2026年11月現在、ロサンゼルス・ドジャースで活躍する日本人選手として注目されるのは、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3人だ。背番号はそれぞれ17、18、11。打者としてチームの得点力を支える大谷、先発ローテーションの中心を担う山本、先発と救援の両方を経験して成長を続ける佐々木と、3人の役割は大きく異なる。
2026年シーズンのレギュラーシーズン成績を見ると、大谷は打率.275、30本塁打に加えて投手として8勝、防御率1.79を記録。山本は14勝、防御率2.53、185イニングを投げ、安定した先発投手として存在感を示した。一方、佐々木は5勝5敗、防御率4.49。故障による離脱を経験しながら、シーズン終盤には救援投手としても起用された。3人の成績を比較すると、現在の実力と今後の課題が見えてくる。
【2026年最新】ドジャース日本人選手は大谷翔平・山本由伸・佐々木朗希の3人
2026年シーズンのドジャースを代表する日本人選手は、野手・二刀流の大谷翔平、先発投手の山本由伸、右腕投手の佐々木朗希の3人だ。
2025年1月に佐々木の加入が正式発表されたことで、ドジャースは球団史上初めて日本出身選手3人を同時に抱えるチームとなった。2026年も3人はチームの重要な戦力としてプレーし、10月のナショナルリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)の登録メンバーにも名を連ねた。
背番号とポジションを整理すると、次のようになる。
- 大谷翔平:背番号17。指名打者(DH)と先発投手を務める二刀流選手。
- 山本由伸:背番号18。右投げの先発投手。ドジャースの先発ローテーションを担う。
- 佐々木朗希:背番号11。右投げの投手。2026年は先発を中心に登板し、終盤には救援にも回った。
大谷の17番は、打者としての出場機会と投手としての登板を両立する選手としての象徴でもある。山本の18番は日本球界でもエースナンバーとして知られ、オリックス時代から引き継いだ番号だ。佐々木は2026年4月に背番号を42から11へ変更している。MLB公式選手プロフィールでも、それぞれの番号と登録ポジションが確認できる。
なお、「日本人選手3人」という数字は、2026年シーズンにおける日本出身の主要選手を指すものだ。監督のデーブ・ロバーツも沖縄生まれだが、米国籍の日系アメリカ人であり、現在の日本人選手3人とは区別する必要がある。
【2026年成績比較】大谷翔平・山本由伸・佐々木朗希の実績を一覧で整理
3人の実力を比較するには、打者と投手という役割の違いを踏まえる必要がある。大谷は打撃と投球の両方、山本と佐々木は主に投手成績で評価するのが適切だ。
以下はMLB公式選手成績に掲載された2026年レギュラーシーズンの数字を中心にまとめたもの。ポストシーズンの成績とは区別している。
| 選手 | 背番号・ポジション | 2026年打撃成績 | 2026年投手成績 | チームでの役割 |
|---|---|---|---|---|
| 大谷翔平 | 17・DH/投手 | 打率.275、30本塁打、81打点、11盗塁、OPS.889 | 8勝2敗、防御率1.79、85.2回、95奪三振 | 中軸打者・二刀流 |
| 山本由伸 | 18・先発投手 | 投手専任 | 14勝9敗、防御率2.53、185回、182奪三振 | 先発ローテーションの柱 |
| 佐々木朗希 | 11・投手 | 投手専任 | 5勝5敗、防御率4.49、122.1回、123奪三振 | 先発・救援の両面で起用 |
出典はMLB公式の2026年選手成績。大谷の打撃・投球成績、山本の先発成績、佐々木の投球成績をそれぞれ参照した。佐々木についてはシーズン終了時点の更新値を採用している。
数字を比較すると、大谷の二刀流としての希少性、山本の投球回数と防御率の安定感、佐々木の奪三振能力と登板経験の積み重ねが浮かび上がる。
【3人の現在地】大谷の二刀流・山本の安定感・佐々木の成長を分析
大谷翔平:30本塁打と投手8勝を両立した二刀流2026年の大谷翔平は、打者として523打数144安打、30本塁打、81打点を記録した。打率は.275、出塁率.377、OPS.889。30本塁打という数字は、長打力を持つ主力打者としての価値を示している。
注目すべきなのは投手としての復帰・稼働状況だ。2026年は14試合に先発し、8勝2敗、防御率1.79、85.2イニング、95奪三振を記録した。打者としての出場を続けながら、投手としても高い水準の成績を残したことになる。
大谷の評価は、一般的な打者と同じ基準だけでは完結しない。打撃で得点を生み出すだけでなく、先発投手として試合の流れを変えられる点が最大の強みだ。
