北海道江別市で2024年10月に発生した大学生集団暴行死事件。亡くなった長谷知哉さん(当時20歳)は、どこの大学に通っていたのでしょうか。報道では公立千歳科学技術大学への進学が伝えられています。一方、事件に関係した容疑者の大学として、札幌学院大学や北翔大学の名前も取り上げられ、被害者と加害者の在籍校を混同する情報も広がりました。
2026年11月現在、事件は裁判員裁判で複数の判決が言い渡され、一部の被告は控訴しています。八木原亜麻被告、川村葉音被告、川口侑斗被告らの裁判状況にも進展がありました。大学名の根拠、事件発生までの経緯、各大学の公式発表、そして2026年の司法判断を整理します。
【結論】江別大学生殺人事件の被害者・長谷知哉さんは公立千歳科学技術大学に通っていた

最初に、最も検索されている疑問に答えます。
亡くなった長谷知哉さんの進学先は、公立千歳科学技術大学です。
2024年10月31日付の集英社オンラインの記事では、長谷さんが北海道釧路市内の高校を卒業後、公立千歳科学技術大学に進学したと報じられています。
加えて、同記事では、長谷さんと八木原亜麻被告が同じ中学校の先輩・後輩だったことや、学生時代の交際関係についても伝えられています。
つまり、長谷さんの大学と、事件に関係した容疑者の在籍が確認された大学は、分けて理解する必要があります。
公立千歳科学技術大学とはどんな大学?所在地:北海道千歳市
理工系の教育・研究を中心とする大学。長谷さんの進学先として報道された大学です。
公立千歳科学技術大学は、北海道千歳市にある公立大学です。科学技術や情報技術などを中心とした教育・研究を行っています。
事件当時、長谷さんは千歳市で生活していた大学生として報道されていました。
ここで注意したいのは、長谷さんが千歳市に住んでいたという情報と、大学の所在地が千歳市であるという情報は、それぞれ別の事実だという点です。
今回の大学名については、集英社オンラインによる進学先の報道が具体的な根拠になっています。
被害者の大学名と容疑者の大学名が混同された理由事件が発生した北海道江別市には、複数の大学があります。
加えて、逮捕された女性2人も大学生だったため、事件発生直後から大学名に関心が集まりました。
その結果、被害者の進学先である公立千歳科学技術大学と、容疑者の在籍が公表された札幌学院大学・北翔大学が、同じ情報として扱われるケースが生まれました。
しかし、大学の公式発表と報道内容を照らし合わせると、それぞれの立場は明確に異なります。
【大学名を比較】札幌学院大学・北翔大学は容疑者の在学生について公式発表
今回の事件で特に注目されたのが、札幌学院大学と北翔大学の対応です。
両大学は2024年10月29日から30日にかけて、それぞれ公式サイトで事件に関するお知らせを公表しました。
札幌学院大学の公式発表公式発表:2024年10月29日
逮捕された容疑者の中に、本学に在籍する学生がいることを確認したと公表。
札幌学院大学は2024年10月29日付で、江別市文京台南町の公園で発生した事件について声明を発表しました。
その中で、亡くなった大学生と遺族への哀悼の意を示すとともに、逮捕された容疑者の中に同大学の在学生が存在することを確認したと説明しています。
また、捜査中で詳細を把握できていないことにも触れ、報道関係者に対して学生や近隣住民への取材を控えるよう求めました。
これは札幌学院大学が公式に公表した情報です。
ただし、この発表自体は、長谷さんが同大学の学生だったという意味ではありません。あくまで逮捕された容疑者の中に在学生がいたという内容です。
北翔大学も容疑者の在籍を確認公式発表:2024年10月30日
警察発表の容疑者の中に、本学に在籍する学生が含まれていたと公表。
北翔大学も2024年10月30日、公式サイトで事件に関する声明を発表しました。
大学側は、警察から発表された容疑者の中に同大学の学生が含まれていることを確認したと説明しています。
また、事件を重く受け止め、在学生への適切な指導と支援に努める姿勢を示しました。
報道関係者に対しては、関係者や在学生、地域住民への過度な取材を控えるよう求めています。
3つの大学の情報を比較今回の大学名に関する情報を整理すると、次のようになります。
| 大学名 | 事件との関係 | 確認できる情報 |
|---|---|---|
