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【歴代優勝馬】1987年の第1回から2026年の第40回まで

各務 亮 各務 亮 • 更新: • 公開: • 読了約 14 分
目次

東京プリンセス賞は、1987年(昭和62年)に第1回が開催されました。2026年には節目となる第40回を迎えています。

歴代優勝馬を見ると、南関東4競馬場に所属する馬が数多くタイトルを獲得しており、各競馬場の育成力や牝馬路線の勢力図を知るうえでも興味深い記録です。

近年の歴代優勝馬と騎手

東京シティ競馬が公表している歴代優勝馬一覧に基づく、直近10回の記録です。

- 2026年・第40回: ヘスペリス(吉原寛人)
- 2025年・第39回: ベルグラシアス(町田直希)
- 2024年・第38回: フェルディナンド(安藤洋一)
- 2023年・第37回: サーフズアップ(御神本訓史)
- 2022年・第36回: スピーディキック(御神本訓史)
- 2021年・第35回: ケラススヴィア(森泰斗)
- 2020年・第34回: アクアリーブル(矢野貴之)
- 2019年・第33回: トーセンガーネット(左海誠二)
- 2018年・第32回: グラヴィオーラ(今野忠成)
- 2017年・第31回: アンジュジョリー(笹川翼)

1987年から2016年までの歴代優勝馬

さらに過去の優勝馬も、開催年順に整理します。

2016~2007年

- 2016年:リンダリンダ
- 2015年:ティーズアライズ
- 2014年:スマートバベル
- 2013年:カイカヨソウ
- 2012年:アスカリーブル
- 2011年:マニエリスム
- 2010年:トーセンウィッチ
- 2009年:ネフェルメモリー
- 2008年:ブライズメイト
- 2007年:アグネスターフ

2006~1997年

- 2006年:チャームアスリープ
- 2005年:テンセイフジ
- 2004年:ブルーロバリー
- 2003年:ディーエスメイドン
- 2002年:サルサクイーン
- 2001年:ナミ
- 2000年:アインアイン
- 1999年:デアヴィクティー
- 1998年:ホクトオーロラ
- 1997年:ミスジュディ

1996~1987年

- 1996年:スギヤマワッスル
- 1995年:ヘイワンリーフ
- 1994年:ケーエフネプチュン
- 1993年:アコニツトローマン
- 1992年:チヤームダンサー
- 1991年:ケイワンハート
- 1990年:ビツクワンシヨツト
- 1989年:フジノダンサー
- 1988年:イシノラツキー
- 1987年:ダイタクジーニアス

これらは東京シティ競馬の歴代優勝馬一覧に掲載されている記録です。第1回から第40回まで、各世代の牝馬がタイトルを争ってきました。

南関東4競馬場と東京プリンセス賞の関係

歴代優勝馬の所属を分析すると、競走の性格がさらに見えてきます。

東京プリンセス賞は大井競馬場で開催されますが、大井所属馬だけが出走する競走ではありません。浦和・船橋・川崎の所属馬も参加し、南関東全体の牝馬世代の頂点を争います。

関係する主な競馬関係者・競走・制度を整理すると、次のようになります。

- 特別区競馬組合: 東京シティ競馬を主催する団体。
- 東京都競馬株式会社: 大井競馬場の施設管理を担う会社。
- 南関東4競馬場: 浦和・船橋・大井・川崎。東京プリンセス賞の出走馬が所属する競馬場。
- 桜花賞: 南関東3歳牝馬クラシックの第1戦。
- 東京プリンセス賞: 第2戦にあたるSⅠ競走。
- 関東オークス: 川崎競馬場で行われる第3戦に位置付けられるJpnⅡ競走。
- 農林水産大臣賞典: 2023年まで東京プリンセス賞に冠されていた賞典名。

この関係からも、東京プリンセス賞は大井競馬場だけのローカルな競走ではなく、南関東全体の3歳牝馬路線をつなぐ重要な重賞であることが分かります。

【2026年最新情報】第40回東京プリンセス賞の開催日程とレース結果

東京プリンセス賞

2026年の東京プリンセス賞は、4月30日(木)に大井競馬場で開催されました。

第40回という節目の開催であり、南関東牝馬クラシックの第2戦として注目を集めました。

2026年の開催概要
項目 2026年の内容
開催日 4月30日(木)
競馬場 大井競馬場
発走時刻 20時10分
競走番号 第11競走
競走名 第40回東京プリンセス賞
格付け SI
出走条件 3歳牝馬
コース ダート1800m・右回り外回り
出走頭数 11頭
1着賞金 3,000万円