一方、二刀流は身体への負担や登板間隔、打席数との調整が必要になる。2026年の85.2イニングという投球回数は、フルシーズンを通して先発ローテーションを回る投手とは異なる運用であることも示している。
山本由伸:14勝、防御率2.53で先発の柱に山本由伸は2026年、28試合すべてに先発し、14勝9敗、防御率2.53を記録した。185イニングを投げて182奪三振、WHIPは0.87。シーズンを通してローテーションを支えたことが数字から分かる。
特に評価したいのは、投球回数と失点抑制のバランスだ。先発投手は単に三振を奪えばよいわけではない。長いイニングを投げ、ブルペンの消耗を抑えながら試合を作る能力が求められる。
山本は2024年にドジャースへ加入して以来、MLBの打者への対応を積み重ねてきた。2026年には14勝を挙げ、185イニングを消化。先発投手としての信頼性を示したシーズンとなった。
また、ポストシーズンでの経験も評価材料になる。2026年のポストシーズンでは2試合に登板し、1勝0敗、防御率3.72、9.2イニング、11奪三振を記録した。
佐々木朗希:故障から復帰し、先発から救援へ役割を拡大佐々木朗希の2026年は、成長と課題が同時に見えたシーズンだった。レギュラーシーズンは5勝5敗、防御率4.49。26試合に登板し、122.1イニング、123奪三振を記録した。
シーズン途中には右中指の水ぶくれによって離脱。8月27日に15日間の負傷者リスト入りし、9月21日に復帰した。復帰後は先発ではなくブルペンでの起用に移行している。
MLB公式の9月23日付報道によれば、佐々木は復帰登板で1イニングを無失点に抑え、2奪三振を記録した。加えて、故障前の先発登板では7試合連続の期間で防御率2.63を残しており、シーズン序盤の数字だけでは測れない改善もあった。
佐々木にとって重要なのは、先発として長いイニングを投げる能力を磨きながら、救援投手としてもチームに貢献できる柔軟性を身につけることだ。球威という大きな武器に加え、変化球の精度や試合ごとの修正力が今後の評価を左右する。
3人を比較する際、佐々木の防御率だけを山本と並べて優劣を決めるのは適切ではない。故障による離脱、先発から救援への役割変更、投球経験の差を考慮する必要がある。
【歴代の系譜】野茂英雄から続くドジャースと日本人選手の歴史
ドジャースと日本人選手の関係は、大谷や山本が加入して突然始まったものではない。大きな転換点となったのは、1995年の野茂英雄の入団だ。
野茂は独特のトルネード投法でMLBの打者を圧倒し、1995年にはナショナルリーグ新人王を獲得。翌1996年にはクアーズ・フィールドでノーヒットノーランを達成した。
野茂の成功は、日本人選手がMLBで活躍する道を広げた。その後、ドジャースには投手を中心に多くの日本出身選手が加入している。
ドジャースでプレーした主な日本出身選手- 野茂英雄(1995~1998年、2002~2004年):日本人MLB選手の道を切り開いた先駆者。
- 石井一久(2002~2004年):左腕投手として先発ローテーションを経験。
- 木田優夫(2003~2004年):投手としてドジャースに在籍。
- 黒田博樹(2008~2011年):安定した先発投手として活躍。
- 斎藤隆(2006~2008年):救援投手として重要な役割を担った。
- 中村紀洋(2005年):内野手として在籍。
- 前田健太(2016~2019年):先発と救援の両方を経験し、2017年のリーグ優勝にも貢献。
- ダルビッシュ有(2017年):シーズン途中のトレードで加入。
- 筒香嘉智(2021年):短期間ながらドジャースでプレー。
- 大谷翔平(2024年~):二刀流の世界的スターとして加入。
- 山本由伸(2024年~):大型契約で加入した先発投手。
- 佐々木朗希(2025年~):若手の有望右腕として加入。
MLB公式の佐々木入団発表では、佐々木はドジャースのユニホームを着る13人目の日本生まれの選手として紹介された。この13人には、沖縄生まれのデーブ・ロバーツも含まれている。ロバーツは日本出身の選手という意味ではなく、日系アメリカ人として区別すべき人物だ。
このため、一般的に日本人選手として数える場合は12人、球団が日本生まれという基準で整理した場合はロバーツを含む13人となる。こうした集計基準の違いが、歴代人数に関する情報の食い違いにつながっている。
野茂の時代から続く日本との結びつきは、2024年の大谷と山本の同時加入、2025年の佐々木の加入によって新たな段階に入った。
【年俸・契約を比較】大谷7億ドル、山本3億2,500万ドル、佐々木は?