| 公立千歳科学技術大学 | 被害者・長谷知哉さん | 集英社オンラインが進学先として報道 |
| 札幌学院大学 | 容疑者 | 在学生が容疑者に含まれると公式発表 |
| 北翔大学 | 容疑者 | 在学生が容疑者に含まれると公式発表 |
この比較で重要なのは、被害者の大学と容疑者の在籍が確認された大学は別の情報として扱うことです。
また、大学側の声明は在学生の存在を公表したものであり、声明だけで個々の容疑者と大学名を一対一に対応させることはできません。
【事件の経緯】2024年10月、北海道江別市の文京台南町公園で何が起きたのか
事件が発生したのは、2024年10月25日夜から26日未明にかけてです。
現場となったのは、北海道江別市文京台南町にある文京台南町公園でした。
この事件では、長谷さんが複数人から暴行を受け、現金やキャッシュカードなどを奪われたうえ、死亡しました。
事件発覚は2024年10月26日早朝2024年10月26日早朝、文京台南町公園の遊歩道で、散歩中の住民が倒れている男性を発見しました。
発見された男性は衣服を身につけておらず、顔や上半身を中心に複数のあざが確認されました。
警察の発表によって、男性は千歳市に住む大学生の長谷知哉さん(20歳)と判明しました。
翌27日、司法解剖によって死因が外傷性ショックと明らかになり、警察は事件として捜査を進めました。
この時点で、長谷さんが複数人から激しい暴行を受けた可能性が高いと報じられています。
事件の背景には交際関係をめぐるトラブル捜査や2026年の公判で明らかになった事件の背景には、長谷さんと八木原亜麻被告の交際関係がありました。
2人は北海道釧路市内の中学校で先輩と後輩の関係にあり、2024年8月ごろから交際していたと報じられています。
2026年5月25日の裁判員裁判では、検察側の冒頭陳述を通じて、事件に至るまでの経緯が説明されました。
HBC北海道放送の報道によると、検察側は次のような流れを示しています。
- 2024年9月ごろ:長谷さんと八木原被告が交際を開始。
- 2024年10月23日ごろまで:長谷さんが将来の進路などを背景に、交際を続けることが難しい旨を伝える。
- 2024年10月24日:八木原被告が友人の川村葉音被告に交際関係について相談。
- 2024年10月25日夜:長谷さんと八木原被告が会う。
- 10月25日夜から26日未明:江別市の公園で長谷さんが集団暴行を受ける。
これらは公判で示された検察側の主張を中心にした経緯です。交際上のトラブルがあったことと、暴行や金品の奪取が刑事事件として問われたことは、区別して理解する必要があります。
強盗致死事件として起訴された理由当初、事件は傷害致死事件として捜査されていました。
しかし、その後の捜査で、長谷さんへの暴行だけでなく、現金やクレジットカードなどを奪った行為も問題となりました。
札幌地検は2024年12月、八木原亜麻被告と川村葉音被告を強盗致死などの罪で起訴。2025年1月15日には、追加で4人が起訴され、関与したとされる6人全員が起訴されました。
公判では、金品を奪った後も暴行が続いたことや、奪ったカードを使った買い物、現金の引き出しなどが取り上げられています。
【人物相関図】長谷知哉さんと八木原亜麻・川村葉音・川口侑斗らの関係
事件の全体像を理解するうえでは、6人の被告と被害者の関係を整理することも重要です。
事件に関係した人物のうち、大学生だった人物と、事件当時に未成年だった人物では、裁判の進行や判決内容も異なっています。
主な関係者と事件で問われた内容| 人物 | 長谷さんとの関係・立場 | 2026年の裁判状況 |
|---|---|---|
| 長谷知哉さん | 被害者。公立千歳科学技術大学に進学 | 2024年10月に死亡 |
| 八木原亜麻被告 | 長谷さんの交際相手 | 初公判日程は2026年7月時点で未定 |
| 川村葉音被告 | 八木原被告の友人 | 懲役30年。双方が控訴 |
| 川口侑斗被告 | 共謀した被告。事件当時18歳 | 無期懲役。本人が控訴 |
| 滝沢海裕被告 | 共謀した被告。事件当時18歳 | 懲役20年が確定 |
| 当時16歳の少年 | 共謀した被告 | 不定期刑9年以上13年以下が確定 |
| 当時17歳の少年 | 共謀した被告 | 懲役30年が確定 |
