歯並びが特徴的な芸人を調べると、単純な出っ歯やすきっ歯だけでなく、歯が前後に重なっているケースや、上下の噛み合わせに特徴があるケースも見つかる。
最初に、本人の発言やテレビ番組、報道で確認できる主な人物を整理した。
1. ウエストランド・井口浩之:前歯が2列に並ぶ特徴的な歯並び代表的な話題:過剰歯・鼻の中にある歯
井口浩之といえば、上の前歯が前後2列になっている独特の歯並びで知られる。
2024年5月30日放送のテレビ朝日系『アメトーーク!』では「歯を矯正してる芸人」という企画に関連して、井口が矯正歯科で受けた精密検査の結果が紹介された。
そこで判明したのが、一般的な歯の本数より多く、鼻の中にも歯が残っているという事実だった。
検査結果を聞いた井口は、歯並びだけの問題ではなかったことに驚き、スタジオでも大きな反響が起きた。
さらに2026年1月29日配信のテレビ朝日Podcast『ウエストランド・井口と吉住の孤独アジト』でも、鼻の中に歯があったというエピソードを披露している。
2026年10月29日付の日刊スポーツの記事でも、ABEMA『チャンスの時間』のYouTubeチャンネルで井口が和田アキ子との歯並びをめぐるエピソードを語ったことが報じられた。
つまり、井口の歯並びは一時的なテレビの話題ではなく、本人も繰り返し取り上げている特徴の一つになっている。
2. エレキコミック・やついいちろう:矯正前は前歯と犬歯が前に出ていたやついいちろうは、歯並びの悪さをきっかけに歯列矯正を始めた芸人として知られる。
2024年5月30日放送の『アメトーーク!』では、矯正前の写真が公開された。
当時は上の前歯や犬歯が前方に出ており、番組内でも歯並びの特徴が話題になった。
特に興味深いのは、矯正を始めたきっかけだ。
やついは番組で、ある日、中華料理店で食事をしていたところ、隣に座っていた男性から突然声をかけられたと説明している。
その男性は、やついの歯を以前から治したいと思っていたという。
矯正歯科の医師だった男性から連絡先を渡され、実際に相談したことが治療につながった。
やついはこの出来事を、歯科医師からスカウトされたような経験として紹介した。
加えて、デイリースポーツの2024年5月31日付報道によると、やついは矯正に際して8本の歯を抜き、インプラントは使用しなかったと説明している。
本人の体験からは、歯並びを整えるために必要な治療が一人ひとり異なることも分かる。
3. さらば青春の光・森田哲矢:出っ歯を残して下の歯だけ矯正森田哲矢は、歯並びの特徴を芸人としての個性と結び付けて考えた人物だ。
2021年11月放送のテレビ朝日系『有吉クイズ』で、歯列矯正を検討していることを明かした。
きっかけの一つは、有吉弘行から口元を繰り返しいじられたことだった。
ただし、森田は歯並びを完全に変えてしまうことには慎重だった。
「一応、出っ歯は残しておきたい」
スポニチの2021年11月17日付報道によると、森田は覚えてもらいやすい顔であることを理由に、上の前歯の特徴を残したいと説明していた。
その後、2023年1月に自身のYouTubeチャンネル「五反田ガレージ」で、約1年間の矯正を終えたことを報告。
実施したのは下の歯の矯正で、歯を1本も抜かずに治療したという。
同年1月のスポニチ報道では、費用について約36万円と本人が説明したことも伝えられている。
2023年にはビフォーアフターの写真も公開され、下の歯並びの変化が話題になった。
森田のケースは、歯並びを改善しながらも、芸人としての外見的な特徴を残すという選択の好例だ。
4. ラブレターズ・塚本直毅:すきっ歯は家系の特徴?キングオブコント2024王者のラブレターズ・塚本直毅も、歯並びについて本人が悩みを語った芸人の一人だ。
2025年1月22日放送のABCテレビ『これ余談なんですけど…』で、自身のすきっ歯を矯正するべきかどうか、共演者に相談した。
スポニチの2025年1月23日付報道によると、塚本は父親の家系にすきっ歯の人が多いことを明かしている。
