2026年の東京新聞杯は、東京競馬場の芝1600m、16頭立てで実施された。天候は曇り、芝状態は良。第76回を迎えた伝統のマイル重賞は、上位4頭が0.1秒以内にひしめく接戦となった。
JRA公式の確定成績による上位結果は次のとおり。
1着 トロヴァトーレ1:32.2
2番人気・4枠7番・C.ルメール騎手
牡5・58kg・鹿戸雄一厩舎・上がり33.1秒
ラヴァンダ1:32.3
4番人気・1枠2番・岩田望来騎手
牝5・56kg・中村直也厩舎・上がり33.3秒
勝ち馬との差:クビ
ウォーターリヒト1:32.3
3番人気・6枠12番・高杉吏麒騎手
牡5・58kg・石橋守厩舎・上がり33.2秒
勝ち馬との差:クビ
4着には9番人気シャンパンカラーが入り、勝ち馬との着差はアタマ。上がり3ハロンは32.8秒で、出走馬中最速だった。
ここで見逃せないのは、最速の末脚を使った馬が優勝したわけではない点だ。トロヴァトーレは上がり33.1秒。末脚の絶対的な速さだけでなく、直線に向いた際の位置取りと、最後まで脚を持続させる能力が結果につながった。
JRAの確定成績では、トロヴァトーレの単勝人気は2番人気、単勝オッズは5.6倍だった。
2026年の開催日は2月10日!雪による代替競馬だった2026年の東京新聞杯には、開催日にも特筆すべき事情があった。
当初予定されていたのは2月8日(日曜)。しかし、積雪の影響で安全な競馬の実施が難しいと判断され、JRAは東京競馬の開催中止を発表した。
その後、東京新聞杯は2月10日(火曜)の代替競馬として実施された。出走馬と馬番は2月8日の出馬表から変更されずに行われている。
このため、2026年の結果を調べる際には、2月8日と2月10日の情報が混在していないか注意したい。確定結果の日付は2026年2月10日である。
【勝因を徹底検証】トロヴァトーレはなぜラヴァンダとウォーターリヒトを退けたのか
2026年の東京新聞杯を分析するうえで重要なのが、トロヴァトーレの道中の位置取りとレース後半のラップだ。
単純にC.ルメール騎手の手腕だけで片付けるのではなく、馬自身の末脚、展開、他馬との比較を組み合わせると、勝利の構造が見えてくる。
トロヴァトーレは中団後方から差し切ったJRA公式成績によると、トロヴァトーレの通過順位は3コーナー10番手、4コーナー9番手。
序盤から先頭を奪う競馬ではなく、中団より後ろで脚を温存し、最後の直線で勝負する形だった。
この位置から上がり3ハロン33.1秒を記録し、1分32秒2でゴール。58kgを背負いながら、最後まで高いパフォーマンスを維持した。
加えて、馬体重は510kgで前走から増減なし。馬体重の面でも大きな変化を伴わずにレースへ臨んでいた。
勝因として注目したいのは、次の3点だ。
- 中団からの競馬: 3~4コーナーで極端に後方へ置かれず、直線で勝負できる位置を確保した。
- 持続力のある末脚: 上がり33.1秒を使い、最後の1ハロンまで脚を維持した。
- 58kgへの対応: 牡馬の別定重量58kgを背負って勝ち切った。
特に重要なのは、直線だけの瞬発力勝負に終始しなかったこと。東京芝1600mでは、長い直線で脚を使い続ける能力が求められる。今回のトロヴァトーレは、その条件に適した走りを見せた。
ラヴァンダはなぜクビ差まで迫れたのか2着ラヴァンダも、勝ち馬に引けを取らない内容だった。
岩田望来騎手が騎乗したラヴァンダは、3コーナー9番手、4コーナー9番手。トロヴァトーレとほぼ同じ位置から直線に向かった。
上がり3ハロンは33.3秒。勝ち馬より0.2秒遅いものの、ゴールではクビ差まで迫っている。
4番人気という評価も、JRAが公表している過去10年の人気別傾向に照らすと、決して意外ではない。4番人気は過去10年で3勝を挙げ、3着内率は50.0%だった。
今回の結果は、ラヴァンダがマイル重賞で上位争いを演じる力を示した一戦でもある。
ウォーターリヒトは連覇こそ逃したが3着を確保2025年の東京新聞杯優勝馬ウォーターリヒトは、2026年も上位争いに加わった。
高杉吏麒騎手とのコンビで臨み、3コーナー10番手、4コーナー9番手から追い込む競馬。上がり3ハロン33.2秒を記録し、ラヴァンダと同タイムの1分32秒3で入線した。
結果は3着。勝ち馬との差はクビだった。
