2026年11月5日時点で最新となる女子卓球世界ランキングは、11月2日発表のITTF(国際卓球連盟)第45週ランキングだ。女子シングルスの世界1位は中国の王曼昱(ワン・マンユ)、2位は孫穎莎(スン・イーシャ)。日本勢では張本美和が7,009ポイントで世界3位を維持し、早田ひなが6位、佐藤瞳が9位につけている。
今回のランキングでは、日本女子から17選手が世界トップ100入りを果たした。佐藤瞳は前週の8位から9位に後退した一方、大藤沙月は13位から11位へ上昇。中国勢の上位独占が続くなか、日本選手の層の厚さも際立つ結果となった。
【2026年11月2日最新】卓球女子世界ランキングTOP19を完全公開
ITTFが発表した2026年第45週の女子シングルス世界ランキングでは、王曼昱が9,265ポイントで首位を維持。孫穎莎が8,575ポイントで続き、張本美和が7,009ポイントで3位につけた。
以下は、2026年11月2日発表分の上位19選手とランキングポイント、前週からの順位変動をまとめた一覧だ。
| 順位 | 選手名 | 国・地域 | ポイント | 前週比 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 王曼昱 | 中国 | 9,265 | 変動なし |
| 2位 | 孫穎莎 | 中国 | 8,575 | 変動なし |
| 3位 | 張本美和 | 日本 | 7,009 | 変動なし |
| 4位 | 蒯曼 | 中国 | 6,030 | 1ランク上昇 |
| 5位 | 王芸迪 | 中国 | 5,260 | 1ランク下降 |
| 6位 | 早田ひな | 日本 | 4,770 | 変動なし |
| 7位 | 陳幸同 | 中国 | 4,660 | 変動なし |
| 8位 | 陳熠 | 中国 | 4,335 | 1ランク上昇 |
| 9位 | 佐藤瞳 | 日本 | 4,220 | 1ランク下降 |
| 10位 | 朱雨玲 | マカオ | 3,500 | 1ランク上昇 |
| 11位 | 大藤沙月 | 日本 | 3,390 | 2ランク上昇 |
| 12位 | 申裕斌 | 韓国 | 3,350 | 変動なし |
| 13位 | サビーネ・ヴィンター | ドイツ | 3,255 | 3ランク下降 |
| 14位 | 橋本帆乃香 | 日本 | 2,924 | 変動なし |
| 15位 | 石洵瑶 | 中国 | 2,495 | 変動なし |
| 16位 | ハン・イン | ドイツ | 2,385 | 変動なし |
| 17位 | 朱芊曦 | 韓国 | 2,100 | 変動なし |
| 18位 | 長﨑美柚 | 日本 | 2,070 | 変動なし |
| 19位 | 木原美悠 | 日本 | 1,955 | 変動なし |
ランキングを見るうえで注目したいのは、上位3人の顔ぶれが安定している一方、4位以下では順位の入れ替わりが発生していることだ。
特に蒯曼は王芸迪を抜いて4位に浮上。陳熠も9位から8位に上がった。トップ10の顔ぶれには中国、日本、マカオの選手が並び、欧州や韓国の選手もトップ20に食い込んでいる。
なお、このランキングは女子シングルスのシニア世界ランキングであり、U19などの年代別ランキングや女子ダブルスの順位とは別の指標だ。発表週と種目をそろえて比較することが欠かせない。
【日本女子選手一覧】世界ランキング100位以内に入った17人
2026年11月2日発表の日本卓球協会の女子世界ランキングによると、日本女子はシングルスで17人が世界100位以内に入った。
なかでも注目されるのは、張本美和、早田ひな、佐藤瞳の3選手が世界トップ10を維持していること。そして、11位の大藤沙月がトップ10入りを狙える位置まで順位を上げている点だ。
日本女子のトップ100入り選手と前週順位は次のとおり。
- 3位:張本美和(前週3位・7,009ポイント)
- 6位:早田ひな(前週6位・4,770ポイント)
- 9位:佐藤瞳(前週8位・4,220ポイント)
- 11位:大藤沙月(前週13位・3,390ポイント)
- 14位:橋本帆乃香(前週14位・2,924ポイント)
- 18位:長﨑美柚(前週18位・2,070ポイント)
- 19位:木原美悠(前週19位・1,955ポイント)
- 22位:横井咲桜(前週21位・1,700ポイント)
- 25位:伊藤美誠(前週25位・1,560ポイント)
- 26位:平野美宇(前週26位・1,525ポイント)
- 39位:赤江夏星(前週38位・1,000ポイント)
