岩谷麻優は、2025年5月1日に女子プロレス団体マリーゴールドへ入団し、2026年11月現在も同団体に所属している。
2026年の活動で特に大きな転換点となったのは、1月のGHC女子王座獲得と、10月24日の両国国技館大会でのシングル三冠達成だ。スターダム時代に築いた実績を新天地でも更新し、マリーゴールドの中心選手として存在感を強めている。
一方、2026年4月には右足の親指を2か所骨折。5月18日にはGHC女子王座の返上を発表した。その後、リングに復帰し、9月のDREAM STAR GP2026や10月の両国大会にも出場している。
加えて、マリーゴールド公式サイトは2026年11月5日、岩谷が喘息による体調不良のため、11月7日の山形大会と11月8日の上越大会を欠場すると発表した。11月5日時点で、その後の復帰日について具体的な発表は確認できない。
2026年の主な動向- 1月3日:彩羽匠を破り、第3代GHC女子王者に。
- 4月12日:右足親指の2か所骨折による欠場を発表。
- 5月18日:GHC女子王座を返上。
- 9月20日:DREAM STAR GP2026の決勝トーナメントに出場。
- 10月24日:両国国技館でマリーゴールドのシングル三冠王者に。
- 11月5日:喘息による体調不良で11月7日・8日の大会欠場を発表。
特に10月24日の三冠達成は、1月のGHC女子王座戴冠とは別の新しい成果である。2026年は負傷による王座返上を経験しながらも、再び団体の頂点に立った一年となった。
【プロフィール】岩谷麻優の生年月日・出身地・背番号219の由来

Mayu Iwatani
33歳
2026年11月5日時点
岩谷麻優は1993年2月19日生まれ、山口県美祢市出身の女子プロレスラー。2011年のスターダム旗揚げ戦でデビューし、現在はマリーゴールドを主戦場としている。
所属団体の公式プロフィールでは、リングネームのほか、身長や体重、得意技、獲得タイトルなどが紹介されている。
| プロフィール項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 岩谷麻優 |
| 読み方 | いわたに・まゆ |
| 生年月日 | 1993年2月19日 |
| 年齢 | 33歳 |
| 出身地 | 山口県美祢市 |
| 血液型 | A型 |
| 身長 | 165cm |
| 体重 | 53kg |
| 所属 | マリーゴールド |
| 背番号 | 219 |
| デビュー | 2011年1月23日 |
| デビュー会場 | 新木場1stRING |
| デビュー戦の相手 | 星輝ありさ |
| 得意技 | 二段式ドラゴン・スープレックス・ホールド、ムーンサルト・プレス |
出典:マリーゴールド公式選手プロフィール、所属発表資料。血液型は提供された基本プロフィール情報による。
背番号219は誕生日に由来マリーゴールドで使用する背番号は219。これは2月19日という自身の誕生日にちなんだ数字だ。
2025年5月1日の入団会見で背番号が発表され、岩谷自身も誕生日に由来する番号で活動することを説明している。選手のプロフィールを覚える際にも分かりやすい数字だ。
なお、219は競技上の階級やランキングを示す番号ではなく、マリーゴールドでの選手識別に用いられる背番号である。
岩谷麻優の得意技とファイトスタイル
ムーンサルト・プレス
コーナーポストから後方宙返りをして相手に飛び込む大技。GHC女子王座を獲得した試合でも勝負を決めた。
二段式ドラゴン・スープレックス・ホールド
岩谷を象徴するフィニッシュ技の一つ。2026年10月の三冠戦でも勝利を決定づけた。
岩谷の魅力は、華麗な空中技だけではない。相手の攻撃を受けながらも反撃の機会をつくる試合運び、試合終盤の粘り、そして大一番での勝負強さが評価されてきた。
ムーンサルト・プレスとドラゴン・スープレックス系の技を軸に、空中殺法と投げ技を組み合わせるスタイルが特徴だ。
【経歴・年表】女子プロレスのアイコンになるまでの歩み
岩谷麻優のキャリアは、最初から順風満帆だったわけではない。
高校を中退した後、約2年間の引きこもり生活を経験。プロレスとの出会いをきっかけに上京し、女子プロレス団体スターダムの旗揚げメンバーとしてリングに上がった。
本人が過去のインタビューで語ったところによると、上京直後は十分な体力もなく、トレーニングについていくことさえ難しかったという。デビュー当初は勝てない時期が続き、プロレスラーを辞めようと考えたこともあった。
この時期の経験は、2020年に発売された自伝『引きこもりでポンコツだった私が女子プロレスのアイコンになるまで』にも描かれている。
岩谷麻優の主要キャリア年表年表の主な根拠:マリーゴールド公式プロフィール、ブシロード公式資料、新日本プロレス公式記録、スターダム公式試合記録、各大会報道。
初期の苦労からスターダムの中心選手へ岩谷がスターダムに入ったのは、団体がまだ旗揚げされたばかりの2011年。新人時代には体力不足や連敗に苦しんだが、身体能力を生かした技と経験を積み重ね、徐々に頭角を現した。
