両チームの先発メンバーは、スペインサッカー連盟(RFEF)とセルビアサッカー協会(FSS)の試合記録で確認できる。
スペイン代表の先発メンバー11人| ポジション | 選手名 |
|---|---|
| GK | ウナイ・シモン |
| DF | マルコス・ジョレンテ |
| DF | パウ・クバルシ |
| DF | アイメリク・ラポルテ |
| DF | マルク・ククレジャ |
| MF | ロドリ |
| MF | ペドリ |
| MF | ラミン・ヤマル |
| MF | フェルミン・ロペス |
| MF | アレックス・バエナ |
| FW | ミケル・オヤルサバル |
監督:ルイス・デ・ラ・フエンテ
スペインはウナイ・シモンをゴールマウスに配置し、最終ラインにはジョレンテ、クバルシ、ラポルテ、ククレジャを起用した。
中盤の軸はロドリとペドリ。前線には右サイドのラミン・ヤマル、中央のフェルミン・ロペス、左サイドのアレックス・バエナを並べ、最前線にオヤルサバルを置いた。
特に注目されたのは、ロドリとペドリの組み合わせだ。ボールを落ち着かせる能力と攻撃のテンポを変える能力を兼ね備えた2人が、スペインの試合運びを支えた。
また、ヤマルの突破力とフェルミンの前方への飛び出しは、セルビアの守備陣にとって大きな脅威になった。RFEFの試合レポートでも、先制点はヤマル、フェルミン、バエナ、オヤルサバルの連係から生まれたと説明されている。
セルビア代表の先発メンバー11人| ポジション | 選手名 |
|---|---|
| GK | ヴァニャ・ミリンコビッチ=サビッチ |
| DF | オグニェン・ミモビッチ |
| DF | ニコラ・ミレンコビッチ |
| DF | ストラヒニャ・パブロビッチ |
| DF | アレクサ・テルジッチ |
| MF | ネマニャ・グデリ |
| MF | アレクサンダル・スタンコビッチ |
| MF | ヴェリコ・ビルマンチェビッチ |
| MF | セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ |
| MF | フィリップ・コスティッチ |
| FW | アレクサンダル・ミトロビッチ |
監督:ヴェリコ・パウノビッチ
セルビアは、ゴールキーパーにヴァニャ・ミリンコビッチ=サビッチを起用。最終ラインにはミモビッチ、ミレンコビッチ、パブロビッチ、テルジッチを並べた。
中盤の守備的な役割を担ったのはグデリとスタンコビッチ。攻撃面ではビルマンチェビッチ、セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ、コスティッチがミトロビッチを支える構成だった。
ここで注意したいのが、ミリンコビッチ=サビッチという姓を持つ選手が2人いることだ。
- ヴァニャ・ミリンコビッチ=サビッチ: ゴールキーパー
- セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ: 中盤の攻撃的な選手
同じ姓でも役割はまったく異なる。試合のスタメン情報を調べる際は、ファーストネームまで確認すると混同を避けられる。
セルビア協会の公式試合レポートにも、この11人が先発として記録されている。
【戦術分析】両国の4-2-3-1フォーメーションはどう機能した?
今回の試合では、両チームとも試合データ上の基本布陣は4-2-3-1として掲載されている。
ただし、同じフォーメーションでも攻撃時と守備時の役割は異なる。
スペイン代表:4-2-3-1オヤルサバル
1トップ
バエナ
フェルミン
ヤマル
2列目
ロドリ
ペドリ
ダブルボランチ
ククレジャ
ラポルテ
クバルシ
ジョレンテ
4バック
ウナイ・シモン
GK
セルビア代表:4-2-3-1ミトロビッチ
1トップ
コスティッチ
セルゲイ
ビルマンチェビッチ
2列目
グデリ
スタンコビッチ
ダブルボランチ
テルジッチ
パブロビッチ
ミレンコビッチ
ミモビッチ
4バック
ヴァニャ・ミリンコビッチ=サビッチ
GK
試合の先発メンバーをもとにした配置図。実際の選手の立ち位置は試合状況によって変化する。
スペインは中盤の主導権を握る構成
ロドリとペドリの2人が中盤の底でボールを動かし、フェルミンが前方に進出することで攻撃に変化を加える。
ヤマルは右サイドから仕掛け、ジョレンテとの連係で相手の守備を横方向に動かす。反対側ではバエナが幅を取り、オヤルサバルが中央でフィニッシュを狙う。
この配置によって、スペインは中央とサイドの両方から攻撃できる状態を作った。
セルビアはミトロビッチを生かせなかったセルビアの攻撃の中心は、最前線のミトロビッチだった。
ミトロビッチは前線でボールを収め、味方の攻め上がりを待つ役割を期待された。しかし、スペインの中盤がボールを支配したことで、セルビアは継続的に攻撃を組み立てることが難しくなった。
特にグデリとスタンコビッチがスペインの前進を抑えられず、フェルミンの積極的な動きにも対応しきれなかった点は大きい。