- 59位:竹谷美涼(前週60位・590ポイント)
- 63位:青木咲智(前週58位・565ポイント)
- 70位:芝田沙季(前週69位・496ポイント)
- 86位:小塩悠菜(前週86位・393ポイント)
- 88位:面手凛(前週88位・379ポイント)
- 89位:兼吉優花(前週89位・378ポイント)
出典は日本卓球協会の2026年11月2日発表分。順位とポイントを併せて見ると、日本勢の上位選手だけでなく、中堅・若手選手も国際舞台でランキングポイントを積み重ねていることが分かる。
張本美和は日本勢トップの世界3位を維持日本女子の最上位に立つのは張本美和だ。7,009ポイントを獲得し、世界3位をキープしている。
2位の孫穎莎との差は1,566ポイント。一方、4位の蒯曼との差は979ポイントとなっている。上位2人を追う立場であると同時に、後続選手との差を保つ位置にもいる。
張本の順位が変わらなかったことは、世界トップクラスのポジションを継続していることを示す。ただし、ランキング3位という数字だけで、次の大会での勝敗や世界1位との実力差を断定することはできない。大会ごとの対戦結果やポイントの積み上がりも見る必要がある。
早田ひなは世界6位、安定した上位ポジション早田ひなは4,770ポイントで世界6位。前週と同じ順位を維持した。
7位の陳幸同とは110ポイント差であり、8位の陳熠とも445ポイント差がある。上位との差だけでなく、近い順位にいる選手とのポイント差にも注目したい。
日本勢では張本に次ぐ位置を保っており、国際大会での成績が今後の順位にどう反映されるかが焦点となる。
佐藤瞳は9位、大藤沙月は11位へ浮上佐藤瞳は前週の8位から9位へ1ランク下降したものの、4,220ポイントでトップ10を維持した。世界8位の陳熠との差は115ポイントにとどまっている。
一方、大藤沙月は前週13位から11位へ2ランク上昇。3,390ポイントを獲得し、世界10位の朱雨玲との差はわずか110ポイントだ。
今回の順位変動で特に注目したいのは、この大藤の動きである。トップ10まであと一歩の位置におり、今後の大会結果によっては日本女子のトップ10入り選手がさらに増える可能性がある。
【ポイント比較】王曼昱と孫穎莎、日本勢との実力差を数字で検証
世界ランキングを読み解く際、順位と同じくらい重要なのがポイント差だ。同じ1ランクの違いでも、選手間のポイント差によって順位争いの状況は大きく異なる。
第45週の上位選手を比較すると、王曼昱と孫穎莎の間には690ポイントの差がある。さらに孫穎莎と張本美和の間には1,566ポイントの差が存在する。
一方、張本美和と早田ひなの差は2,239ポイント。日本勢の最上位選手と6位の選手の間にも、かなりのポイント差がある。
世界トップ3のポイント差王曼昱は9,265ポイント、孫穎莎は8,575ポイント、張本美和は7,009ポイント。上位3人の合計要点は24,849ポイントとなる。
王曼昱と張本美和の差は2,256ポイント。現時点では中国勢の上位2人がポイント面で優位に立っている。
中国勢が女子トップ10で占める割合第45週のトップ10を見ると、中国選手は王曼昱、孫穎莎、蒯曼、王芸迪、陳幸同、陳熠の6人を占める。
日本は張本美和、早田ひな、佐藤瞳の3人。残る1枠にはマカオの朱雨玲が入った。
この構成は、中国女子卓球の選手層の厚さを示す数字だ。日本もトップ10に3人を送り込んでいるが、トップ5に入っているのは張本美和だけである。
ただし、国別の人数だけで競技力を評価するのは早計だ。個々の選手のポイント、対戦成績、国際大会での上位進出回数などを組み合わせて判断する必要がある。
【順位変動を徹底分析】第45週で上昇した選手・下降した選手
2026年第45週は、トップ3に変動がなかった一方、4位以下で複数の順位入れ替わりが起きた。
特に目立ったのは蒯曼と大藤沙月の上昇、佐藤瞳とサビーネ・ヴィンターの下降だ。
今回の主な順位変動- 蒯曼:5位から4位へ上昇。中国勢の上位争いで存在感を示した。
- 王芸迪:4位から5位へ下降。
- 陳熠:9位から8位へ上昇。
- 佐藤瞳:8位から9位へ下降。
- 朱雨玲:11位から10位へ上昇。
- 大藤沙月:13位から11位へ2ランク上昇。
- ヴィンター:10位から13位へ3ランク下降。
この中でも大藤の上昇は、日本女子のランキング全体を見るうえで重要な動きだ。佐藤が9位を維持する一方、大藤も11位に接近しており、トップ10の日本勢が3人から4人へ増える可能性を感じさせる位置関係になった。