本人は、家族に受け継がれてきた特徴を自分だけ変えることに複雑な気持ちがあると話した。
この相談に対し、かまいたちの濱家隆一は矯正を勧め、自身も治療中だと説明した。
一方、鬼越トマホークの良ちゃんは、芸人が歯並びを直すタイミングについて独自の見解を披露した。
塚本については、矯正を検討していることは報道されているが、治療を開始したと断定できる情報はない。
5. EXIT・兼近大樹:受け口と噛み合わせの悩みから矯正へ兼近大樹は、歯並びの問題を抱えていたことと、実際に矯正治療を受けた経験を本人が語っている芸人だ。
2026年3月5日更新のメディカルドックのインタビューで、小学生の頃から歯並びが悪く、受け口だったことを明かした。
特に、奥歯でものを噛めない状態だったという。
子どもの頃に一度矯正を検討したものの、費用の問題で治療を途中でやめた経験もあった。
その後、芸人として活動する中で矯正を勧められ、再び治療を決意した。
選んだのは透明なマウスピースを使用する方法だった。
本人によると、テレビ出演中にも装着できることが選択の理由だったという。
治療期間は約8カ月。食事の際には取り外し、歯磨き後に再び装着する生活を続けたと説明している。
このインタビューは、日本矯正歯科学会認定医の中嶋亮医師による解説も掲載されており、芸人の体験と医学的な説明を併せて理解できる内容になっている。
【比較表】歯並びが特徴的な芸人と矯正経験者の関係・現在

ここまで紹介した人物について、歯並びの特徴、本人の発言、治療に関する情報を比較する。
| 芸人 | 歯並びの特徴・話題 | 矯正・治療に関する情報 |
|---|---|---|
| 井口浩之 | 前歯が前後2列、鼻の中の歯 | 精密検査で判明。2026年も話題に |
| やついいちろう | 前歯・犬歯が前方に出ていた | 矯正経験あり。8本抜歯と本人が説明 |
| 森田哲矢 | 上の出っ歯、下の歯の乱れ | 下の歯を約1年間矯正。2023年に終了報告 |
| 塚本直毅 | すきっ歯 | 2025年に矯正するか悩んでいると発言 |
| 兼近大樹 | 受け口、噛み合わせの問題 | マウスピース矯正を経験。期間は約8カ月 |
この表から分かるのは、同じように歯並びが話題になる芸人でも、治療に対する考え方は大きく違うということだ。
特に森田と塚本は対照的である。
森田は芸人としての特徴を残しながら、気になっていた部分だけを改善した。一方、塚本は家系に受け継がれた特徴を変えることに迷いを見せていた。
また、井口は歯の形だけでなく、精密検査で口腔内の構造に関する珍しい事実が明らかになったケースだ。
【井口の過剰歯とは?】鼻の中にも歯があるという驚きの事実
井口浩之の歯並びを理解するうえで外せないのが、2024年の『アメトーーク!』で紹介された検査結果だ。
過剰歯とはどのような状態?過剰歯とは、通常よりも多く形成された歯のことを指す。
一般的な成人の永久歯は親知らずを含めて32本だが、過剰歯がある場合はその数を超えることがある。
過剰歯は通常の歯列に生えるとは限らず、歯列から外れた位置に存在することもある。
井口の場合、番組で紹介されたCT検査によって、鼻の中にも歯が残っていることが判明した。
医師からは、放置するとまれに鼻の中に突き出てくる可能性があるという説明もあった。
ただし、鼻の中に歯があることと、前歯が2列になっていることは、同じ現象として単純に説明できるものではない。
2026年も井口の歯並びは話題に2026年1月にはPodcastで鼻の中の歯について再び言及。
さらに10月29日付の日刊スポーツでは、和田アキ子とのエピソードが報じられた。
和田は以前から井口の歯並びを怖がっていたが、テレビで見るうちに慣れてきたという。
そこへ井口が鼻の中にも歯があると伝えたことで、再び驚かれたという内容だった。
このエピソードは、井口の特徴的な歯並びが本人のトークにおける定番の話題になっていることも示している。
2026年7月の鼻の手術との関係は?ここで注意したいのが、2026年7月22日に所属事務所タイタンが発表した井口の入院・手術についてだ。
