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府中牝馬ステークスの過去を総整理!2017~2024年の優勝馬と2026年の変更点を徹底解説

各務 亮 各務 亮 • 更新: • 公開: • 読了約 16 分
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府中牝馬ステークスの過去を調べる際に、まず押さえておきたいのが、2025年を境にした競走体系の大きな変更だ。2026年現在、JRAが東京競馬場で開催する府中牝馬ステークスは、芝1,800メートルで行われる牝馬限定のGIII競走である。一方、2017年から2024年まで「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」と呼ばれていた秋の競走はGIIだった。両者は名称と歴史的なつながりを持つものの、2025年の番組再編によって開催時期や競走条件が変わっている。

1953年の創設から続く歴史、2017~2024年の歴代優勝馬とレース結果、3連単の配当、名称変更の経緯、東京競馬場のコース特徴まで整理する。加えて、2026年6月21日に行われた第74回の結果も取り上げ、現在の府中牝馬ステークスがどのような重賞なのかを明らかにする。

【まず確認】府中牝馬ステークスの過去と現在は何が違う?

府中牝馬ステークス過去

府中牝馬ステークスは、JRAが実施する牝馬限定の重賞競走である。ただし、過去のレース結果を調べるときは、2017~2024年の秋のGIIと、2025年以降の春のGIIIを区別する必要がある。

特に注意したいのは、2017~2024年の正式な競走名が「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」だったことだ。この期間の競走は、東京競馬場の芝1,800メートルで行われるGIIとして開催されていた。

2025年にはJRAの競馬番組が再編された。従来の秋のアイルランドトロフィー府中牝馬ステークスは「アイルランドトロフィー」に改称。一方、これまで阪神競馬場などで行われていたマーメイドステークスが、東京競馬場に移設されて府中牝馬ステークスの名称を引き継いだ。

そのため、2026年現在の府中牝馬ステークスはGIII、秋のアイルランドトロフィーはGIIという位置づけになっている。同じ東京競馬場で芝1,800メートルを舞台とする競走でも、現在は別々のレースとして理解することが大切だ。

【2017~2024年】府中牝馬ステークスの過去成績と歴代優勝馬

2017~2024年の8年間は、アイルランドトロフィー府中牝馬ステークスという名称で秋の東京開催に組み込まれていた。エリザベス女王杯を見据える実績馬や、秋に本格化する上がり馬が顔をそろえる牝馬重賞だった。

JRAの公式レース成績を基に、各年の優勝馬、騎手、単勝人気、勝ち時計、3連単配当をまとめた。

年 歴代優勝馬 騎手 人気 勝ち時計 3連単配当
2017年 クロコスミア 岩田康誠 5番人気 1:48.1 19,390円
2018年 ディアドラ C.ルメール 1番人気 1:44.7 4,290円
2019年 スカーレットカラー 岩田康誠 4番人気 1:44.5 77,860円
2020年 サラキア 北村友一 7番人気 1:48.5 189,020円
2021年 シャドウディーヴァ 福永祐一 4番人気 1:45.6 151,700円
2022年 イズジョーノキセキ 岩田康誠 12番人気 1:44.5 92,540円
2023年 ディヴィーナ M.デムーロ 1番人気 1:46.1 56,560円
2024年 ブレイディヴェーグ C.ルメール 2番人気 1:44.7 29,330円
2017年:クロコスミアが5番人気から勝利

2017年10月14日に行われた第65回は、岩田康誠騎手が騎乗したクロコスミアが優勝した。勝ち時計は1分48秒1。5番人気の評価を覆す勝利で、2着ヴィブロス、3着アドマイヤリードという結果だった。

3連単は19,390円。上位人気馬も馬券圏内に入ったため、極端な波乱にはならなかった。

2018年:ディアドラが1番人気に応える

2018年はC.ルメール騎手とディアドラのコンビが勝利。勝ち時計は1分44秒7で、2着リスグラシュー、3着フロンテアクイーンだった。

上位3頭が比較的人気を集めたこともあり、3連単は4,290円。2017~2024年の8年間で最も低い配当となった。

2019年:スカーレットカラーが差し切る

2019年は4番人気のスカーレットカラーが岩田康誠騎手とのコンビで優勝した。2着フロンテアクイーン、3着ラッキーライラックという顔ぶれで、勝ち時計は1分44秒5。

3連単は77,860円。上位人気馬だけでは決まらない結果となり、配当面でも波乱を感じさせる一戦だった。

2020年:サラキアが重馬場で波乱を演出

2020年10月17日は雨の影響で芝コースが重馬場となった。7番人気のサラキアが北村友一騎手を背に優勝し、勝ち時計は1分48秒5。2着シャドウディーヴァ、3着サムシングジャストも人気上位ではなかった。

