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【結論】2026年WBCの放送予定はNetflix独占!地上波・BS・CSはどうなった?

星野 匠 星野 匠 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
目次

2026年大会の日本国内における本戦の放送・配信体制は、従来のテレビ中継とは明確に異なっていた。

Netflixが大会主催組織のWORLD BASEBALL CLASSIC INC.(WBCI)と独占メディアライツ契約を締結し、全20か国が参加する全47試合をライブおよびオンデマンドで配信したためだ。

この契約は2025年8月25日に発表された。MLBの公式発表によると、WBCIはMLBが所有し、MLB選手会と共同で大会を運営する組織。つまり、Netflixは大会の権利保有側と直接提携したことになる。

また、Netflixにとって2026年WBCは、日本国内で初めて実施するライブ配信イベントでもあった。これまでの映画・ドラマ中心のサービスから、世界規模のスポーツ中継へと事業領域を広げる象徴的な契約だった。

地上波・BS・CSで本戦を見られなかった理由

本戦の映像を独占配信する権利がNetflixに付与されたため、日本のテレビ局が通常の試合中継を行うことはできなかった。

日本テレビは中継制作業務を担当したものの、地上波での試合中継や録画放送は実施しないと説明している。BS・CSについても本戦の試合中継は予定されなかった。

ここで注意したいのは、テレビ局がWBCから完全に離れたわけではないことだ。日本テレビはNetflix向けの映像制作と大会プロモーションを担当し、テレビ朝日やTBSも大会直前の強化試合を中継していた。

したがって、テレビでWBC関連の番組を見かけても、それが本戦の生中継とは限らない。番組の内容を確認する必要がある。

【日本戦の日程】東京ドームで開催された侍ジャパンの試合と結果

wbc放送予定ネットフリックス

2026年大会の東京プールは、3月5日から10日まで東京ドームで開催された。日本はチャイニーズ・タイペイ、韓国、オーストラリア、チェコと同じプールCに入り、1次ラウンドで4試合を戦った。

日本戦はすべて日本時間19時開始。大会公式サイトに掲載された試合日程と結果は以下の通りだ。


侍ジャパン・1次ラウンド


3月6日(金)19:00

日本 13-0 チャイニーズ・タイペイ

日本勝利


3月7日(土)19:00

日本 8-6 韓国

日本勝利


3月8日(日)19:00

日本 4-3 オーストラリア

日本勝利


3月10日(火)19:00

日本 9-0 チェコ

日本勝利

準々決勝

3月15日(日)10:00

日本 5-8 ベネズエラ

日本敗退
会場:ローンデポ・パーク(米国・マイアミ)

出典:2026 WORLD BASEBALL CLASSIC公式試合結果。スコアは日本側の得点を先に表記。

日本は東京プールを4戦全勝で突破したものの、準々決勝でベネズエラに敗れ、大会連覇には届かなかった。

2026年3月18日の決勝ではベネズエラがアメリカを3-2で破り、初優勝を達成。日本代表が敗退した後も、大会自体は最後までNetflixで配信された。

日本戦の配信開始時刻は試合開始時刻と違う?

Netflixでは、試合開始時刻より前に配信がスタートする試合が設定されていた。

例えば、3月6日の日本対チャイニーズ・タイペイ戦は18時から配信開始、試合開始は19時だった。3月7日も18時から配信が始まっている。

試合前の情報やスタジオ解説を楽しむには、試合開始時刻だけでなく配信開始時刻も確認する必要があった。

【放送権の関係】MLB・Netflix・日本テレビの役割を整理

今回のWBCを理解するうえで押さえたいのが、放映権を持つ組織と、映像を制作するテレビ局の役割の違いだ。

日本テレビが中継制作を担当したというニュースだけを見ると、地上波でも試合が見られると誤解しやすい。しかし、制作業務の受託と放送権の取得は別の契約である。

主体 役割・関係 視聴者への影響 MLB WBCIを所有する組織 大会の権利・運営の基盤を担う WBCI MLB選手会と共同で大会を運営 Netflixとの独占メディアライツ契約を締結 Netflix 日本国内の独占配信パートナー 全47試合のライブ・オンデマンド配信 日本テレビ 15試合の中継制作とプロモーション 地上波で関連特番を放送。本戦中継はなし ニッポン放送 日本戦などのラジオ実況中継 映像なしで試合の実況を聴ける 地上波・BS・CS各局 本戦の独占映像配信権を持たない 本戦の通常の試合中継はなし

出典:Netflix、MLB、日本テレビ、ニッポン放送の各公式発表。

日本テレビが担当した15試合の中継制作とは?

