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相撲取りの給料はいくら?2026年の番付別月給と2027年改定額を徹底解説

津田 美咲 津田 美咲 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
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大相撲の力士は、番付が上がると給料も大きく変わります。2026年11月現在、横綱の月給は300万円、大関は250万円、関脇・小結は180万円、平幕は140万円、十両は110万円です。一方、幕下以下には関取と同じ月給制度がなく、本場所ごとに場所手当が支給されます。

加えて、2026年7月30日に日本相撲協会が発表した待遇改定により、2027年1月の初場所から関取の月給や幕下以下の手当、優勝賞金などが引き上げられます。幕内優勝賞金は従来の1,000万円から2,000万円へ倍増。力士の収入は基本給だけでは説明できない仕組みになっています。番付別の給与、年間収入の内訳、懸賞金や力士褒賞金の仕組みまで整理します。

【2026年最新】相撲取りの給料は番付でいくら違う?横綱から十両まで比較

相撲取りの給料

力士の給料を理解するうえで、最初に押さえたいのが「関取」という区分です。大相撲では、番付が十両以上になると関取として扱われ、毎月の給与が支給されます。

2026年中に適用される月給は、2019年1月から続く給与体系に基づいています。横綱と十両では月額190万円の差があり、同じプロ力士でも番付によって経済的な待遇は大きく異なります。

横綱・大関・関脇・小結・平幕・十両の月給

2026年の番付別月給は次のとおりです。

  • 横綱:月300万円
  • 大関:月250万円
  • 関脇・小結:月180万円
  • 前頭(平幕):月140万円
  • 十両:月110万円

これらは毎月の基本給です。賞与や本場所特別手当、力士褒賞金、懸賞金、優勝賞金などは別に考える必要があります。

横綱の給料は月300万円、年間3,600万円

横綱の月給は300万円です。単純に12か月分を計算すると年間3,600万円となり、基本給だけでも高額な収入になります。

ただし、横綱の年間収入は月給だけではありません。年2回の賞与、本場所特別手当、出張関連の手当、力士褒賞金、懸賞金、優勝賞金などが加わる可能性があります。

大関の給料は月250万円

大関の月給は250万円で、年間の基本給換算は3,000万円です。横綱との差は月50万円、年間600万円になります。

大関は横綱に次ぐ高い地位であり、安定した月給に加えて、力士褒賞金や本場所での成績に応じた賞金なども収入に影響します。

関脇・小結の給料は月180万円

関脇と小結は三役と呼ばれる地位で、月給はそれぞれ180万円です。年間換算では2,160万円になります。

大関との月給差は70万円。番付が変わるだけでも年間840万円の差が生じる計算です。昇進を目指す力士にとって、番付は名誉だけでなく経済的な待遇にも直結しています。

平幕と十両の給料にも大きな差

幕内の前頭は月140万円、十両は月110万円です。十両は関取として月給を受け取れる最低の番付ですが、幕下以下と比べると待遇は大きく異なります。

特に十両への昇進は、力士の生活を左右する転換点です。毎月の給与が生まれるだけでなく、関取として付け人を伴う立場になるなど、相撲部屋での役割や生活環境にも変化が生じます。

【関取と幕下の違い】月給がない力士は場所手当で生活する

相撲取りの給料を調べるときに混同しやすいのが、幕下以下の収入です。幕下、三段目、序二段、序ノ口の力士には、十両以上の関取に支給される月給がありません。

その代わりに、本場所ごとの場所手当が支給されます。大相撲の本場所は原則として年6回あるため、場所手当は年間を通じた毎月の固定給とは性質が異なります。

2026年の幕下以下の場所手当

2026年中の場所手当は、次の金額です。

  • 幕下:1場所16万5,000円
  • 三段目:1場所11万円
  • 序二段:1場所8万8,000円
  • 序ノ口以下:1場所7万7,000円

仮に年間6場所すべてで同じ地位に在位した場合、場所手当の合計は幕下99万円、三段目66万円、序二段52万8,000円、序ノ口以下46万2,000円となります。

関取の月給と比較すると、収入構造の違いは明らかです。幕下以下は場所手当に加えて勝星金や勝越金などの制度がありますが、関取と同じ安定した月給を受け取れるわけではありません。

十両昇進で待遇はどう変わる?