2026年の公式競走成績表によると、馬場状態は稍重。1着賞金は3,000万円で、2着1,050万円、3着600万円でした。

2026年の優勝馬はヘスペリス


2026年優勝馬
ヘスペリス

- 騎手:吉原寛人
- 調教師:渡邉和雄
- 所属:大井
- 性齢:牝3
- 走破タイム:1分54秒6
- 人気:4番人気

第40回で優勝したのは、大井所属のヘスペリスでした。

注目されたのは、1番人気アンジュルナとの勝負です。

アンジュルナは桜花賞を含む重賞4連勝を達成しており、単勝1.5倍の支持を集めていました。対するヘスペリスは重賞初挑戦。単勝7.4倍の4番人気という立場でした。

レースではアンジュルナが先頭に立ち、ヘスペリスは3番手付近で追走。3~4コーナーで前に並びかけると、最後の直線で競り勝ちました。

最終的な着差は1馬身1/4。重賞初挑戦で初タイトルを獲得する結果となりました。

2026年の上位3頭
着順 馬名 騎手 タイム
1着 ヘスペリス 吉原寛人 1分54秒6
2着 アンジュルナ 野畑凌 1分54秒8
3着 ブレイズエッジ 御神本訓史 1分55秒7

この結果で特に注目したいのは、桜花賞で注目を集めたアンジュルナが2着に敗れたことです。

牝馬クラシックでは、前走の実績だけで次のレースの結果を決めることはできません。競馬場の変更、距離、展開、馬の成長などが結果を左右します。

ヘスペリスの勝利は、大井1800メートルへの適性やレース中の位置取りが結果に結び付いた事例として記憶される一戦となりました。

過去の結果から分かる人気と所属の傾向

東京シティ競馬が2025年4月16日時点で公表した過去38回分の分析には、馬券検討にも参考になるデータがあります。

1番人気馬の3着以内率は63.2%でした。

内訳は、1番人気馬が8勝、2着9回、3着7回。2番人気馬は10勝、2着8回、3着2回です。

また、3番人気以内の馬が優勝したケースは38回中25回でした。

一方、3番人気以内の馬だけで1~3着を独占したケースは2回にとどまっています。人気上位馬が勝つ可能性は高いものの、相手候補には幅広い検討が必要なレースといえます。

所属別の優勝回数も興味深い数字です。過去38回分では、次のようになっています。

- 船橋:17勝
- 大井:10勝
- 川崎:7勝
- 浦和:4勝

開催地は大井ですが、歴史的には船橋所属馬が最多勝を記録しています。

浦和所属馬についても、アンジュジョリー、トーセンガーネット、ケラススヴィア、スピーディキックなど、近年の優勝馬が複数います。

これは、東京プリンセス賞が開催場の所属馬だけで結果が決まる競走ではないことを示しています。

【出走表の見方】東京プリンセス賞で確認したい重要項目

東京プリンセス賞の出走表を確認するときは、馬名や人気だけでなく、出走条件や前走の内容にも注目する必要があります。

1. 所属競馬場を確認する

南関東4競馬場の所属馬が出走するため、所属によって一律に評価を決めるのは適切ではありません。

船橋所属馬の過去の優勝実績は多いものの、大井所属馬にも優勝例があります。浦和や川崎からの参戦馬も軽視できません。

所属だけでなく、各競馬場での実績や大井への適性を合わせて確認することが大切です。

2. 1800メートルへの適性を見る

東京プリンセス賞は大井の外回りダート1800メートルで施行されます。

2026年の公式コース紹介によると、4コーナーからゴールまでの直線が長い外回りコースを使用します。

スタート直後にゴール地点を一度通過し、そのまま一周するコース形態です。スピードだけでなく、スタミナや折り合いも問われます。

特に確認したいのは次の項目です。

- 1800メートル前後の距離実績
- 大井競馬場での成績
- 先行・差しなどの脚質
- 最後の直線での伸び
- 前走からの馬体重や状態の変化

3. 桜花賞の着順だけで判断しない

東京プリンセス賞の出走馬には、桜花賞を経由する馬が多く含まれます。

ただし、浦和の1500メートルと大井の1800メートルでは、距離もコースも異なります。

桜花賞で好走した馬がそのまま東京プリンセス賞でも勝つとは限りません。逆に、前走で着順が振るわなかった馬が、距離延長やコース変更によって巻き返す可能性もあります。

2026年のヘスペリスは、そのような条件適性の重要性を示した例です。

4. 出走表と過去の結果を照合する

出走表を読むときには、以下の情報を組み合わせると、馬の評価を整理しやすくなります。

- 馬名と所属
- 騎手・調教師
- 負担重量
- 前走の距離と競走内容
- 大井競馬場での実績
- 単勝人気とオッズ
- 当日の馬場状態

過去の結果を確認するときも、優勝馬だけでなく、2着・3着馬の所属や走破タイムを確認すると、競走の傾向がより明確になります。

2027年の開催日程はどうなる?

