映画『えんとつ町のプペル』の声優は誰なのか。2026年11月現在、注目を集めているのが、2026年3月27日に公開された続編『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』のキャスト陣だ。前作でプペルを演じた窪田正孝は続投する一方、ルビッチ役は芦田愛菜から永瀬ゆずなへ交代。さらにMEGUMI、小芝風花、吉原光夫ら新たな出演者が加わった。
今回の声優交代には、単なるキャスト変更ではない制作側の意図がある。西野亮廣が説明した選考の経緯や、前作から続投する藤森慎吾・伊藤沙莉の役柄、新キャラクターの担当声優まで、2020年公開の第1作と2026年の続編を比較しながら整理する。なお、最新作は公開後も海外映画祭で評価され、2026年10月30日には富川国際アニメーション映画祭で審査員特別賞を受賞したことが公式発表されている。
【2026年最新】『約束の時計台』の声優一覧と担当キャラクター
2026年3月27日公開の『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』では、主人公ルビッチを永瀬ゆずなが担当。前作からの重要なキャストを残しながら、新しい世界を彩る出演者が加わった。
公式発表と映画情報各社のキャストデータをもとに、主要な出演者と担当キャラクターをまとめた。
2026年版・声優キャスト一覧
- 永瀬ゆずな:ルビッチ
- 窪田正孝:プペル
- MEGUMI:モフ
- 小芝風花:ナギ
- 吉原光夫:ガス
- 土屋アンナ:ホーラ
- 山寺宏一:コメット/ウィニー
- 藤森慎吾:スコップ
- 伊藤沙莉:アントニオ
- 東野幸治:大耳
- 長谷川雅紀(錦鯉):大ナメクジ/ドン
- 渡辺隆(錦鯉):港番
- 森久保祥太郎:マル
- 梶原雄太:ヒモサック
このうち、モフ、ナギ、ガス、ホーラは続編の物語を動かす重要な新キャラクターだ。山寺宏一や東野幸治、錦鯉、森久保祥太郎らも加わり、声の出演者の顔ぶれはさらに広がった。梶原雄太のヒモサック役についても、2026年3月の東京ガールズコレクション関連イベントで出演が紹介されている。
公式の2025年12月19日付キャスト発表では、MEGUMI、小芝風花、吉原光夫、土屋アンナらの役柄と、藤森慎吾・伊藤沙莉の続投が明らかになった。キャラクターと担当者の対応は、シネマトゥデイなどの作品情報でも確認できる。
新キャラクターを演じる4人に注目MEGUMI(モフ役)
異世界ネコ・モフ
モフは、ルビッチが新たな冒険で出会う異世界のネコ。主人公の相棒として行動をともにする存在だ。俳優・タレントとしてだけでなく、映像プロデューサーとしても活動するMEGUMIが声を担当する。
映画.comのインタビューでは、西野亮廣がMEGUMIのツッコミやアドリブを評価。モフのコミカルな魅力を引き出す収録エピソードも紹介されている。
小芝風花(ナギ役)
人に化けた植物
ナギは、美しい歌声を持つ人に化けた植物。物語の鍵を握る存在で、ガスとの関係も重要な見どころとなる。小芝風花はドラマや映画、NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』などでも知られる俳優だ。
吉原光夫(ガス役)
100年間約束を信じて待つ時計師
ガスは、100年間にわたって約束を信じ続けている時計師。ルビッチが出会う人物の中でも、作品の中心テーマである「信じて待つこと」を象徴するキャラクターだ。
吉原光夫は劇団四季でキャリアをスタートし、舞台やミュージカルで活躍。NHK連続テレビ小説『エール』にも出演した。ミュージカル版『えんとつ町のプペル』では2021年版に出演し、2025年版では演出も担当しており、作品との関わりが深い。
土屋アンナ(ホーラ役)
千年砦を司る女王ネズミ
ホーラは、物語の舞台となる千年砦を司る女王ネズミ。ルビッチに止まった大時計を修理する役割を与えるキーパーソンだ。歌手、俳優、タレントとして幅広く活動する土屋アンナが担当する。
この4人の起用によって、続編は前作の人間関係を引き継ぎながらも、新しい世界観とキャラクターを中心に展開する作品となっている。
【2020年公開】前作『えんとつ町のプペル』の声優一覧
2020年12月25日に公開された第1作『映画 えんとつ町のプペル』は、西野亮廣の絵本を原作とする劇場アニメーションだ。
煙に覆われた町で、誰も信じようとしない星空の存在を信じ続ける少年ルビッチと、ゴミから生まれたゴミ人間プペルの友情を描いた。
前作の主要キャストは次の12人。俳優、声優、お笑い芸人など、さまざまな分野で活躍する出演者が集結した。
2020年版・声優キャスト一覧
- 窪田正孝:プペル
- 芦田愛菜:ルビッチ
- 立川志の輔:ブルーノ
- 小池栄子:ローラ
