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:日本人女性の平均カップ数は何カップですか?
A1:公的な全国平均は公表されていません。トリンプの2018年ブラジャー販売実績ではCカップが26.9%で最多、Dカップが26.3%で続いています。
Q2:日本人女性はCカップとDカップのどちらが多いですか?
A2:トリンプの2018年販売データではCカップが26.9%、Dカップが26.3%で、Cカップがわずかに上回っています。
Q3:Dカップは日本人女性の平均より大きいですか?
A3:販売実績ではDカップも主要なサイズ層です。ただし、公的な全国平均がないため、Dカップを平均より大きいと一律に判断することはできません。
Q4:CカップとDカップの違いは何cmですか?
A4:一般的なサイズ基準では、Cカップはトップとアンダーの差が約15cm、Dカップは約17.5cmです。同じアンダーサイズなら約2.5cmの差があります。
Q5:ブラジャーのカップ数は自分で計算できますか?
A5:できます。トップバストからアンダーバストを引き、その差をカップサイズの目安表に当てはめます。例えば85cmと70cmなら差は15cmで、Cカップが目安です。
Q6:2026年の日本人女性の平均カップ数は発表されていますか?
A6:2026年の日本人女性全体を対象とした公的なカップ数の全国平均は確認できません。2026年更新のメーカー記事に掲載された2018年の販売データなど、調査時期を区別して読む必要があります。
日本人女性の平均カップ数について、2026年時点で参考になる代表的なデータは、トリンプの2018年ブラジャー販売実績と1,855人の公開アンケートです。
販売実績ではCカップが26.9%、Dカップが26.3%。自己申告アンケートではCカップ27.1%、Bカップ27.0%という結果でした。
一方、年代別の分布には違いがあり、2018年の調査では25〜29歳でDカップ以上の割合が高く、55歳以上ではA・Bカップが過半数を占めました。
ただし、これらは全国の女性を統一条件で実測した公的統計ではありません。数字を比較するときは、販売実績と自己申告調査を区別が必要です。
自分のサイズを知りたい場合は、トップバストとアンダーバストを正しく測り、定期的にフィッティングを確認することが確実な方法です。平均カップ数にとらわれず、自分の体型に合ったサイズと快適な着け心地を大切にしましょう。
主な根拠資料: トリンプ・インターナショナル・ジャパンの2019年8月1日付プレスリリース、同社公式サイズガイド、厚生労働省「国民健康・栄養調査」、2018年アンケート結果の報道資料です。