前年の勝ち馬が翌年も3着以内に入った点は、東京新聞杯の連覇や連続好走を考えるうえで興味深い材料となる。
ただし、2025年と2026年では騎手やレース条件が異なるため、単純な前年実績だけで次走を評価するのは避けたい。
【レース展開を分析】東京芝1600mのラップと上がり3ハロンが示したもの
東京新聞杯の舞台となる東京芝1600mは、マイル戦のなかでも直線の長さが特徴的なコースだ。
JRAの東京競馬場コース紹介によると、芝コースの直線距離は525.9m、高低差は2.7m。最後の直線には上り坂も設けられている。
この構造によって、単なる前残りや一瞬の加速だけでは勝ち切れないレースになりやすい。
2026年東京新聞杯のハロンタイムJRAが発表したレースラップは以下のとおり。
200mごとのラップタイム
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{/each}
前半600m
34.7秒
後半600m
34.0秒
上がり4ハロン
45.9秒
上がり3ハロン
34.0秒
出典:JRA公式レース結果
注目したいのは、最後の3ハロンが11.4秒、11.3秒、11.3秒と推移したことだ。
残り600mから大きく失速するのではなく、終盤にかけて速いラップを維持している。
こうした流れでは、直線で一瞬だけ鋭い脚を使う能力に加えて、速いスピードを継続する能力も重要になる。
上がり最速32.8秒のシャンパンカラーは4着今回のレースで象徴的だったのが、シャンパンカラーの走りだ。
岩田康誠騎手が騎乗した同馬は9番人気。3コーナー14番手、4コーナー14番手から追い込み、上がり3ハロン32.8秒を記録した。
これは今回の出走馬で最速だった。
それでも結果は4着。勝ち馬との差はアタマだった。
この結果は、東京新聞杯の予想において非常に大切な示唆を与えている。
上がり3ハロンの順位だけで勝ち馬を判断するのは危険だ。
後方から速い脚を使っても、前との差を詰め切れなければ勝利には届かない。東京競馬場の長い直線を生かすには、末脚の質とともに、直線へ向くまでの位置取りが重要になる。
東京競馬場のコース特徴と枠順の関係東京芝1600mは、向正面の奥からスタートするコースで、最初のコーナーまでの距離が長い。
そのため、スタート直後のポジション争いだけで勝敗が決まるわけではない。一方、直線が長いからといって外枠が必ず有利になるわけでもない。
JRAの過去10年データでは、連対馬20頭のうち19頭が1~6枠だった。
2026年も1着4枠、2着1枠、3着6枠という結果になっている。
枠順を評価する場合は、内外の有利不利だけではなく、馬の脚質、スタート後の位置取り、直線での進路まで含めて考えたい。
【関係者・馬の相関関係】2026年の上位馬と騎手を整理
東京新聞杯の結果を理解するには、競走馬だけでなく、騎乗した騎手や管理調教師との関係も押さえておきたい。
2026年の上位争いでは、関東・関西の厩舎に所属する実力馬が集まり、異なる騎手の戦術がぶつかった。
以下はJRAの確定成績に基づく関係者一覧だ。
トロヴァトーレは父レイデオロ、母シャルマントの牡馬。2026年の東京新聞杯では58kgを背負って優勝した。
騎乗したC.ルメール騎手は、東京競馬場の長い直線を生かす競馬で結果を残した。
今回のレースで評価したいのは、後方一辺倒にならず、4コーナーで9番手まで進出していたこと。直線で勝負できる位置を確保していた点が結果につながった。
ラヴァンダと岩田望来騎手ラヴァンダは父シルバーステート、母ゴッドパイレーツの牝馬。
岩田望来騎手とのコンビで、勝ち馬と同じく直線勝負に持ち込んだ。上がり33.3秒でクビ差の2着という結果は、着順以上に評価できる内容だ。
ウォーターリヒトと高杉吏麒騎手ウォーターリヒトは父ドレフォン、母ウォーターピオニーの牡馬。
2025年の東京新聞杯を制した実績があり、2026年も3着に入った。
高杉吏麒騎手が騎乗した今回も、直線で安定した末脚を見せている。前年の勝ち馬が翌年も上位を維持したことは、同馬の東京マイル適性を考える材料になる。
【過去10年の結果】歴代優勝馬と人気・枠順の傾向
東京新聞杯は、後にGⅠで活躍するマイラーを輩出してきたレースだ。