- 藤森慎吾:スコップ
- 野間口徹:レター15世
- 伊藤沙莉:アントニオ
- 宮根誠司:トシアキ
- 大平祥生(JO1):デニス
- 飯尾和樹(ずん):スーさん
- 山内圭哉:アイパッチ
- 國村隼:ダン
前作の中心となったのは、窪田正孝と芦田愛菜のコンビだ。窪田はゴミ人間プペルの純粋さや成長を表現し、芦田は夢を信じ続ける少年ルビッチの繊細な心情を演じた。
2020年10月19日の公式キャスト発表では、窪田と芦田の起用が明らかになった。芦田は当時、映画『星の子』などでも存在感を示しており、子どもの役を演じるにあたっての表現力が注目された。
前作のキャストと担当キャラクターは、公式発表およびフジテレビの2026年3月の放送情報でも確認できる。
【徹底比較】前作と続編の声優はどう変わった?続投・交代・新加入を整理
2作品を比較すると、最も大きな変更は主人公ルビッチの担当声優だ。一方、物語のもう一人の中心人物であるプペルは窪田正孝が続投し、スコップとアントニオも同じ出演者が演じている。
キャストの変化を役柄ごとに整理すると、次のようになる。
この比較から分かるのは、続編が主要人物を全面的に入れ替えた作品ではないという点だ。プペル役の窪田、スコップ役の藤森、アントニオ役の伊藤が残ることで、シリーズとしての連続性を維持している。
一方、モフやナギ、ガスといった新しい登場人物によって、物語の舞台と人間関係は大きく広がった。つまり、続編では旧作のファンが親しんだ声と、新しい冒険を担う声の両方が必要だったと考えられる。
また、西野亮廣、廣田裕介、STUDIO4℃という制作の中心部分が継続していることも重要だ。キャラクターの声は変わっても、作品を作る基本的な体制は引き継がれている。
【交代の理由を検証】芦田愛菜から永瀬ゆずなになった背景
「なぜ芦田愛菜はルビッチ役を続投しなかったのか」という疑問については、2025年8月21日の制作報告・声優発表会見と、西野亮廣の説明が重要な手がかりになる。
交代の理由は、芦田愛菜とのトラブルや不仲ではない。西野は2025年8月21日の公式配信で、前作と続編では芦田の年齢や役柄を取り巻く状況が変わったことを説明している。
1.ルビッチには子どもならではの表現力が必要だった前作が公開された2020年、芦田愛菜は15歳だった。その後、成長して大人の俳優として活動するようになった芦田に対し、続編では実際の子どもが持つ表現力を重視したという。
スポニチアネックスの報道によると、西野は子どもの冒険を描く物語であることを踏まえ、次のように説明した。
「子供の頃にしか出せない求心力ってやっぱりあるんですよ」
つまり、今回の交代は前作の演技への評価を下げた結果ではなく、続編で描くルビッチ像に合わせたキャスティングの判断だった。
西野は芦田との間に問題があったわけではないことも明言している。したがって、「芦田愛菜が降板した」「制作側と対立した」といった解釈は、公開されている説明とは一致しない。
2.永瀬ゆずなはオーディションで満場一致の評価を得た新しいルビッチ役に選ばれた永瀬ゆずなは、今回が声優初挑戦だった。
2025年8月22日に公開された公式会見レポートによると、永瀬はオーディションに参加した際の第一声を聞いたスタッフから高い評価を受けた。西野は、声を聞いた瞬間にルビッチのイメージと重なったと振り返っている。
加えて、瞬発力や対応力、子どもらしい無邪気さを表現する力も評価され、スタッフの満場一致で起用が決定したという。
この選考過程は、単に年齢が若い出演者を探したという話ではない。キャラクターの性格や感情の動きに合う声を見つけるためのオーディションだった。
3.窪田正孝との共演が新しいルビッチ像を支えた続編では、プペル役の窪田正孝が引き続き出演する。永瀬にとっては声優初挑戦ということもあり、収録時には窪田が演技の感情の流れを事前にすり合わせたと公式発表で紹介されている。
窪田自身も、約5年ぶりにプペルを演じることについて、新しいルビッチとプペルのキャラクターが収録を通じて明確になり、2人の絆が深まったと振り返っている。
映画.comの2026年3月24日掲載インタビューでも、永瀬と西野が収録について語っている。永瀬の収録は3日間で、窪田とは一緒に収録した一方、その他の出演者とは基本的に別々だったという。
こうした制作エピソードを見ると、声優交代はシリーズの雰囲気を壊すための変更ではなく、新しいルビッチを中心に関係性を再構築するための選択だったことが分かる。
【作品の背景】西野亮廣・STUDIO4℃が続編で描く新しい物語
声優陣だけでなく、作品の制作体制にも注目したい。『約束の時計台』は、前作の世界観を引き継ぎながら、2019年に発売された絵本『チックタック ~約束の時計台~』を原案として新たな物語を構築している。