佐藤瞳は中国スマッシュで自己最高の8位を記録佐藤瞳の順位変動を理解するには、10月の中国スマッシュを振り返る必要がある。
卓球王国の2026年第42週ランキング報道によると、佐藤は中国スマッシュ女子シングルスで日本勢初の決勝進出を果たした。同大会のポイントが加算された結果、前週から5ランク上昇して8位となり、当時の自己最高順位を更新した。
その後、第44週も8位を維持し、第45週では9位となった。順位は1つ下がったものの、トップ10に定着する位置を保っている。
この推移から分かるのは、ランキングの上昇が単発の結果だけでなく、継続的な国際大会での成績に左右されるということだ。
王曼昱と孫穎莎の首位争いにも変化中国勢の世界1位争いも2026年の大きな話題となった。
2026年第38週の9月14日発表分では、王曼昱が自身初の世界ランキング1位に浮上。それまで首位を守っていた孫穎莎は2位に後退し、2022年7月から続いていた217週連続の首位記録が途切れた。
さらに第42週には、王曼昱が中国スマッシュの優勝ポイントを背景に再び1位へ浮上。第45週でも9,265ポイントで首位を守っている。
こうした首位争いは、女子卓球の勢力図が固定されているわけではないことを示している。長期間の首位記録を持つ孫穎莎と、首位を奪取した王曼昱の競争は、今後のランキングを見るうえでも大きな注目点だ。
【ITTF世界ランキングの算出方法】要点はどう決まる?
卓球の世界ランキングは、単純な勝率や通算勝利数によって決まるものではない。ITTFが定める規程に基づき、対象大会で獲得したランキングポイントを集計して順位を決める仕組みだ。
ランキングは毎週月曜日に発表2026年からITTFはシニア・ユースの世界ランキングを毎週月曜日の午前8時(UTC)に発表する方式に変更した。日本時間では原則として月曜日の午後5時に相当する。
そのため、今回の第45週は2026年11月2日(月)の発表分となる。
大会の種類と成績によってポイントが異なるITTFのランキング規程では、公認された大会の種類と最終成績に応じて獲得ポイントが設定されている。
2026年シーズンの規程における女子シングルスの優勝ポイントの例は次のとおりだ。
- オリンピック:2,000ポイント
- WTTグランドスマッシュ:2,000ポイント
- WTTファイナルズ:1,500ポイント
- WTTチャンピオンズ:1,000ポイント
- WTTスターコンテンダー:600ポイント
- WTTコンテンダー:400ポイント
- WTTフィーダー:125ポイント
同じ大会に出場しても、優勝するのか、準決勝で敗退するのかによって獲得要点は変わる。また、大会の規模やカテゴリーによって配点も異なる。
有効期限は原則1年間、上位8つの結果を集計ITTFの世界ランキング規程では、獲得した要点は原則としてランキングに掲載された週から1年間有効となる。翌年の同じ週に失効する仕組みだ。
ランキングは、原則として有効期限内にある成績のうち、ポイントの高い8つの結果を合計して算出する。大陸大会などには特別な有効期限の扱いも設けられている。
つまり、ある大会で新たにポイントを獲得しても、前年の高得点が失効すれば、合計ポイントが思ったほど増えない場合がある。
反対に、直近の大会で大きな結果を残していなくても、他の選手のポイント失効や順位変動によって順位が上がることもある。
2026年の制度変更で中盤の勝ち上がりも重視ITTFは2026年シーズンに向けてランキング制度を改定し、ITTF・WTT大会におけるポイント配分を調整した。
特に注目されるのは、優勝者や初戦敗退者のポイント配分を維持しながら、中盤のラウンドで獲得できるポイントを増やした点だ。大会で複数ラウンドを勝ち進む選手が、ランキングに反映されやすい設計を目指している。
この変更によって、ランキングを読み解く際には優勝回数だけでなく、安定して上位ラウンドへ進出しているかどうかも重要な視点となる。
【卓球女子世界ランキングの歴代推移】2026年の勢力図と今後の注目点
2026年の女子卓球世界ランキングを振り返ると、中国勢の首位争いと日本勢のトップ10進出が大きな流れとなっている。
2026年9月:王曼昱が初の世界1位に第38週の9月14日発表分では、王曼昱が孫穎莎を抜いて自身初の世界1位に立った。孫穎莎の217週連続首位という記録が途切れたことも、ランキングの歴史に残る変化だった。