日本テレビは2026年1月29日、Netflixが独占配信するWBCの中継制作を受託したと発表した。

担当範囲は合計15試合。内訳は次の通りだった。

- 東京プールの1次ラウンド:日本戦4試合を含む計10試合の国際映像制作
- 準々決勝・準決勝・決勝:計5試合の日本向けユニ映像制作

これは日本テレビが長年培ってきた野球中継の技術を、Netflixの独占配信に活用する仕組みだ。

日本テレビが制作した映像がNetflixで配信されても、地上波の視聴者が同じ試合を無料で見られるわけではない。この区別が、2026年大会の放送体制を理解する最大のポイントとなる。

【日本テレビの関連特番】地上波で見られたWBC番組と強化試合

本戦の中継がNetflix独占となる一方、日本テレビは地上波で9枠の関連番組を編成した。

単に大会の告知をするだけではなく、侍ジャパンの試合結果を振り返る生放送や、歴代の名場面、選手の舞台裏などを取り上げる構成だった。

日本テレビのWBC関連特番スケジュール

2026年2月20日に発表された主な放送スケジュールは以下の通り。すべて日本時間で、放送は終了している。

- 3月5日(木)19:00~21:00
- 『ワールドベースボールクラシック開幕特番 世界一受けたい授業』
- 3月7日(土)8:25~9:25
- 『ワールドベースボールクラシック詳報!侍ジャパンvsチャイニーズ・タイペイ』
- 3月8日(日)9:25~10:25
- 『ワールドベースボールクラシック詳報!侍ジャパンvs韓国』
- 3月9日(月)22:00~23:00
- 『ワールドベースボールクラシック詳報!侍ジャパンvsオーストラリア』
- 3月11日(水)19:00~21:00
- 『ワールドベースボールクラシック詳報!侍ジャパンvsチェコ』
- 3月13日(金)19:00~20:54
- 『人生が変わる1分間の深イイ話 ワールドベースボールクラシック特別編』
- 3月15日(日)18:00~18:55
- 『ワールドベースボールクラシック詳報!準々決勝』
- 3月16日(月)または17日(火)22:00~23:00
- 『ワールドベースボールクラシック詳報!準決勝』
- 3月18日(水)19:00~20:00
- 『ワールドベースボールクラシック詳報!決勝』

これらの番組には二宮和也、渡辺謙らが出演。『ZIP!』『news zero』『Going!Sports&News』などでもWBC関連の特別コーナーが展開された。

また、地上波での放送後にNetflixでも関連番組が配信される仕組みが用意されていた。テレビで試合を見られなくても、試合の経過や選手の活躍を知る機会は複数存在した。

WBC強化試合は地上波で見られた?

ここは本戦と混同しやすい部分だ。

2026年の強化試合や侍ジャパンシリーズは、本戦の独占配信契約とは別の放送体制だった。テレビ朝日系列やTBS系列が試合を生中継している。

代表的な放送日程は次の通り。

2月の侍ジャパンシリーズ

- 2月22日(日)対ソフトバンク:テレビ朝日系列、12:55~
- 2月23日(月・祝)対ソフトバンク:TBS系列、13:55~。16:30からBS-TBSでリレー放送
- 2月27日(金)対中日:TBS系列、18:45~
- 2月28日(土)対中日:テレビ朝日系列、18:56~

3月のWBC直前強化試合

- 3月2日(月)対オリックス:TBS系列、18:45~
- 3月3日(火)対阪神:テレビ朝日系列、18:30~(一部地域を除く)

これらはWBC本戦ではなく、代表チームの調整や実戦経験を目的とした試合だ。

つまり、テレビ朝日やTBSで侍ジャパンの試合を見られたからといって、本戦も同じチャンネルで中継されるとは限らなかった。

【Netflix料金プラン】WBCを見るにはいくら必要?テレビで見る方法も解説

2026年大会では、Netflixの全プランがWBC配信の対象となった。

プレミアムプランだけが対象というわけではなく、最も安い広告つきスタンダードでも視聴できた。料金を抑えたい人は、必ずしも高額プランを選ぶ必要はない。

Netflixの月額料金比較



広告つきスタンダード

890円


/月(税込)

フルHD(1080p)、広告あり。最も安価な選択肢。


スタンダード

1,590円


/月(税込)

フルHD(1080p)、通常作品は広告なし。


プレミアム

2,290円


/月(税込)