試合後のスペイン紙エル・パイスの分析でも、セルビアは守備の組織を保とうとした一方、中盤でスペインの攻撃を止められなかったと評価されている。
【公式記録比較】両国の先発・得点・試合経過を一覧表で整理
ここまでの情報を、試合の基本データと主要な出来事に分けて整理する。
| 確認項目 | スペイン代表 | セルビア代表 |
|---|---|---|
| 監督 | ルイス・デ・ラ・フエンテ | ヴェリコ・パウノビッチ |
| 基本フォーメーション | 4-2-3-1 | 4-2-3-1 |
| GK | ウナイ・シモン | ヴァニャ・ミリンコビッチ=サビッチ |
| 攻撃の中心 | オヤルサバル | ミトロビッチ |
| 中盤の中心 | ロドリ、ペドリ | グデリ、セルゲイ |
| 得点 | オヤルサバル2、ムニョス1 | 0 |
| 最終スコア | 3 | 0 |
| 主な交代の目的 | 選手の入れ替えと攻撃の活性化 | 流れの改善と攻撃陣の刷新 |
試合の公式記録で重要なのは、先発11人だけではなく、交代選手と得点者の関係も確認することだ。
今回の試合では、途中出場したビクトル・ムニョスが72分に得点。交代による攻撃の変化が、そのままスコアに反映された。
なお、2点目の得点時刻については、RFEFの公式レポートが44分、セルビア協会の試合記事が43分と記載している。いずれも前半終了直前のオヤルサバルのゴールを指している。
【試合展開】オヤルサバルの2得点から3-0までの流れ
前半16分:オヤルサバルが先制点スペインの先制点は16分。
右サイドでボールを持ったラミン・ヤマルが前進し、フェルミン・ロペスにつなぐ。フェルミンがペナルティーエリア手前へパスを送り、バエナの動きも絡む中でオヤルサバルがシュートを放った。
左足から放たれたシュートはセルビアのGKヴァニャ・ミリンコビッチ=サビッチを破り、スペインが1-0とリードした。
このゴールで注目すべきなのは、単独突破ではなく複数選手の連係だったことだ。
ヤマルが右サイドで相手を引きつけ、フェルミンが中央へボールを運び、バエナの動きで守備陣の注意を分散させる。最後にオヤルサバルがフィニッシュを担当した。
前半44分:オヤルサバルが追加点前半終了間際、オヤルサバルが再びゴールを決めた。
今度はペナルティーエリア手前から左足でシュート。精度の高い一撃でゴールネットを揺らし、スペインは2-0で前半を終えた。
セルビアにとっては、守備の集中が求められる時間帯での失点だった。
前半だけで2点を失ったことにより、後半は攻撃に出る必要が生じた一方、スペインに追加点のチャンスを与えるリスクも抱えることになった。
後半63分:ビクトル・ムニョスが代表デビュー後半にはスペインが選手を入れ替えた。
63分、ラミン・ヤマルに代わってフェラン・トーレス、オヤルサバルに代わってビクトル・ムニョスが投入された。
ムニョスにとって、この試合はスペインA代表でのデビュー戦だった。
後半72分:ムニョスがデビュー戦で初ゴール投入から約9分後、ムニョスが結果を残す。
スペインの連係から前線にボールが送られ、フェラン・トーレスがヒールパスでムニョスにつないだ。
ムニョスは相手DFのプレッシャーを受けながらも、GKの動きを見てシュート。これが決まり、スコアは3-0となった。
代表デビュー戦での初ゴールという印象的な結果だった。RFEFもこの得点を大きく取り上げ、ムニョスの代表初出場と初得点を紹介している。
【交代選手一覧】スペイン代表・セルビア代表の采配を比較
先発メンバーと同じくらい重要なのが、後半の選手交代だ。
今回の試合では、スペインが前半終了時点から選手を変更。セルビアは60分に4人を同時投入し、攻撃の立て直しを図った。
スペイン代表の交代選手| 時間 | 交代で入った選手 | 交代で退いた選手 |
|---|---|---|
| 46分 | ダニ・オルモ | ペドリ |
| 46分 | パブロ・フォルナルス | フェルミン・ロペス |
| 63分 | フェラン・トーレス | ラミン・ヤマル |
| 63分 | ビクトル・ムニョス | オヤルサバル |
| 77分 | イェレミ・ピノ | アレックス・バエナ |
| 77分 | マルティン・スビメンディ | ロドリ |
| 83分 | クリスティアン・モスケラ | パウ・クバルシ |
スペインの交代で特に目立ったのは、攻撃陣の刷新だった。
前半に2得点を挙げたオヤルサバルを下げ、ムニョスを投入。ヤマルに代わってフェラン・トーレスも投入された。
この2人の交代が3点目に直結したことは、今回の采配を評価するうえで要点だ。
また、83分にはモスケラが投入され、A代表デビューを果たした。若い選手に国際試合の経験を積ませる意味もあった。
セルビア代表の交代選手| 時間 | 交代で入った選手 | 交代で退いた選手 |
|---|---|---|
| 60分 | サシャ・ルキッチ | ネマニャ・グデリ |
| 60分 | ラザル・サマルジッチ | ヴェリコ・ビルマンチェビッチ |
| 60分 | ミヤト・ガチノビッチ | フィリップ・コスティッチ |