JRAが2026年の開催前に公表した2016~2025年の10年データを見ると、優勝馬の顔ぶれには興味深い共通点がある。
2016~2026年の歴代優勝馬- 2016年: スマートレイアー(5番人気)
- 2017年: ブラックスピネル(3番人気)
- 2018年: リスグラシュー(3番人気)
- 2019年: インディチャンプ(1番人気)
- 2020年: プリモシーン(4番人気)
- 2021年: カラテ(5番人気)
- 2022年: イルーシヴパンサー(4番人気)
- 2023年: ウインカーネリアン(4番人気)
- 2024年: サクラトゥジュール(7番人気)
- 2025年: ウォーターリヒト(3番人気)
- 2026年: トロヴァトーレ(2番人気)
※上記は2016~2025年のJRA公表10年データに、2026年の確定結果を追加したもの。
このなかで特に注目したいのが、2018年のリスグラシューと2019年のインディチャンプだ。
リスグラシューは後にGⅠを複数制した名牝となり、インディチャンプも安田記念とマイルチャンピオンシップを制している。
2023年に2着だったナミュールも、同年のマイルチャンピオンシップを制覇した。
また、2025年の優勝馬ウォーターリヒトは同年のマイルチャンピオンシップで3着に入っている。
東京新聞杯は、春のマイル路線を占うだけでなく、その後のGⅠ戦線で活躍する馬を見極めるうえでも注目される重賞だ。
人気別成績は1番人気より2~6番人気に注目JRAの過去10年集計では、人気別成績に明確な差が見られる。
| 単勝人気 | 1着-2着-3着-着外 | 3着内率 |
|---|---|---|
| 1番人気 | 1-1-1-7 | 30.0% |
| 2番人気 | 0-2-2-6 | 40.0% |
| 3番人気 | 3-0-1-6 | 40.0% |
| 4番人気 | 3-1-1-5 | 50.0% |
| 5番人気 | 2-2-1-5 | 50.0% |
| 6番人気 | 0-3-1-6 | 40.0% |
特に4番人気と5番人気は3着内率50.0%。1番人気の30.0%を上回る。
この傾向は、2026年の結果にも表れた。
- 1着:2番人気トロヴァトーレ
- 2着:4番人気ラヴァンダ
- 3着:3番人気ウォーターリヒト
一方、1番人気だったエルトンバローズは13着に敗れた。
ただし、1番人気の信頼度が低いからといって、必ず人気薄を狙えばよいわけではない。過去10年で11番人気以下の馬が勝った例はなく、2~6番人気の中位人気馬を中心に評価する方が、データとの整合性は高い。
枠順別成績は1~6枠が優勢JRAの過去10年データでは、1~6枠の馬が連対馬20頭中19頭を占めている。
特に1枠は3勝、2枠は2勝、4枠も2勝を記録している。
一方、7枠と8枠は過去10年で勝利がない。
ただし、これは過去の集計結果であって、外枠に入った馬が必ず不利になるという意味ではない。
2026年は4枠のトロヴァトーレが優勝し、1枠のラヴァンダが2着、6枠のウォーターリヒトが3着だった。
内から中ほどの枠が上位を占めた点でも、過去の傾向と一致する結果だった。
4歳馬の好走率にも注目JRAの2016~2025年集計では、4歳馬が3着以内に16頭入っている。
年齢別の3着内率は次のとおり。
- 4歳:33.3%
- 5歳:17.5%
- 6歳:8.8%
- 7歳:15.0%
- 8歳:12.5%
4歳馬が最も高い数値を記録している。
もっとも、2026年はトロヴァトーレ、ラヴァンダ、ウォーターリヒトの上位3頭が全て5歳馬だった。
年齢データは有力な判断材料だが、個々の馬の成長力やコース適性を無視してまで優先するものではない。
【東京新聞杯の配当・払戻金】2026年は3連単2万3720円
2026年の東京新聞杯は、上位3頭が2~4番人気で決着した。
そのため、極端な高配当にはならなかったものの、馬連や3連複では一定の配当がついた。
JRA公式の確定払戻金を整理すると、次のようになる。
2026年 東京新聞杯の払戻金
単勝 7番560円
トロヴァトーレ
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{item.name}{item.pay}