3人の契約は、金額だけを見ると大きな差がある。しかし、その背景には年齢、MLB経験、国際選手契約制度の違いが存在する。
大谷翔平:10年総額7億ドルの歴史的契約大谷は2023年12月、ドジャースと10年総額7億ドルの契約を結んだ。契約期間は2024年から2033年までで、MLB史上でも突出した規模の契約として知られている。
この契約の特徴は、年俸の大部分を後払いにする特殊な仕組みだ。MLB公式の契約解説によれば、年間7,000万ドルのうち6,800万ドルを繰り延べ、契約期間中の受取額を年間200万ドルとする構造になっている。
繰り延べられた6億8,000万ドルは、2034年から2043年まで毎年6,800万ドルずつ支払われる。つまり、2026年の現金ベースの年俸は200万ドルだが、契約総額は7億ドルということになる。
この仕組みにより、ドジャースは大谷との大型契約を抱えながら、ほかのスター選手を獲得するための資金運用にも柔軟性を持たせた。
山本由伸:12年総額3億2,500万ドル山本は2023年12月、ドジャースと12年総額3億2,500万ドルで契約した。契約期間は2024年から2035年まで。投手として当時のMLB史上最高額となる保証総額を獲得した。
契約には5,000万ドルの契約金が含まれ、6年目と8年目終了後にオプトアウトできる条項も設定されている。大谷と異なり、年俸の繰り延べはない。
2026年の基本年俸は1,200万ドル。日本での実績に加え、MLBでも先発投手として継続的に結果を残すことが期待される大型契約だ。
佐々木朗希:6年の球団保有期間と650万ドルの契約金佐々木の契約は、大谷や山本とは仕組みが異なる。25歳未満でNPBから移籍したため、国際アマチュア選手として契約する制度の対象になった。
2025年1月の契約では650万ドルの契約金が報じられ、MLBでの年俸は若手選手向けの水準となった。2026年の基本年俸は約80万ドル。MLBの最低年俸に近い金額でプレーしている。
この契約制度では、球団が一定期間選手を保有することになる。佐々木の場合、MLBでの経験を積みながら成長できる時間をドジャースが確保した点が大きい。
3人の契約を比較する際は、契約総額と年間の現金支給額、契約金、繰り延べの有無を分けて考えることが大切だ。単純に2026年の年俸だけで選手の市場価値や期待度を判断することはできない。
【2026年チームへの貢献】日本人3投手による歴史的な先発リレーとポストシーズン
2026年のドジャースでは、日本人選手3人の存在が球団の歴史にも刻まれた。
MLB公式は2026年4月2日、ドジャースがメジャーリーグ史上初めて、日本生まれの投手3人を3試合連続で先発登板させたと報じた。
この歴史的な登板順は、佐々木、翌日の大谷、そして山本という流れだった。日本出身の投手が3試合連続で先発するという出来事は、単に日本人選手が複数在籍しているという話を超え、チームの投手運用そのものに日本人選手が組み込まれていることを示している。
2026年のドジャースは地区優勝、NLCSで敗退2026年のドジャースはレギュラーシーズンを100勝62敗で終え、ナショナルリーグ西地区1位となった。ポストシーズンではアトランタ・ブレーブスとの地区シリーズを3勝1敗で突破したものの、ミルウォーキー・ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズでは4連敗を喫した。
このNLCSの登録メンバーには、大谷、山本、佐々木の3人がそろって入っていた。
ポストシーズンにおける役割は、レギュラーシーズンと同じではない。山本は先発投手として2試合に登板し、1勝0敗、防御率3.72。佐々木は救援投手として3試合に登板し、3.1イニングで防御率2.70、2奪三振を記録した。
大谷はポストシーズンの打撃成績が26打数5安打、打率.192、1本塁打、3打点、OPS.631。NLCSの登録上は指名打者として起用された。
特に注目したいのは、佐々木が先発投手としてシーズンを戦った後、ポストシーズンでは救援に回ったことだ。ドジャースは前年のポストシーズンでも佐々木を救援で起用しており、短いイニングで球威を生かす役割を経験させている。
大谷の打撃力、山本の長いイニングを投げる能力、佐々木の救援適性。3人が異なる形でチームに貢献することは、ドジャースの選手層を考えるうえでも要点だ。
【プロの結論】ドジャース日本人選手の評価は同じ基準で比較できない
2026年の成績を総合すると、3人はそれぞれ異なる強みを持っている。単純な数字の大小ではなく、どの役割でチームに価値を提供しているのかを理解することが、正確な比較につながる。