十両に昇進すると、月給110万円が支給されるようになります。年間の基本給換算は1,320万円です。

幕下の場所手当が1場所16万5,000円であることを考えると、十両昇進が経済面で非常に大きな節目であることが分かります。十両以上と幕下以下を分ける境界は、単なる番付上の順位ではありません。

また、関取になると大銀杏を結える、化粧まわしを着けて土俵入りするなど、力士としての待遇や役割も変わります。収入面と身分上の違いが同時に生じることが、十両昇進の大きな意味です。

幕下以下も勝ち星によって収入が変わる

幕下以下には、場所手当以外に勝星金と勝越金があります。勝星金は勝ち星に応じて支給され、勝越金は勝ち越した星数によって計算されます。

つまり、幕下以下の力士も本場所で好成績を残せば、場所手当だけではない収入を得られます。番付だけでなく、その場所で何勝したかも収入に影響する仕組みです。

【2026年と2027年を比較】日本相撲協会の給与改定で月給はいくら上がる?

2026年の相撲界で大きな話題となったのが、力士の給与・賞金制度の改定です。日本相撲協会は2026年7月30日の理事会で、2027年1月の初場所から関取の給与を引き上げることを発表しました。

関取の給与改定は2019年以来、8年ぶりです。物価上昇などを踏まえた待遇改善で、横綱から十両までの月給が引き上げられます。

2027年1月場所からの番付別月給と年間収入の比較

改定前後の月給と、賞与2か月分を含めた年間の基本給相当額を比較します。

番付 2026年月給 2026年賞与込み年額 2027年月給 2027年賞与込み年額
横綱300万円4,200万円330万円4,620万円
大関250万円3,500万円275万円3,850万円
関脇・小結180万円2,520万円200万円2,800万円
前頭(平幕)140万円1,960万円155万円2,170万円
十両110万円1,540万円120万円1,680万円

※年間額は月給12か月分と、月給1か月分の賞与年2回を合計した試算です。本場所特別手当、出張手当、力士褒賞金、懸賞金、優勝賞金などは含みません。番付の変動や支給条件によって実際の金額は異なります。

横綱の場合、月給は30万円増えて330万円になります。賞与を含めた基本年額の試算では、4,200万円から4,620万円へ420万円の増額です。

大関は年間350万円、三役は280万円、前頭は210万円、十両は140万円の増額となります。月給だけでなく賞与も含めて比較すると、待遇改善の規模がより分かりやすくなります。

幕下以下の場所手当も増額

今回の改定は関取だけが対象ではありません。幕下以下の養成員についても、場所手当が引き上げられ、勝星金や勝越金も増額されます。

2027年1月場所からの場所手当は、幕下18万円、三段目12万円、序二段9万5,000円、序ノ口以下8万2,000円です。

幕下の場合、従来の16万5,000円から18万円となり、1場所あたり1万5,000円の増額です。年6場所すべてで幕下に在位したと仮定すると、年間の場所手当は99万円から108万円に増えます。

勝星金も、幕下は1勝あたり3,500円から4,000円に、勝越金は1点あたり8,000円から1万円に引き上げられます。三段目、序二段、序ノ口以下についても、それぞれ増額されます。

改定の背景にある力士の待遇改善

2026年7月30日の発表について、報道各社は物価上昇などを踏まえた待遇改善と伝えています。日本相撲協会の前年度決算では約13億円の黒字が報じられ、好調な入場券収入やグッズ販売などを背景に、力士への還元が進められることになりました。

今回の改定は、単に上位力士の月給を増やすだけではありません。幕下以下の場所手当や勝星金にも手を入れることで、関取を目指す段階の力士にも待遇改善を広げる内容です。

【給料以外の収入】力士褒賞金・懸賞金・優勝賞金・ボーナスの仕組み

力士の年収を正確に考えるには、月給や場所手当以外の収入も知っておく必要があります。代表的なものが力士褒賞金、懸賞金、優勝賞金、三賞賞金、賞与や各種手当です。

力士褒賞金は成績が積み上がる独自制度

力士褒賞金は、関取に支給される成績連動型の褒賞制度です。一般的な会社員のボーナスとは異なり、過去の本場所で積み上げた成績などが支給額に反映されます。

この制度の基礎になるのが「持ち給金」です。初土俵からの成績に応じて加算され、勝ち越し1点につき0.5円、平幕力士が横綱に勝つ金星では10円、幕内優勝では30円、全勝優勝では50円が加算される仕組みです。