2026年の開催日は4月30日でした。

東京プリンセス賞は、2003年以降、4月下旬から5月下旬に施行される時期へ移っています。ただし、毎年同じ曜日・同じ日付に開催されると決まっているわけではありません。

2027年の具体的な開催日や発走時刻は、次年度の南関東重賞競走番組と大井競馬の公式開催日程で確認する必要があります。

2026年の出走表や結果は、次回の予想に使う過去データとして活用できますが、出走馬や枠順、騎手は年度ごとに変わります。

【よくある質問】東京プリンセス賞に関するFAQ

Q1:東京プリンセス賞は中央競馬のGⅠですか?

A1:いいえ。東京プリンセス賞は南関東公営競馬のSI競走です。JRAのGⅠや地方交流重賞のJpnⅠとは異なる格付け制度に属しています。

Q2:東京プリンセス賞はどこの競馬場で開催されますか?

A2:東京都品川区の大井競馬場です。主催者は特別区競馬組合で、南関東4競馬場の所属馬が出走します。

Q3:「農林水産大臣賞典 東京プリンセス賞」は現在も正式名称ですか?

A3:2023年までの名称表記です。2024年以降は「東京プリンセス賞」として開催されています。

Q4:東京プリンセス賞の出走資格は何ですか?

A4:サラブレッド系の3歳牝馬です。2026年度の公式競走番組では、負担重量54キログラムと定められていました。

Q5:東京プリンセス賞の優勝馬は次にどのレースを目指しますか?

A5:関東オークスが主な次の目標になります。東京プリンセス賞の1着馬と2着馬には、関東オークスへの優先出走権が与えられます。

Q6:2026年の東京プリンセス賞の優勝馬は誰ですか?

A6:ヘスペリスです。2026年4月30日の第40回で、吉原寛人騎手とのコンビで1分54秒6を記録して優勝しました。

Q7:東京プリンセス賞は毎年いつ開催されますか?

A7:基本的には春季の4月下旬から5月下旬に開催されます。2026年は4月30日でした。翌年の日程は年度ごとの公式発表で確認してください。

東京プリンセス賞は、特別区競馬組合が大井競馬場で施行する、南関東公営競馬の3歳牝馬限定重賞です。

格付けは南関東地区の最高位にあたるSI。浦和の桜花賞に続く牝馬クラシック第2戦として、川崎の関東オークスにつながる重要な競走です。

競走名については、2023年まで「農林水産大臣賞典」の冠称が付いていましたが、2024年からは「東京プリンセス賞」に変更されています。この変更はSIという格付けの変更とは関係ありません。

2026年の第40回では、4番人気のヘスペリスが1番人気アンジュルナを破って優勝しました。歴代の記録を振り返っても、所属競馬場、距離適性、レース展開など、さまざまな要素が結果を左右してきたことが分かります。

【プロの結論】

東京プリンセス賞を理解するうえで重要なのは、次の3点です。

1. SIは南関東重賞における最高位の格付けであり、JpnⅠとは別の制度である。
2. 「農林水産大臣賞典」は2023年までの賞典名であり、2024年以降も競走そのものは継続している。
3. 東京プリンセス賞は単独のタイトル争いではなく、桜花賞から関東オークスへ続く南関東牝馬クラシックの中核を担っている。

2027年以降のレースを予想する場合も、最新の出走表だけを見るのではなく、歴代優勝馬、所属別成績、1800メートルへの適性、前走の内容を組み合わせて評価することが、競走の本質を理解する近道です。

主な資料:東京シティ競馬(TCK)公式重賞競走情報・歴代優勝馬一覧、南関東4競馬場の2026年度重賞競走番組、地方競馬情報サイトの公式競走成績、地方競馬全国協会の重賞競走資料。

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各務 亮

アニメ・漫画の制作発表を担当。制作会社・出版社の公式告知と原作者コメントを確認してから記事化します。

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