4K+HDR対応作品を楽しめる上位プラン。

2026年11月時点のNetflix公式料金。ライブ配信には全プランで広告が入る場合がある。

注意したいのは、広告なしのスタンダードやプレミアムを選んでも、WBCのライブ配信自体は広告入りだったことだ。通常の映画やドラマとスポーツライブ配信では広告の扱いが異なっていた。

また、WBCのライブ映像はフルHD画質で配信されたため、プレミアムプランを契約したからといってWBCの試合映像が4Kになるわけではなかった。

WBCをテレビの大画面で見る方法

Netflixはテレビ専用の放送チャンネルではないが、対応するテレビや接続機器を利用すれば、従来の野球中継と同じように大画面で観戦できる。

主な視聴方法は次の3つ。

1. スマートテレビ
- テレビにNetflixアプリが搭載されていれば、アプリを起動してログインするだけで視聴できる。
2. ストリーミングデバイス
- Amazon Fire TV Stick、Apple TVなどの対応機器をHDMI端子に接続して利用する。
3. パソコン
- 対応ブラウザからNetflixにログインし、パソコンの画面で再生する。

テレビが古くNetflixアプリに対応していない場合でも、対応するストリーミング機器を接続すれば視聴環境を整えられる。

ただし、広告つきプランではスマートフォンからテレビへのキャストに制限がある。スマートテレビに直接アプリを入れる方法や、対応するストリーミング機器を使う方法が確実だ。

Netflix公式ヘルプでも、スマートテレビ、ストリーミングスティック、CATVチューナー、ブルーレイプレーヤー、ゲーム機などが対応機器として案内されている。

【見逃し配信・ラジオ中継】リアルタイムで見られなかった場合の選択肢

WBCは試合時間が長く、仕事や学校の都合でリアルタイム視聴が難しい人も多い。特にアメリカ開催の準々決勝以降は、日本時間の早朝から午前中に試合が行われた。

そのため、ライブ配信だけでなく、見逃し配信とラジオ中継も重要な視聴手段となった。

Netflixの見逃し配信は全47試合が対象

Netflixはライブ配信だけでなく、試合終了後のオンデマンド配信にも対応していた。

大会期間中の基本的な視聴手順は以下の通り。

1. Netflixアプリを起動してログインする。
2. 検索欄で「ワールドベースボールクラシック」と入力する。
3. WBCの特集ページを開く。
4. 「見逃し配信」から視聴したい試合を選ぶ。
5. 再生ボタンを押して視聴する。

特集ページでは試合本編のほか、全試合のハイライト、侍ジャパンのベストプレー集、野球関連ドキュメンタリーなどもまとめて案内された。

Netflixは2026年4月20日の公式発表でも、全47試合をアーカイブとして独占配信中と案内している。したがって、大会終了と同時に全試合が視聴できなくなったわけではない。

2026年11月時点で過去の試合を探す場合は、Netflix内の作品ページで個別タイトルの配信状況を確認するのが確実だ。アーカイブの配信期間は、通常のライブ配信期間とは別に考える必要がある。

WBCの日本語ラジオ中継はあった?

実は、テレビ中継がなくても日本語の実況を聴く方法は用意されていた。

ニッポン放送が『2026 ワールドベースボールクラシック 実況中継』を編成し、日本代表の試合を生中継した。

1次ラウンドの放送開始時刻は以下の通り。

- 3月6日:日本対チャイニーズ・タイペイ、18:30~
- 3月7日:日本対韓国、18:00~
- 3月8日:日本対オーストラリア、19:00~
- 3月10日:日本対チェコ、18:30~

日本が勝ち進んだ場合に備え、準々決勝、準決勝、決勝も中継対象として予定されていた。実際には3月15日の準々決勝で日本が敗退したため、日本代表の中継は同試合までとなった。

ニッポン放送をキー局として、STVラジオ、東海ラジオ、MBSラジオ、九州朝日放送など全国のネットワーク局にも中継が配信された。放送局数は試合ごとに異なり、最大30局のネットワークが組まれた。

なお、MLBが案内していた全47試合の無料英語ラジオ配信も、日本語の実況中継とは別に用意されていた。

【Netflix独占配信の理由】WBCの放映権料とスポーツ配信市場の変化

なぜ、これほど人気の高いWBCが地上波ではなくNetflix独占になったのか。

背景の一つとして報道されたのが、国際スポーツ大会の放映権料の上昇だ。

放映権料は前回大会から大幅に上昇したとの報道

2026年3月5日付の日刊スポーツは、球界関係者の話として、WBCの放映権料が前回大会の約30億円から今回約150億円へ上昇したと報じた。

これは公式に公表された契約金額ではなく、関係者証言に基づく報道数字だが、放映権を取り巻く経済環境の変化を示す材料となっている。

同報道によると、前回大会ではWBCIが日本ラウンド主催者の読売新聞社を通じて国内放送局に権利を付与していた。一方、2026年大会ではWBCIがNetflixに直接権利を与える形になった。