公式発表によると、井口は次の疾患の治療を受けた。
- 鼻中隔弯曲症
- 肥厚性鼻炎
- 慢性扁桃炎(扁桃周囲膿瘍の既往)
手術内容は鼻中隔弯曲矯正術、両側下鼻甲介切除術、両側口蓋扁桃摘出術だった。
手術後の状態は安定していると事務所が発表している。
ただし、これは鼻の中に歯があったという話とは別の医療上の問題である。手術発表では、鼻の歯を摘出したとは説明されていない。
この2つを混同しないことが大切だ。
【芸人が歯列矯正する理由】見た目だけではない3つの事情
歯並びが特徴的な芸人が矯正に踏み切る理由は、単純に見た目を良くしたいからというものだけではない。
実際の芸人の発言や歯科医師の解説からは、大きく3つの理由が見えてくる。
1. 噛み合わせや口腔機能を改善するため歯列矯正の本来の目的は、歯並びと噛み合わせを改善することだ。
日本矯正歯科学会は、不正咬合を放置した場合の問題として、食べ物を十分に噛めないこと、歯周組織への負担、顎関節への影響などを紹介している。
兼近が小学生の頃から奥歯で噛みにくかったという経験は、見た目以外の問題が矯正の動機になることを示している。
また、歯並びが乱れていると歯ブラシが届きにくい部分が生じる場合もある。
そのため、矯正は審美面だけでなく、口腔内の健康を考えるうえでも検討される治療だ。
2. テレビ出演時の印象やコンプレックスを改善するため芸人にとって、顔や口元は視聴者に与える印象と密接に関係する。
森田は口元をいじられたことを矯正のきっかけの一つとして語っている。
兼近も、テレビに出演しながら治療を続けられる透明なマウスピースを選択した。
人前に立つ仕事だからこそ、治療中の見た目や話しやすさを考慮する必要がある。
一方で、見た目の改善を急ぎすぎると、治療方法の選択を誤る可能性もある。
歯科医師と相談し、機能と審美性の両方を考えることが欠かせない。
3. 芸人としての個性を残したいから今回のテーマで特に興味深いのが、歯並びをあえて残すという考え方だ。
森田は上の出っ歯を残し、下の歯だけを矯正した。
これは芸人ならではの判断ともいえる。
顔の特徴が視聴者の記憶に残りやすく、漫才やトークの中で外見をネタにできる場合、その特徴を失うことが必ずしも本人にとって望ましいとは限らない。
ただし、芸風を守るために健康上の問題を放置する必要はない。
森田のように、改善したい部分と残したい部分を分けて歯科医師と相談することも、一つの考え方だ。
【歯並びの噂を検証】出っ歯・すきっ歯・受け口は同じではない
「歯並びが悪い芸人」という言葉は検索されやすいが、歯科医学上はさまざまな状態が一緒に扱われている。
代表的な違いを理解しておきたい。
出っ歯と受け口の違い出っ歯は、一般的に上の前歯や上顎が前方に突出している状態を指す。
一方、受け口は下の歯列が上の歯列より前に出ている状態で、反対咬合とも呼ばれる。
森田の上の前歯の特徴と、兼近が経験した受け口は、同じ歯並びの問題ではない。
すきっ歯と歯が2列に並ぶ状態の違いすきっ歯は、歯と歯の間に隙間がある状態だ。
塚本のように本人がすきっ歯について語っている場合でも、その原因や治療の必要性は歯科医師による診断が必要になる。
一方、井口のように前歯が前後に重なっている状態は、歯列の重なりや歯の位置に関する問題であり、すきっ歯とは異なる。
歯並びが特徴的なら必ず矯正が必要?必ずしもそうではない。
日本矯正歯科学会によると、矯正治療は歯並びだけでなく、噛み合わせや口腔機能を考慮して判断するものだ。
見た目だけで治療の必要性を判断することはできない。
また、歯並びを整える方法にもワイヤー矯正やマウスピース矯正などがあり、すべての症例に同じ治療法が適しているわけではない。
兼近のインタビューでも、マウスピース矯正は1日20時間以上の装着が必要で、症例によってはワイヤー矯正が適していると医師が説明している。
【歯並びが悪い芸人に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:歯並びが悪い芸人として最も有名なのは誰?