{item.comb}
{/each}23,720円
7番→2番→12番/14番人気
金額は100円あたり。JRA公式確定払戻金。
3連単の払戻金は23,720円。組み合わせはトロヴァトーレ、ラヴァンダ、ウォーターリヒトの順だった。
3連複は4,380円で、上位3頭を順不同で当てる馬券としては比較的落ち着いた配当になった。
一方、枠連1-4は2,220円。馬連2-7は2,410円だった。
この結果から分かるのは、上位人気馬を中心に組み立てても、必ずしも低配当になるわけではないということだ。
人気順だけで馬券を組むのではなく、各馬の能力差や着順の組み合わせまで考える必要がある。
2025年と比較すると配当の違いが際立つ2025年の東京新聞杯では、ウォーターリヒトが3番人気で優勝した一方、3着に16番人気メイショウチタンが入った。
その結果、3連単は816,870円という高配当になった。
これに対して2026年は、2番人気、4番人気、3番人気の組み合わせ。3連単は23,720円にとどまった。
1年間でこれほど配当が変わることからも、東京新聞杯は人気馬だけを見て予想するのではなく、相手候補の評価が重要なレースだと分かる。
【次回予想と穴馬の見極め方】2027年の東京新聞杯で注目したい5つの条件
2026年の結果を踏まえて次回の東京新聞杯を考えるなら、単純な人気や前走着順だけで判断するのは避けたい。
JRAの過去10年データと今回のレース内容を組み合わせると、注目したい要点は5つある。
1. 2~6番人気の馬を中心に評価する過去10年では、2~6番人気の馬が安定して3着以内に入っている。
特に4番人気と5番人気は3着内率50.0%で、1番人気よりも高い数値だ。
次回も上位人気馬のなかで、過剰評価されていない馬を探すことが有効になる。
2. 前走で大きく負けていない馬を選ぶJRAの過去10年データでは、優勝馬10頭すべてが前走1着、または前走で勝ち馬から0.9秒以内だった。
これは重要な共通点だ。
前走の着順だけを見ると、二桁着順の馬は評価を下げたくなる。しかし、勝ち馬とのタイム差が小さければ、着順ほど能力差がなかった可能性もある。
2024年のサクラトゥジュールは前走12着ながら0.7秒差、2025年のウォーターリヒトは前走2着で0.1秒差だった。
前走着順と着差をセットで確認したい。
3. 1~6枠に入った馬を重視する前述のとおり、過去10年の連対馬20頭のうち19頭は1~6枠だった。
特に東京芝1600mでは、直線で進路を確保できるかどうかも重要になる。
内枠なら距離ロスを抑えられる可能性がある一方、馬群に包まれて進路を失うリスクもある。
そのため、枠順だけでなく、騎手がどのような位置を取りそうかまで考えたい。
4. 上がり3ハロンだけでなく持続力を確認する2026年はシャンパンカラーが上がり32.8秒で最速を記録しながら4着だった。
勝ったトロヴァトーレの上がりは33.1秒。
この差はわずか0.3秒だが、着順には違いが出た。
次回予想では、過去の上がり3ハロンの数字だけでなく、東京の長い直線で最後まで脚を持続できるかを評価したい。
5. 穴馬は前走の着差と東京適性から探す東京新聞杯の穴馬を探す際には、単純に人気が低い馬を選ぶのではなく、次の条件に注目したい。
- 前走で勝ち馬から0.9秒以内だった馬
- 東京芝1600mで好走実績がある馬
- 直線で長く脚を使える馬
- 1~6枠に入った馬
- 2~6番人気の範囲で評価が割れている馬
特に、前走で着順を落としていても、距離や展開が合わなかっただけの馬は見直す余地がある。
ただし、11番人気以下の優勝馬はJRAの過去10年データには存在しない。極端な大穴を無条件に狙うよりも、中位人気のなかから条件に合う馬を選ぶ方が合理的だ。
次回予想の実践的なチェック基準
人気
2~6番人気を重視
枠順
1~6枠を重視
前走
1着または0.9秒以内
年齢
4歳馬をまず確認
末脚
長く脚を使える持続力
JRAの過去10年集計を基礎とした評価項目。将来の着順を保証するものではない。
【東京新聞杯に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:東京新聞杯2026の優勝馬は誰ですか?