3連単は189,020円。2017~2024年の期間で最も高い配当となった。良馬場での瞬発力勝負とは異なり、道悪への対応力が結果を左右した代表例だ。

2021年:シャドウディーヴァが前年の雪辱

2021年は4番人気のシャドウディーヴァが福永祐一騎手とのコンビで勝利。前年は2着だった同馬が、今回は最後まで力強く走り切った。

2着アンドラステ、3着マルターズディオサという結果で、3連単は151,700円。前年に続いて高配当となり、牝馬限定重賞の難しさが表れた。

2022年:12番人気イズジョーノキセキが大金星

2022年10月15日の第70回は、岩田康誠騎手が騎乗したイズジョーノキセキが優勝。単勝12番人気という低評価からの勝利で、2着ソダシ、3着アンドヴァラナウトという決着だった。

勝ち時計は1分44秒5。3連単は92,540円となった。人気だけで実力を判断することの難しさを示したレースである。

2023年:ディヴィーナが1番人気の期待に応える

2023年はM.デムーロ騎手が騎乗したディヴィーナが1番人気で優勝した。2着ルージュエヴァイユとはハナ差、3着ライラックとはクビ差という接戦だった。

勝ち時計は1分46秒1。3連単は56,560円で、1番人気の勝利ながら3着に10番人気のライラックが入ったことで、配当は一定の水準になった。

2024年:ブレイディヴェーグが最後の旧名称開催を制す

2017~2024年の名称で行われた最後の開催は、2024年10月14日の第72回だった。ブレイディヴェーグがC.ルメール騎手とのコンビで優勝し、勝ち時計は1分44秒7。

2着シンティレーション、3着マスクトディーヴァという結果で、3連単は29,330円だった。これが秋の「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」として行われた最後の開催となった。

【名称変更の経緯】1953年の創設から2025年の競走再編まで

府中牝馬ステークスの歴史は、現在の名称よりも古い。JRAの競走史によれば、1953年に「東京牝馬特別」として創設されたのが始まりだ。時代ごとに名称や距離、負担重量が変更され、現在の競走体系へと発展してきた。

1953年:東京牝馬特別として誕生

創設当初は東京競馬場の芝2,000メートルで行われるハンデキャップ競走だった。1955年には芝1,600メートルへ短縮され、1969年には負担重量がハンデキャップから別定へ変更された。

その後も競走名の変更を経て、1992年に現在につながる「府中牝馬ステークス」という名称になった。

1996年:芝1,800メートルへ距離を延長

大きな転換点は1996年だった。エリザベス女王杯が古馬にも開放されたことを受け、府中牝馬ステークスは芝1,800メートルに延長。秋の女王決定戦を目指す古馬牝馬にとって重要な前哨戦という役割を担うようになった。

2014年からは優勝馬にエリザベス女王杯の優先出走権が与えられ、レースの位置づけも明確になった。

2017年:アイルランドトロフィーの名称が加わる

2017年には「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」へと名称が変更された。JRAの2017年度競馬番組によると、この変更は日本とアイルランドの外交関係樹立60周年を記念したものだった。

アイルランドとの競馬交流を象徴する名称が加わったことで、従来の府中牝馬ステークスの歴史を残しながら、国際的な交流を示す競走名となった。

2025年:秋のGIIと春のGIIIに分かれる

2025年の競馬番組改編は、名称の変化だけでなく競走体系そのものを変えるものだった。

最初に、従来の秋のGII「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」は「アイルランドトロフィー」へ改称された。一方、従来のマーメイドステークスは東京競馬場へ移設され、府中牝馬ステークスという名称のGIIIとして6月に開催されることになった。

JRAの2025年度競馬番組では、府中牝馬ステークスの開催場所を東京競馬場、距離を芝1,800メートルとする変更が示されている。つまり、2025年以降は旧秋のGIIと新しい春のGIIIを混同しないことが、過去の成績を正しく読むための基本となる。

【東京競馬場】府中牝馬ステークスの距離・コースとレースの特徴

2026年の府中牝馬ステークスは、東京競馬場の芝1,800メートルで実施された。出走条件は3歳以上のオープン牝馬で、国際競走・特別指定競走に該当し、負担重量はハンデキャップ方式となっている。

芝1,800メートルは瞬発力だけでは決まらない

東京芝1,800メートルは、2コーナー付近のポケット地点からスタートするコースだ。スタート後に本線へ合流し、向正面を通過して3コーナー、4コーナーを回る。

JRAのコース解説によると、向正面の途中から上り坂が始まり、3コーナー手前で頂点を迎える。その後は下り勾配を利用しながら徐々にスピードを上げて直線へ向かう構造だ。