※年齢や氏名の表記は報道時点によって異なる場合があります。表の少年2人については、プライバシーに配慮し、氏名を掲載していません。
八木原亜麻被告と長谷知哉さんの関係八木原亜麻被告は長谷さんの交際相手でした。
2人は中学校時代からの面識があり、2024年夏ごろに交際を始めたと報じられています。
2026年の公判では、交際をめぐるやり取りや、事件前の相談、ほかの関係者との連絡などが取り上げられました。
八木原被告は強盗致死などの罪で起訴されていますが、ほかの被告とは裁判の進行が異なっています。
川村葉音被告と川口侑斗被告の位置づけ川村葉音被告は八木原被告の友人であり、事件前の交際関係をめぐる相談に関係していた人物です。
川口侑斗被告は、事件当時18歳だった特定少年で、検察側から犯行を主導したと指摘されました。
2026年8月には、札幌地裁が川口被告に無期懲役を言い渡しています。
川村被告にも懲役30年の判決が出ており、2人はそれぞれ控訴しています。
なお、各大学の公式発表に記載された在学生情報と、個々の被告の大学名を直接結びつけることはできません。大学名を人物ごとに断定することは避ける必要があります。
【2026年最新】江別大学生暴行死事件の裁判状況と判決を時系列で解説
2026年に入ってから、この事件の裁判は大きく進展しました。
6人全員が起訴された事件ですが、被告ごとに裁判が分かれており、判決や控訴の状況も異なっています。
2026年6月25日:川村葉音被告ら3人に判決札幌地裁では2026年5月25日、川村葉音被告ら3人の裁判員裁判が始まりました。
3人はいずれも起訴内容を認め、争点は量刑となりました。
6月5日には検察側が川村被告に無期懲役を求刑。同月11日には、事件当時18歳だった男性被告に懲役20年を求刑しました。
そして6月25日、札幌地裁は次の判決を言い渡しました。
- 川村葉音被告:懲役30年
- 滝沢海裕被告:懲役20年
- 当時16歳の少年:懲役9年以上13年以下の不定期刑
川村被告については、検察側が無期懲役を求めていたのに対し、弁護側は懲役13年が妥当と主張していました。裁判所はその中間にあたる有期刑を言い渡しました。
2026年7月:川村被告の控訴と別の被告の判決確定7月9日、川村被告側と検察側の双方が、一審判決を不服として控訴しました。
一方、滝沢被告と当時16歳だった少年については、控訴期限までに双方から控訴がなく、7月10日に判決が確定したと共同通信が報じています。
さらに7月13日には、川口侑斗被告と当時17歳の少年の裁判員裁判が始まりました。
2人は初公判で起訴内容を認めています。
2026年8月7日:川口侑斗被告に無期懲役2026年8月7日、札幌地裁は川口侑斗被告に無期懲役、当時17歳の少年に懲役30年を言い渡しました。
いずれも検察側の求刑どおりです。
裁判所は川口被告について、共犯者を主導していたことなどを重く評価しました。
その後の動きは次のとおりです。
- 8月10日:川口被告本人が無期懲役判決を不服として控訴。
- 8月24日:当時17歳の少年について、控訴せず刑が確定したと報道。
- 川村被告については、被告側と検察側の双方が控訴した状態が続く。
この結果、6人の裁判は一律に終了したわけではなく、判決が確定した被告と、控訴審に進む被告に分かれました。
2026年11月時点の裁判状況一覧| 被告 | 一審判決 | 2026年に確認できる手続状況 |
|---|---|---|
| 川村葉音 | 懲役30年 | 被告・検察双方が控訴 |
| 川口侑斗 | 無期懲役 | 8月10日に本人が控訴 |
| 滝沢海裕 | 懲役20年 | 7月10日に確定 |
| 当時16歳の少年 | 不定期刑9年以上13年以下 | 7月10日に確定 |
| 当時17歳の少年 | 懲役30年 | 8月25日までに確定 |
| 八木原亜麻 | 判決未確認 | 7月13日時点で初公判日程未定 |
八木原被告については、2026年7月13日付の共同通信報道で初公判の日程が決まっていないと伝えられています。その後の公判日程については、最新の確定情報が公表されていないため、ほかの被告の判決と混同しないことが大切です。
また、川村被告と川口被告についても、一審判決が出たことと刑が確定したことは同じではありません。控訴審での判断が今後の焦点になります。
【ネットの誤解を検証】被害者の大学と容疑者の大学はなぜ混同される?