| 60分 | ルカ・ヨビッチ | アレクサンダル・ミトロビッチ |
| 76分 | デヤン・ヨベリッチ | アレクサ・テルジッチ |
| 76分 | ステファン・ブキナツ | アレクサンダル・スタンコビッチ |
| 83分 | コスタ・ネデリコビッチ | オグニェン・ミモビッチ |
| 83分 | ストラヒニャ・エラコビッチ | ストラヒニャ・パブロビッチ |
セルビアのパウノビッチ監督は、60分に4人を一気に交代させた。
特に注目されたのは、ミトロビッチを下げてルカ・ヨビッチを投入したことだ。攻撃の中心を入れ替え、前線の活性化を狙った采配だった。
しかし、交代後もスペインの守備を崩すことはできなかった。
この試合では、交代選手の人数だけでなく、交代後にどれだけ試合の流れを変えられたかが両監督の采配を比較するポイントになる。
【プロの結論】スペインの3-0を生んだ3つのポイント
今回の試合を単純に個人能力の差だけで説明するのは十分ではない。得点までの過程と選手交代を振り返ると、3つのポイントが浮かび上がる。
1. ロドリとペドリが中盤の安定を作った
スペインは中盤でボールを動かし、攻撃を組み立てる時間を確保した。セルビアが守備から攻撃へ切り替える時間を十分に作れなかったことが、スペイン優位の展開につながった。
2. オヤルサバルが決定力を発揮した
前半の2得点によって、スペインは試合の主導権を握った。特に、1点目の連係と2点目のミドルシュートという異なる形で得点したことは、オヤルサバルの攻撃面での価値を示している。
3. 途中出場の選手が結果を残した
ビクトル・ムニョスは代表デビュー戦で得点を記録した。フェラン・トーレスのアシストも含め、交代選手が結果を出したことは、スペインの選手層の厚さを感じさせる材料となった。
特にワールドカップを見据えた親善試合では、先発選手の能力だけでなく、交代後にも攻撃の質を保てるかが重要になる。
今回のスペインは、その点で好結果を残した。
【スペイン代表対サッカーセルビア代表スタメン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年3月27日のスペイン対セルビアのスタメンは?
A1:スペインはウナイ・シモン、ロドリ、ペドリ、ラミン・ヤマル、フェルミン・ロペス、オヤルサバルらが先発。セルビアはヴァニャ・ミリンコビッチ=サビッチ、ミレンコビッチ、パブロビッチ、グデリ、セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ、ミトロビッチらが先発した。
Q2:スペイン代表とセルビア代表のフォーメーションは?
A2:試合データ上では、両チームとも基本フォーメーションは4-2-3-1。スペインはロドリとペドリを中盤の軸に置き、セルビアはグデリとスタンコビッチを中央に配置した。
Q3:スペイン対セルビアの試合結果と得点者は?
A3:スペインが3-0で勝利した。得点者はミケル・オヤルサバルが2得点、ビクトル・ムニョスが1得点。オヤルサバルは前半に2ゴールを決め、ムニョスは代表デビュー戦で追加点を挙げた。
Q4:セルビア代表のGKは誰だった?
A4:ヴァニャ・ミリンコビッチ=サビッチが先発GKを務めた。スペインに3失点したものの、終盤にはフェラン・トーレスやダニ・オルモのシュートを防ぐ場面もあった。
Q5:ラミン・ヤマルとペドリは先発した?
A5:2人とも先発した。ヤマルは右サイド、ペドリは中盤でプレー。ペドリはハーフタイムにダニ・オルモと交代し、ヤマルは63分にフェラン・トーレスと交代した。
Q6:スペイン代表の交代選手で得点したのは誰?
A6:ビクトル・ムニョス。63分にオヤルサバルと交代してピッチに入り、72分にフェラン・トーレスのアシストからゴールを決めた。
2026年3月27日の親善試合は、スペイン代表がセルビア代表を3-0で下した。
スペインの先発には、ウナイ・シモン、ロドリ、ペドリ、ラミン・ヤマル、ミケル・オヤルサバルら実力者が並んだ。一方のセルビアも、ミトロビッチや2人のミリンコビッチ=サビッチなどを起用し、経験豊富なメンバーで試合に臨んだ。
勝負を決めたのは、前半のオヤルサバルの2得点と、後半のムニョスの代表デビューゴールだった。
今回の試合から読み取れる要点は、次の3つだ。
- スペインは中盤の主導権を握り、攻撃の連係で優位に立った。
- オヤルサバルが前半だけで2得点し、試合の流れを決定づけた。
- ムニョスやモスケラなど新たな選手も起用され、チームの選択肢を広げた。
2026年の両国の対戦を振り返る際は、最終スコアだけでなく、公式先発11人、フォーメーション、交代選手、得点経過をセットで確認することが重要だ。 特にスペインは、主力の個人能力と途中出場選手の活躍を両立させた点で、ワールドカップに向けた収穫の多い一戦となった。
主な情報源:スペインサッカー連盟(RFEF)、セルビアサッカー協会(FSS)、FotMob、エル・パイス、The Guardianの試合記録・レポート。