A1:トロヴァトーレです。2026年2月10日に開催された第76回東京新聞杯で、C.ルメール騎手とのコンビで1分32秒2を記録し、2番人気で優勝しました。
Q2:トロヴァトーレとラヴァンダ、ウォーターリヒトの着差は?
A2:ラヴァンダは2着でトロヴァトーレからクビ差、ウォーターリヒトは3着で同じくクビ差でした。上位3頭は非常に僅差の決着でした。
Q3:東京新聞杯2026の3連単の払戻金はいくらですか?
A3:3連単7-2-12の払戻金は23,720円です。100円あたりの金額で、14番人気の組み合わせでした。
Q4:東京新聞杯は1番人気が強いレースですか?
A4:JRAの過去10年データでは、1番人気の3着内率は30.0%です。一方、4番人気と5番人気はそれぞれ50.0%で、中位人気馬の好走が目立っています。
Q5:東京新聞杯で有利な枠順はどこですか?
A5:過去10年の連対馬20頭中19頭が1~6枠でした。特に内から中ほどの枠が好成績を残しています。ただし、実際の予想では脚質や当日の馬場状態も考慮する必要があります。
2026年の東京新聞杯は、トロヴァトーレがC.ルメール騎手とのコンビで勝利を収めた。
2着ラヴァンダ、3着ウォーターリヒトとの着差はいずれもクビ。4着シャンパンカラーもアタマ差まで迫り、上位4頭が非常に接近した決着だった。
今回のレースから読み取れる要点は3つある。
第一に、東京芝1600mでは末脚の速さだけでなく、直線に向くまでの位置取りと持続力が重要になること。
第二に、過去10年の東京新聞杯では1番人気よりも2~6番人気の馬が好成績を残しており、人気のバランスを見極める必要があること。
第三に、枠順や前走の着差など、複数の条件を組み合わせて評価することが大切だという点だ。
特に2025年のウォーターリヒト、2026年のトロヴァトーレという異なるタイプの優勝馬を比較すると、東京新聞杯は単純な実績だけでは勝ち馬を絞り込めないことが分かる。
【プロの結論】
次回の東京新聞杯を予想する際に重視したいのは、人気や知名度ではなく、東京芝1600mで能力を発揮できる根拠があるかどうかだ。
前走の着差、コース適性、枠順、直線での持続力。この4つを軸に馬を比較すれば、上位人気馬の取捨選択だけでなく、配当妙味のある相手候補も見つけやすくなる。
2026年のトロヴァトーレの勝利は、東京新聞杯が単なる瞬発力勝負ではなく、マイル適性とレース運びの総合力が問われる重賞であることを改めて示した。
次の開催でも、今回の結果と過去10年の傾向を照らし合わせながら、実際の出走馬と枠順が発表された段階で評価を更新していきたい。
主な参考資料:JRA「2026年 東京新聞杯 レース結果」「東京新聞杯 データ分析」「東京競馬場 コース紹介」「2026年2月8日 開催中止のお知らせ」。競走成績・払戻金・過去10年の統計はJRA公表資料を基礎に整理。