2026年10月:佐藤瞳が自己最高の8位へ10月12日発表の第42週では、中国スマッシュの結果が反映され、佐藤瞳が8位に上昇。張本美和、早田ひなに続く日本女子3番目の位置につけた。
2026年11月:日本女子17人がトップ100入り第45週では、日本女子17選手がトップ100に入った。張本美和の3位、早田ひなの6位、佐藤瞳の9位に加え、大藤沙月が11位まで順位を上げている。
日本女子はトップ10だけでなく、14位の橋本帆乃香、18位の長﨑美柚、19位の木原美悠など、トップ20にも複数選手が入っている。
ランキングを見るときに押さえたい4つの判断基準世界ランキングを正しく理解するには、次の4点を意識したい。
- 発表日:第45週なのか、第44週なのか。ランキングの対象週を必ず確認する。
- 競技種目:女子シングルス、女子ダブルス、団体戦、年代別ランキングを混同しない。
- ポイント差:順位だけでなく、前後の選手とのポイント差を確認する。
- ポイントの有効期限:前年の大会ポイントが失効する時期も考慮する。
特に注意したいのが、順位の下降を直近の試合での敗北と結びつけてしまうことだ。世界ランキングは過去の大会成績を含むポイント制であり、前週比だけでは順位が動いた原因を特定できない。
また、ITTFランキングのシニア女子シングルスとU19などのユースランキングは別々に管理されている。若手選手の将来性を調べる場合も、どのカテゴリーの順位なのかを確認する必要がある。
【卓球女子世界ランキング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月最新の女子卓球世界ランキング1位は誰?
A1:2026年11月2日発表のITTF第45週ランキングでは、中国の王曼昱が9,265ポイントで1位。2位は孫穎莎で8,575ポイント、3位は日本の張本美和で7,009ポイントとなっている。
Q2:日本人女子卓球選手で世界ランキングが最も高いのは誰?
A2:張本美和が世界3位で日本女子の最上位。早田ひなが6位、佐藤瞳が9位で続いている。
Q3:日本女子で世界ランキングトップ100に入っている選手は何人?
A3:2026年11月2日発表分では17人。張本美和、早田ひな、佐藤瞳、大藤沙月、橋本帆乃香、長﨑美柚、木原美悠、横井咲桜、伊藤美誠、平野美宇などが入っている。
Q4:卓球の世界ランキングはどのように決まる?
A4:ITTF公認大会などで獲得したランキングポイントを集計して決まる。原則として有効期限内の上位8つの大会結果が対象となり、ポイントの有効期限は原則1年間。大会のカテゴリーや最終成績によって獲得ポイントが異なる。
Q5:張本美和が世界1位になるには何ポイント必要?
A5:第45週時点では、1位の王曼昱との差は2,256ポイント。ただし、王曼昱や孫穎莎の獲得ポイント、過去のポイント失効、大会結果によって必要なポイント差は変化するため、単純に現在の差を埋めれば首位になるとは限らない。
2026年11月2日発表のITTF第45週女子シングルス世界ランキングでは、王曼昱が9,265ポイントで1位、孫穎莎が8,575ポイントで2位、張本美和が7,009ポイントで3位となった。
日本勢では早田ひなが6位、佐藤瞳が9位を維持し、大藤沙月が11位へ上昇。日本女子からは合計17選手がトップ100に入っている。
今回の結果から読み取れる要点は3つある。
- 中国勢の上位層:世界トップ10に中国選手が6人入り、王曼昱と孫穎莎が首位を争っている。
- 日本勢の競争力:張本美和、早田ひな、佐藤瞳の3人がトップ10を確保し、大藤沙月も11位まで接近した。
- ランキングの継続性:ポイントの有効期限と上位8大会の成績が順位に影響するため、1週間の順位変動だけで選手の実力を判断するのは適切ではない。
今後の注目は、張本美和が世界3位からさらに上位へ進めるか、早田ひなと佐藤瞳がトップ10を維持できるか、そして大藤沙月がトップ10入りを実現できるかという点だ。
女子卓球の世界ランキングは、単なる順位表ではない。世界のトップ選手がどのようにポイントを積み上げ、勢力図が変化しているのかを示す競技の成績記録でもある。
今後もITTFの毎週の更新を追いながら、順位だけでなくポイント差や大会結果、ポイント失効のタイミングまで確認することで、女子卓球の世界的な競争をより深く理解できる。
主な事実確認資料: 日本卓球協会の2026年11月2日女子世界ランキング、ITTF公式ランキング・競技規程、卓球レポートの第45週ランキング、卓球王国の第42週ランキング推移。