井口浩之(ウエストランド)は、前歯が前後2列になっている特徴的な歯並びで知られる。2024年の『アメトーーク!』では、鼻の中にも歯が残っていることが検査で判明し、2026年にも本人が話題にしている。
Q2:ウエストランド井口は歯列矯正をした?
2024年の番組では矯正歯科で精密検査を受けたことが紹介された。ただし、検査を受けたことと実際に矯正治療を完了したことは別であり、矯正終了を示す確かな公表情報は確認できない。
Q3:やついいちろうは歯列矯正をした?
はい。2024年の『アメトーーク!』で矯正経験について語っている。中華料理店で偶然出会った歯科医師から声をかけられたことが治療のきっかけで、8本抜歯したことも本人が説明している。
Q4:さらば青春の光・森田哲矢は出っ歯を治した?
下の歯を約1年間かけて矯正したが、上の出っ歯は残した。2023年1月には自身のYouTubeチャンネルで治療終了とビフォーアフターを報告している。
Q5:ラブレターズ塚本直毅はすきっ歯を矯正した?
2025年1月のテレビ番組で、すきっ歯を治すべきか悩んでいると語った。父親の家系にも同じ特徴があるという。ただし、治療開始を確認できる公表情報はない。
Q6:EXIT兼近大樹はなぜ歯列矯正した?
子どもの頃から受け口で、奥歯でものを噛みにくかったことが背景にある。2026年3月のインタビューでは、透明なマウスピース矯正を選び、約8カ月で治療した経験を語っている。
2026年の最新情報を整理すると、歯並びが特徴的な芸人には、それぞれ異なる事情と治療への考え方がある。
特に押さえておきたいのは次の5人だ。
- 井口浩之: 前歯が2列に並び、鼻の中にも歯が残っていることが判明。2026年10月にも歯並びの話題が報じられた。
- やついいちろう: 歯科医師との偶然の出会いから矯正を開始。8本抜歯した経験を持つ。
- 森田哲矢: 芸人としての個性を残すため、上の出っ歯はそのままに下の歯だけ矯正した。
- 塚本直毅: 家系に受け継がれたすきっ歯について、矯正するかどうか悩んでいると語った。
- 兼近大樹: 子どもの頃からの受け口と噛み合わせの問題を背景に、マウスピース矯正を経験した。
芸人の歯並びは、テレビで見たときの印象だけでは分からない事情を抱えている。
健康上の問題を改善するために矯正を選ぶ人もいれば、仕事上の個性を残すために治療する部分を選ぶ人もいる。
また、井口のように、精密検査によって初めて分かる身体的な特徴もある。
歯並びは単なる見た目の問題ではなく、健康、本人の価値観、仕事上の個性が交差するテーマだ。
今後も本人の発言や公式発表、番組での紹介を通じて、歯並びが特徴的な芸人たちの変化に注目したい。
主な情報源:テレビ朝日『アメトーーク!』『ウエストランド・井口と吉住の孤独アジト』、株式会社タイタン公式発表、日刊スポーツ、スポニチ、デイリースポーツ、メディカルドック、日本矯正歯科学会。