従来のように複数の放送局が権利を取得して中継する仕組みとは、契約構造そのものが異なっていた。

NetflixがWBCを独占するメリット

Netflix側にとって、WBCは単に野球の試合を配信するだけのイベントではなかった。

世界20の国・地域が参加する国際大会には、野球ファン以外にも新規加入を促す力がある。日本代表だけでなく、アメリカ、韓国、ドミニカ共和国、ベネズエラなどの強豪国にも注目が集まるため、スポーツを入口として映画やドラマにも視聴者を誘導できる。

Netflixの2026年3月25日付の公式発表では、日本対オーストラリア戦のライブ配信が、日本国内のNetflix単一タイトルとして過去最多の視聴を記録したと報告された。全47試合の配信は、同社にとっても大きな実績となった。

一方、視聴者側には新たな負担も生まれた。これまで地上波で無料視聴できた試合を見るために、動画配信サービスへの加入が必要になったからだ。

スポーツ配信の収益性と、国民的イベントへの無料アクセスをどう両立させるか。この問題は、2026年WBCが日本のスポーツ放送市場に残した大きな論点といえる。

【プロの結論】2026年WBCの視聴方法から考えるべきこと

2026年大会で明らかになったのは、スポーツ観戦の中心が必ずしもテレビ放送局だけにあるわけではなくなったということだ。

Netflixのような配信プラットフォームが大会の権利を取得すれば、テレビ局が制作を担いながらも、実際の視聴場所は配信サービスになる。

この仕組みには、好きな端末で試合を見られる、見逃し配信を利用できる、海外開催の試合も同じサービスで追えるといった利点がある。一方、月額料金、インターネット環境、配信終了後のアーカイブ利用など、従来のテレビとは異なる課題もある。

視聴方法を選ぶ際の判断基準は次の通りだ。

- 全試合を映像で楽しみたい人: Netflixの契約が必要。
- 料金を抑えたい人: 対象となる最安プランを選ぶ方法がある。
- テレビの大画面で観戦したい人: Netflix対応スマートテレビやストリーミング機器を利用する。
- 映像がなくても試合の流れを追いたい人: ラジオ中継が有力な選択肢。
- 無料の地上波中継だけを希望する人: 2026年大会の本戦を地上波で視聴することはできなかった。

特に重要なのは、強化試合と本戦、試合中継と関連特番、映像配信とラジオ実況を混同しないことだ。それぞれ別の権利や編成によって提供されている。

【WBC2026の放送予定とNetflix】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年WBCは地上波で一度も放送されなかった?

A1:本戦の試合中継は地上波で生放送・録画放送ともに実施されなかった。ただし、日本テレビでは開幕特番や試合結果を伝える関連番組が放送された。強化試合はテレビ朝日系列やTBS系列で中継された。

Q2:Netflixは一番安いプランでもWBCを視聴できた?

A2:できた。2026年大会では広告つきスタンダード、スタンダード、プレミアムの全プランが対象だった。WBCのライブ配信には全プランで広告が入る仕様だった。

Q3:Netflixを契約せずに日本戦を聴く方法はあった?

A3:あった。ニッポン放送とネットワーク各局が日本代表戦をラジオで生中継した。映像は見られないものの、日本語実況で試合を追うことができた。

2026年WBCの日本国内における本戦は、Netflixが全47試合を独占ライブ配信するという新しい体制で開催された。

地上波・BS・CSでは本戦の試合中継がなく、日本テレビはNetflix向けの中継制作と関連特番を担当。テレビ朝日とTBSは大会直前の強化試合を中継し、ニッポン放送は日本戦のラジオ実況を担当した。

大会は3月18日にベネズエラの初優勝で幕を閉じ、日本は準々決勝で敗退した。Netflixは大会後も全47試合のアーカイブ配信を案内している。

今回のWBCは、スポーツの放映権がテレビから配信プラットフォームへ移る流れを象徴する大会でもあった。今後の国際大会を観戦する際も、開催日程だけでなく、独占配信先、地上波の関連番組、ラジオ中継、アーカイブの配信期間まで確認することが、見逃しを防ぐ最も確実な方法となる。

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