事件に関連して大学名を調べると、公立千歳科学技術大学、札幌学院大学、北翔大学という3つの名前が登場します。
しかし、これらを同じ立場の大学として紹介すると、事実関係を誤って伝えることになります。
誤解1:長谷知哉さんは札幌学院大学の学生だった?これは、大学の公式発表の読み違いにつながる情報です。
札幌学院大学が公表したのは、逮捕された容疑者の中に在学生がいたという内容です。
長谷さんの進学先については、公立千歳科学技術大学という報道があります。
したがって、札幌学院大学の声明を長谷さんの在籍証明として扱うことはできません。
誤解2:八木原亜麻被告と川村葉音被告の大学は特定できる?2人は事件当時、江別市内の大学に通う学生として報じられました。
また、札幌学院大学と北翔大学がそれぞれ容疑者の在学生に関する発表を行っています。
ただし、大学の公式声明だけでは、どちらの被告がどちらの大学に在籍していたのかを個別に確定できません。
大学の立地やSNS上の推測だけで、人物と学校を結びつけるのは適切ではありません。
誤解3:江別大学生殺人事件は殺人罪で裁判が行われている?事件を検索する際には「江別大学生殺人事件」という言葉が使われることがあります。
しかし、2026年の裁判で報道されている中心的な起訴罪名は、強盗致死などです。
強盗致死罪は、強盗の機会に人を死亡させた場合に成立する重大犯罪です。
今回の事件では、金品を奪う行為と死亡に至る暴行が裁判で審理されています。
検索上の呼び方と、実際の起訴罪名は区別して理解する必要があります。
事件情報を見極める3つの判断基準1. 大学名は公式発表と報道を区別する。 大学の声明が誰について何を説明しているかを確認する。
2. 容疑者の在籍校を推測で決めない。 大学の所在地やSNSの書き込みだけでは個人の所属は確定しない。
3. 裁判の進行は被告ごとに確認する。 一審判決、控訴、刑の確定はそれぞれ異なる手続きである。
今回の事件では、こうした区別をするだけでも、インターネット上で広がった大学名の混同や裁判情報の誤認をかなり防ぐことができます。
【江別大学生殺人事件どこの大学】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:江別大学生暴行死事件の被害者・長谷知哉さんはどこの大学に通っていましたか?
A1:公立千歳科学技術大学です。集英社オンラインが2024年10月31日の報道で、長谷さんの進学先として伝えています。
Q2:札幌学院大学は長谷知哉さんが通っていた大学ですか?
A2:そのような公式発表はありません。札幌学院大学が2024年10月29日に公表したのは、逮捕された容疑者の中に在学生がいたという情報です。
Q3:北翔大学も事件に関係しているのですか?
A3:はい。北翔大学も2024年10月30日に、逮捕された容疑者の中に在学生が含まれていたと公式発表しています。
Q4:八木原亜麻被告と川村葉音被告は同じ大学だったのですか?
A4:2人が別々の大学に在籍していたという報道があります。ただし、各大学の公式声明だけでは、個人と在籍校の対応関係までは確認できません。
Q5:川口侑斗被告の判決はどうなりましたか?
A5:2026年8月7日、札幌地裁は無期懲役を言い渡しました。川口被告本人は8月10日付で控訴しています。
Q6:川村葉音被告の判決はどうなりましたか?
A6:2026年6月25日に懲役30年の判決が言い渡されました。7月9日付で被告側と検察側の双方が控訴しています。
Q7:八木原亜麻被告の裁判は終わっていますか?
A7:2026年7月13日時点の報道では、初公判の日程は決まっていませんでした。ほかの被告に対する判決とは別に、八木原被告の裁判の進行を確認する必要があります。
江別大学生暴行死事件で亡くなった長谷知哉さんは、公立千歳科学技術大学に進学していたと報道されています。
一方、札幌学院大学と北翔大学は、事件で逮捕された容疑者の中にそれぞれ在学生がいたと公式に発表しました。
この3大学の情報を整理すると、次のようになります。
- 被害者・長谷知哉さんの進学先:公立千歳科学技術大学
- 容疑者の在学生について発表した大学:札幌学院大学
- 容疑者の在学生について発表した大学:北翔大学
また、2026年11月時点では、川口侑斗被告の無期懲役判決や川村葉音被告の懲役30年判決など、重大な司法判断が示されています。一方で、控訴中の被告や公判日程が公表されていない被告もいます。
この事件を理解するうえで大切なのは、大学名だけでなく、被害者と容疑者の立場、大学の公式発表、そして裁判の進行状況を分けて把握することです。
今後も札幌高裁での控訴審や、残る被告の公判の動向が注目されます。長谷さんの命が失われた事件の全容と司法判断について、引き続き公的な発表と裁判報道を確認する必要があります。