最後の直線は525.9メートル。直線に入ってから残り300メートル付近までは高低差約2メートルの上り坂が続く。坂を越えた後はゴールまでほぼ平坦になる。

このコースでは、単純な最高速度だけでなく、道中で力を温存する折り合い、ペース変化への対応、長い直線で脚を持続させる能力が求められる。

旧GIIと現行GIIIでは負担重量にも違いがある

2017~2024年の旧競走は別定戦だった。それに対して2025年以降の府中牝馬ステークスはハンデキャップ競走である。

別定戦では基本となる重量に年齢や実績などの条件を反映する一方、ハンデ戦では各馬の能力差を考慮した負担重量が設定される。これによって出走馬の力関係やレース展開にも違いが生まれる。

したがって、過去10年のデータを使って予想する場合も、2017~2024年の旧GIIだけを現在のGIIIにそのまま当てはめるのは適切ではない。開催時期、競走の前身、負担重量、出走馬の構成を分けて分析する必要がある。

【2026年最新】開催日程・レース結果・府中市長賞を確認

2026年の府中牝馬ステークスは、6月21日(日曜)に東京競馬場で開催された。第74回にあたるGIII競走で、芝1,800メートル、3歳以上の牝馬限定戦として行われた。

2025年は6月22日(日曜)、2026年は6月21日(日曜)の開催となっている。毎年同じ日付に固定されるわけではなく、開催日程はJRAが発表する年度ごとの競馬番組で確認する必要がある。

2026年はセキトバイーストが連覇

2026年6月21日の第74回府中牝馬ステークスでは、セキトバイーストが5番人気から逃げ切り勝ちを収めた。浜中俊騎手とのコンビで勝ち時計は1分45秒5。前年の2025年に続く連覇となった。

2着には9番人気のウイントワイライト、3着には14番人気のミアネーロが入った。上位人気馬が馬券圏内を外す波乱の結果となり、3連単は1,066,160円。100万円を超える高配当が記録された。

2025年からハンデ戦として行われている現行の府中牝馬ステークスでは、人気馬だけでなく、負担重量や当日の馬場状態を踏まえた評価が欠かせないことを示す結果となった。

正賞は府中市長賞

府中牝馬ステークスの正賞として確認しておきたいのが府中市長賞だ。2026年のJRA公式競走資料にも、府中市長賞(1着)と記載されている。

東京競馬場が所在する東京都府中市との関係を示す賞であり、レース名にある「府中」も競馬場の所在地に由来する。JRAが実施する中央競馬の重賞として、開催地との結びつきも持っている。

2026年現在の基本情報
  • 競走名:府中牝馬ステークス
  • 主催:日本中央競馬会(JRA)
  • 競走格付け:GIII
  • 競馬場:東京競馬場
  • 距離:芝1,800メートル・左回り
  • 出走条件:3歳以上・牝馬限定
  • 負担重量:ハンデキャップ
  • 正賞:府中市長賞
  • 2026年開催日:6月21日(日曜)
  • 2026年優勝馬:セキトバイースト

【府中牝馬ステークスの過去】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:府中牝馬ステークスの過去10年はGIIIだった?
A1:2017~2024年に行われたアイルランドトロフィー府中牝馬ステークスはGIIだった。2025年から新たな競走体系のもとで6月開催のGIIIとなっている。過去の成績を調べる際には、格付けの違いに注意したい。

Q2:2017~2024年の府中牝馬ステークスで最も高い3連単配当は?
A2:2020年の189,020円だ。重馬場で行われた同年は、7番人気のサラキアが勝利し、2着シャドウディーヴァ、3着サムシングジャストという結果だった。

Q3:府中牝馬ステークスの正賞は何?
A3:府中市長賞である。2026年のJRA公式競走資料にも、府中市長賞(1着)と記載されている。

府中牝馬ステークスは、1953年の東京牝馬特別を起源とする歴史ある牝馬重賞だ。1992年に現在につながる名称となり、1996年には芝1,800メートルへ距離が変更された。

2017~2024年にはアイルランドトロフィー府中牝馬ステークスという名称で秋のGIIとして開催され、クロコスミア、ディアドラ、スカーレットカラー、サラキア、シャドウディーヴァ、イズジョーノキセキ、ディヴィーナ、ブレイディヴェーグが歴代優勝馬に名を連ねる。

そして2025年、旧秋のGIIはアイルランドトロフィーへ改称され、マーメイドステークスを前身とする新しい6月のGIIIが府中牝馬ステークスの名称を引き継いだ。2026年にはセキトバイーストが連覇を達成し、3連単106万6160円という大波乱も生まれている。

過去のレース結果を正しく比較するための要点は、2017~2024年の旧GIIと、2025年以降の現行GIIIを区別することだ。 歴代優勝馬や配当だけでなく、距離、負担重量、開催時期、競走の位置づけまで確認すれば、府中牝馬ステークスの歴史と現在の姿をより正確に理解できる。

主な根拠資料:JRA公式競走成績・競馬番組・コース解説




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アニメ・漫画の制作発表を担当。制作会社・出版社の公式告知と原作者コメントを確認してから記事化します。

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