西野亮廣が原作・脚本・製作総指揮を担当西野亮廣は、前作に続いて製作総指揮、原作、脚本を担当。監督も廣田裕介が続投した。
続編の舞台は、あらゆる時間が集まる異世界「千年砦」。前作で大切な友人プペルを失ったルビッチは、再会を信じ続けることを諦めかけたとき、この世界へ迷い込む。
そこには、壊れていないにもかかわらず11時59分で止まった時計台があった。元の世界へ戻るため、ルビッチは時計台を動かすという役割を与えられる。そしてモフとともに冒険する中で、100年間約束を信じ続けるガスや、人に化けた植物ナギと出会う。
物語の中心にあるのは「信じて待つこと」。西野は制作報告会見で、相方の梶原雄太を待った自身の経験が作品のテーマにつながっていることを明かしている。
STUDIO4℃が映像制作を継続アニメーション制作は、前作と同じSTUDIO4℃が担当する。
STUDIO4℃は、独自性のある映像表現で知られるアニメーション制作会社。前作ではフル3DCGによるキャラクター表現にも挑戦した。
2025年8月の制作報告会見では、プロデューサーの田中栄子が、続編では登場キャラクターの多さや10か所以上の新たな冒険の舞台が制作上の課題になったことを紹介している。
同じ制作会社と監督が続投することで、シリーズとしての映像表現を保ちながら、新しいキャラクターや舞台に挑戦する体制が整えられた。
2026年の最新動向:海外映画祭でも評価続編は2026年3月27日に劇場公開され、その後も映画祭での展開が続いている。
2026年10月30日には、公式ニュースで富川国際アニメーション映画祭(BIAF)の審査員特別賞(Jury Special Mention)受賞が発表された。加えて、アヌシー国際アニメーション映画祭での特別上映や、第76回ベルリン国際映画祭のジェネレーション部門への正式出品も作品の主な海外展開として挙げられる。
2026年の声優情報を調べる場合は、公開前のキャスト予想と、公開後に確定した出演者情報を区別することが大切だ。特にルビッチ役については、2025年8月の発表で交代が確定しており、2026年11月時点では永瀬ゆずなが担当する最新作がすでに公開されている。
【よくある質問】えんとつ町のプペルの声優に関するFAQ
Q1:2026年のルビッチ役の声優は誰ですか?
A1:2026年公開の『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』では、永瀬ゆずなが担当しています。前作の2020年版では芦田愛菜が演じていました。
Q2:プペルの声優は窪田正孝で変わっていませんか?
A2:変わっていません。2020年公開の前作と2026年公開の続編の両方で、窪田正孝がプペル役を担当しています。
Q3:芦田愛菜がルビッチ役を降板した理由は何ですか?
A3:西野亮廣の説明によると、続編では子どもの冒険を描くため、子どもならではの表現力を重視したことが理由です。芦田との不仲や制作上のトラブルが理由ではないと説明されています。
Q4:MEGUMIは何役で出演していますか?
A4:新キャラクターの異世界ネコ・モフ役です。ルビッチの相棒として冒険をともにします。
Q5:小芝風花と吉原光夫は何役ですか?
A5:小芝風花は人に化けた植物のナギ役、吉原光夫は100年間約束を信じて待ち続ける時計師ガス役です。
Q6:藤森慎吾と伊藤沙莉は続編にも出演していますか?
A6:出演しています。藤森慎吾はスコップ役、伊藤沙莉はアントニオ役を続投しています。
Q7:『約束の時計台』の公開日はいつですか?
A7:2026年3月27日(金)です。西野亮廣が製作総指揮・原作・脚本を担当し、廣田裕介が監督、STUDIO4℃がアニメーション制作を担当しています。
2026年版『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』では、プペル役の窪田正孝が続投し、ルビッチ役は芦田愛菜から永瀬ゆずなへ交代した。
この変更の背景には、子どもの冒険を描く物語にふさわしい声を求めた西野亮廣ら制作陣の意図がある。永瀬はオーディションでスタッフの満場一致の評価を受け、声優初挑戦ながら主人公の役を引き継いだ。
また、MEGUMI、小芝風花、吉原光夫、土屋アンナ、山寺宏一らの参加によって、新しいキャラクターと世界観も充実。藤森慎吾と伊藤沙莉の続投も、シリーズの連続性を支えている。
声優情報を確認するときの判断基準は、前作と続編を混同しないこと、そしてキャラクター名と担当者をセットで確認することだ。特にルビッチ役は作品ごとに担当者が異なるため注意したい。
前作の魅力を引き継ぎながら、新しい声と演技で描かれるルビッチの冒険。2026年のプペルシリーズを理解するうえでは、キャストの交代だけでなく、その背景にある物語と制作陣の意図にも目を向けたい。