積み上がった支給標準額に4,000倍を掛けた金額が、本場所ごとの褒賞金として支給されます。つまり、過去の実績が将来の収入にもつながる、相撲界ならではの制度です。

この仕組みがあるため、現在の番付だけを見て力士の収入を完全に比較することはできません。長年にわたって実績を積んできた力士ほど、褒賞金の面で有利になる場合があります。

懸賞金は取組ごとに受け取る収入

懸賞金は、企業などのスポンサーが特定の取組に懸ける賞金です。日本相撲協会の公式説明によると、懸賞を出せるのは幕内の取組に限られます。人気力士や注目度の高い対戦では、懸賞旗が何本も掲げられることがあります。

懸賞金は1本7万円で、そのうち1万円が協会の事務手数料、残り6万円が勝った力士の獲得分です。したがって、懸賞旗が10本懸かった取組に勝てば、獲得金額は合計60万円となります。

なお、懸賞金の受け取り方は2025年5月から変更されています。従来は1本につき3万円が現金、3万円が納税充当金として預けられていましたが、変更後は現金1万円、本人名義口座への振り込み5万円となりました。獲得分の合計6万円は変わっていません。

優勝賞金と三賞賞金は2027年に増額

2026年7月30日の理事会では、優勝賞金と三賞賞金の改定も発表されました。幕内最高優勝賞金は従来の1,000万円から2,000万円へ倍増します。

三賞賞金も200万円から300万円に引き上げられます。三賞とは、殊勲賞、敢闘賞、技能賞のことで、場所で顕著な活躍を見せた力士が選ばれます。

十両以下の優勝賞金も増額されます。2027年1月場所からの金額は次のとおりです。

  • 幕内優勝:2,000万円
  • 十両優勝:300万円
  • 幕下優勝:70万円
  • 三段目優勝:50万円
  • 序二段優勝:30万円
  • 序ノ口優勝:20万円
  • 三賞:各300万円

優勝賞金などの改定は1994年以来33年ぶりと報じられています。月給の引き上げと合わせて、成績による収入の上積みも大きくなる内容です。

力士の賞与・ボーナスは年2回

関取には月給とは別に、年2回の賞与が支給されます。支給時期は9月と12月で、それぞれ月給1か月分が基準です。つまり、横綱なら賞与だけで年間600万円、大関なら年間500万円という計算になります。

また、横綱・大関・関脇・小結には、本場所ごとの特別手当もあります。満額の場合、横綱は1場所20万円、大関は15万円、関脇・小結は5万円です。出場日数によって減額される条件もあります。

このほか、地方場所への出張手当や力士補助費なども収入に関係します。月給だけで力士の年収を計算すると、こうした収入を見落としてしまいます。

【年収の内訳を解説】横綱や幕内力士は年間いくら稼ぐ?

力士の年収は、基本給に賞与や手当、褒賞金、賞金などを加えて考える必要があります。特に関取は毎月の給与があるため、幕下以下と比べて年間収入を見積もりやすい立場です。

横綱の年収は基本給と賞与で4,200万円

2026年の横綱の月給は300万円です。12か月分では3,600万円ですが、年2回の賞与を含めると4,200万円になります。

ここに本場所特別手当や出張手当、力士褒賞金、懸賞金などが加わるため、実際の年間収入はさらに変わります。優勝や三賞の獲得状況によっても金額は異なります。

2027年1月場所からは月給が330万円となるため、同じ計算方法では賞与込みの基本年額は4,620万円です。これは賞金や手当を含まない試算であり、実際の総収入とは区別する必要があります。

幕内力士の年収は番付と実績で変わる

幕内の前頭は月給140万円で、賞与を含めた基本年額の試算は1,960万円です。三役に昇進すれば月給180万円となり、賞与込みの基本年額は2,520万円に上がります。

加えて、幕内優勝や三賞の受賞、懸賞金の獲得などがあれば、年間収入は基本年額を上回ります。反対に、優勝や三賞を獲得しなかった場合でも、月給を中心とした安定収入があるのが関取の特徴です。

力士の年収を単純比較できない理由

同じ横綱や幕内力士でも、年収には差があります。主な理由は、力士褒賞金の積み上がり方、懸賞金の獲得数、優勝・三賞の有無、番付の変動、地方場所に伴う手当などが異なるためです。