大谷翔平の最大の価値は、打撃と投球の両方で試合に影響を与えられること。30本塁打を記録しながら、防御率1.79で8勝を挙げたことは、二刀流の強みを明確に示している。打者としての評価と投手としての評価を合算して考える必要がある。
山本由伸の最大の価値は、先発投手としての安定性。14勝、185イニング、防御率2.53という成績は、年間を通じてローテーションを支えたことを意味する。長期契約に見合う働きを示すためにも、今後も投球回数と安定感を維持できるかが重要になる。
佐々木朗希の最大の価値は、成長余地と高い球威。2026年は故障による離脱を経験したが、先発として改善を見せた期間もあった。救援起用への適応も含め、どのような役割が最も力を発揮できるのかを見極める段階にある。
ファンが3人の成績を追う場合、注目する数字は次のように整理できる。
- 大谷:本塁打、OPS、打点、投手としての防御率、投球回数。
- 山本:勝敗、防御率、投球回数、WHIP、奪三振数。
- 佐々木:防御率、奪三振数、四球数、投球回数、先発・救援別の成績。
また、レギュラーシーズンとポストシーズンの数字を混ぜないことも重要だ。短期決戦では対戦相手や登板間隔、起用法が変わるため、年間成績と同じ感覚で比較することはできない。
ドジャースの日本人選手3人は、同じチームに所属していても競争する領域が違う。打者としての大谷、先発の山本、成長途上の佐々木という構図を押さえると、個々の成績だけでなくチーム全体への貢献も理解しやすくなる。
【ドジャース日本人選手】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、ドジャースの日本人選手は何人いますか?
A1:2026年シーズンの主な日本人選手は3人です。大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が所属し、ポストシーズンのNLCS登録メンバーにも3人全員が入りました。
Q2:ドジャース日本人選手の背番号とポジションは?
A2:大谷翔平は17番でDH・投手の二刀流、山本由伸は18番で先発投手、佐々木朗希は11番で投手です。佐々木は2026年4月に背番号を42から11へ変更しました。
Q3:2026年の大谷翔平の成績は?
A3:打者として打率.275、30本塁打、81打点、OPS.889を記録しました。投手としては8勝2敗、防御率1.79、85.2イニング、95奪三振です。
Q4:2026年の山本由伸と佐々木朗希の成績は?
A4:山本は14勝9敗、防御率2.53、185イニング。佐々木は5勝5敗、防御率4.49、122.1イニングでした。山本は先発として安定した実績を残し、佐々木は故障からの復帰後に救援も経験しています。
Q5:ドジャースで最も長い歴史を持つ日本人選手は誰ですか?
A5:野茂英雄です。1995年にドジャースへ加入し、MLBの新人王を獲得するなど大きな実績を残しました。日本人選手がMLBへ進む道を広げた先駆者として知られています。
Q6:ドジャース日本人選手の契約総額は?
A6:大谷翔平は10年総額7億ドル、山本由伸は12年総額3億2,500万ドルです。佐々木朗希は650万ドルの契約金を伴う国際アマチュア選手契約で加入しており、2人とは契約制度が異なります。
2026年のドジャースを支えた日本人選手は、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3人だ。大谷は30本塁打と投手8勝を記録し、二刀流の価値を示した。山本は14勝、防御率2.53、185イニングという安定した成績で先発ローテーションを支えた。佐々木は5勝5敗、防御率4.49を記録し、故障からの復帰後には救援投手としても起用された。
3人の背番号は17、18、11。契約規模や役割、MLBでの経験年数には大きな違いがあるものの、それぞれがチームに欠かせない存在となっている。
野茂英雄が切り開いたドジャースと日本人選手の歴史は、大谷、山本、佐々木の時代に新たな展開を迎えた。2026年には日本出身投手3人による3試合連続先発というMLB史上初の記録も生まれている。
今後の注目点は、大谷が二刀流の稼働をどこまで拡大できるか、山本が先発の柱として安定感を維持できるか、佐々木が故障を克服して先発と救援のどちらで本来の力を発揮するかだ。3人の現在地を正しく理解することが、これからのドジャースをより深く楽しむためのポイントになる。