また、年収ランキングで紹介される金額には、月給だけを集計したもの、賞与や手当を加えたもの、褒賞金や賞金まで含めたものなど、異なる計算方法が存在します。比較する際には、何を含んでいる数字なのかを確認することが欠かせません。

【プロの結論】相撲取りの給料で知っておきたい3つのポイント

相撲取りの給料を理解するうえで最も大切なのは、月給と年収を分けて考えることです。2026年の月給は横綱300万円、大関250万円、三役180万円、前頭140万円、十両110万円。幕下以下は月給制ではなく、場所手当が中心です。

また、力士の収入には、一般企業の給与とは異なる特徴があります。特に重要なのが次の3点です。

1. 十両昇進が収入面で大きな境界になる

幕下以下と十両以上では、収入の仕組みが根本的に異なります。幕下以下は場所手当を受け取る一方、十両に昇進すると毎月の月給と賞与が支給されます。

元力士の体験談でも、幕下以下の生活では相撲部屋から提供される住居や食事が大きな支えになっていたことが語られています。場所手当の金額だけを見て生活費のすべてを判断することはできません。

2. 過去の実績が現在の収入につながる

力士褒賞金は、現在の番付だけではなく、過去の勝ち越しや金星、優勝実績などが積み上がる制度です。そのため、同じ番付にいる力士でも受け取る褒賞金には違いがあります。

長い現役生活で実績を重ねた力士が、現在の番付以上の褒賞金を受け取る場合もあります。単純な番付別ランキングでは見えない収入差が生まれる理由です。

3. 2027年の改定は基本給と成果報酬の両方に及ぶ

2027年1月場所からは関取の月給だけでなく、幕下以下の場所手当や勝星金、勝越金、優勝賞金なども引き上げられます。

特に幕内優勝賞金の2,000万円への増額は大きな変更です。基本給の底上げと、成績に応じた報酬の拡充を同時に進める点に、今回の改定の特徴があります。

【相撲取りの給料】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:相撲取りの給料は一番安い番付でいくらですか?
A1:十両の月給は2026年中は110万円です。幕下以下には月給がなく、幕下の場所手当は1場所16万5,000円、序ノ口以下は7万7,000円です。

Q2:横綱の年収はいくらですか?
A2:2026年の横綱の月給は300万円です。賞与年2回を含めた基本年額は4,200万円で、さらに各種手当や力士褒賞金、懸賞金などが加わります。

Q3:大関の給料はいくらですか?
A3:2026年中の大関の月給は250万円で、賞与を含めた基本年額は3,500万円です。2027年1月場所からは月275万円に引き上げられます。

Q4:関取と幕下の違いは何ですか?
A4:十両以上が関取で、月給と賞与が支給されます。幕下以下は力士養成員に区分され、月給ではなく場所手当や勝星金、勝越金などが中心となります。

Q5:2027年から横綱の給料はいくらになりますか?
A5:2027年1月場所から月330万円です。従来の300万円から30万円増え、賞与込みの基本年額は4,620万円となります。

Q6:幕内優勝賞金はいくらですか?
A6:2026年までは1,000万円で、2027年1月場所から2,000万円に増額されます。三賞賞金も200万円から300万円に引き上げられます。

Q7:懸賞金1本で力士はいくら受け取れますか?
A7:懸賞金は1本7万円で、勝った力士の獲得分は6万円です。2025年5月以降は、1万円が現金、5万円が本人名義口座への振り込みとなっています。

2026年の相撲取りの月給は、横綱300万円、大関250万円、関脇・小結180万円、前頭140万円、十両110万円です。幕下以下は月給制ではなく、場所手当や勝星金などによって収入を得ます。

2027年1月場所からは、横綱330万円、大関275万円、三役200万円、前頭155万円、十両120万円へと改定されます。幕下以下の場所手当や優勝賞金、三賞賞金も増額されるため、力士の収入を比較する際には改定前後の区別が欠かせません。

相撲取りの年収は番付別の月給だけで決まるものではありません。賞与、力士褒賞金、懸賞金、優勝賞金、各種手当を含めて初めて全体像が見えてきます。

番付は力士の実力を示すだけでなく、生活や待遇を大きく左右する基準でもあります。2027年の改定は、力士の基本的な待遇と勝負の成果に対する報酬の両方を見直すものであり、今後の大相撲の収入構造を考えるうえで重要な節目となります。

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津田 美咲

スポーツ報道7年。連盟の公式記録、試合結果、会見の書き起こしで数値と経歴を確認しています。

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