2014年にはワンダー・オブ・スターダム王座を獲得。2015年と2016年にはシンデレラ・トーナメントを連覇し、2017年6月にはワールド・オブ・スターダム王座とワンダー・オブ・スターダム王座を同時に保持する史上初の選手となった。
2018年には5STAR GPを制覇。2019年にはROHの女子王座を獲得し、同年のプロレス大賞女子プロレス大賞も受賞している。
スターダムの看板選手という立場から、国内外で知られる女子プロレスラーへと成長した時期だ。
【スターダムのグランドスラム】岩谷麻優が達成した歴史的記録
岩谷麻優の実績を語る際、欠かせないのが2022年5月のスターダム団体内グランドスラムだ。
プロレスにおけるグランドスラムは、団体が管理する複数の主要タイトルを獲得した選手に対して使われる称号。岩谷の場合、スターダムのシングル王座だけでなく、タッグ王座やユニット王座も含めて獲得してきたことが評価されている。
獲得したスターダムの主要タイトル- ワールド・オブ・スターダム王座(赤いベルト):第8代・第12代
- ワンダー・オブ・スターダム王座(白いベルト):第4代・第9代
- ゴッデス・オブ・スターダム王座:第8代・第13代
- アーティスト・オブ・スターダム王座:第4代・第6代・第9代・第18代・第20代
- ハイスピード王座:第12代
- SWA世界王座:第9代
加えて、シンデレラ・トーナメント2015・2016連覇、5STAR GP2018優勝というトーナメント実績もある。
特に注目したいのは、個人で争うシングル王座だけでなく、パートナーと協力するゴッデス王座や複数人で構成するユニットのアーティスト王座も獲得していることだ。
この実績は、岩谷がシングルプレーヤーとしてだけでなく、タッグやユニット戦線でも長く活躍してきたことを示している。
赤いベルトと白いベルトの同時戴冠2017年6月の赤白同時戴冠は、岩谷のキャリアを象徴する出来事の一つだ。
ワールド・オブ・スターダム王座は団体の最高峰に位置する赤いベルト、ワンダー・オブ・スターダム王座は白いベルトとして知られる。異なる性格を持つ二つの主要タイトルを同時に保持したことは、当時の岩谷が団体内でいかに高い位置にいたかを物語る。
その後も複数の王座を獲得し、2022年5月には団体内グランドスラムへ到達した。スターダム時代の実績は、2025年の退団後も岩谷の評価を支える大きな基盤となっている。
【IWGP女子王座・GHC女子王座】女子史上初の両タイトル制覇を検証
岩谷麻優のキャリアにおける大きな到達点が、IWGP女子王座とGHC女子王座の両方を獲得したことだ。
この二つのタイトルは、それぞれ異なる団体・プロレス界の系譜を持つ。IWGP女子王座は新日本プロレスとスターダムの連携から生まれたタイトルであり、GHC女子王座はプロレスリング・ノアが管理する女子タイトルだ。
2023年4月23日:メルセデス・モネを破りIWGP女子王座獲得岩谷は2023年4月23日、横浜アリーナで開催された大会でメルセデス・モネと対戦。12分56秒、ドラゴン・スープレックス・ホールドで勝利し、第3代IWGP女子王者となった。
その後は約2年間にわたり王座を保持。世界的な知名度を持つ選手との対戦を含め、IWGP女子王座の価値を高める防衛ロードを歩んだ。
しかし、2025年4月27日のスターダム横浜アリーナ大会で状況が変わる。
挑戦者の朱里との10度目の防衛戦に敗れ、21分54秒、クロスアーム式朱世界でフォールを奪われた。岩谷のIWGP女子王座の長期政権はここで終わった。
2026年1月3日:彩羽匠を撃破してGHC女子王座獲得IWGP女子王座を失った後、岩谷は新天地マリーゴールドで新たな目標に挑戦する。
その標的となったのが、プロレスリング・ノアが管理するGHC女子王座だった。
2026年1月3日、東京・大田区総合体育館で行われた「Marigold First Dream 2026」。岩谷は王者・彩羽匠に挑戦し、25分9秒、ムーンサルト・プレスで勝利。第3代GHC女子王者となった。
これによって、岩谷は女子プロレス史上初めてIWGP女子王座とGHC女子王座の両方を獲得した選手となった。
この記録は、二つのベルトを同時に保持したという意味ではない。2023年にIWGP女子王座を獲得し、2025年に同王座から陥落した後、2026年にGHC女子王座を獲得したという、キャリアを通じた両タイトル制覇である。
この区別は重要だ。異なる団体のタイトルを時期を隔てて獲得したこと自体に、岩谷のキャリアの幅と実績が表れている。
GHC女子王座の返上と負傷の経緯歴史的な戴冠を果たした岩谷だったが、王座を長く保持することはできなかった。
マリーゴールド公式発表によると、2026年4月11日の大阪大会後に医師の診察を受けた結果、右足の親指を2か所骨折していることが判明。翌12日から当面の欠場が発表された。
5月18日にはプロレスリング・ノアの大会に登場し、GHC女子王座の返上を発表。戴冠後は3度の防衛に成功していたが、負傷によって王座を手放すことになった。
本人は復帰後に再び同王座を狙う意向を示している。これは敗北による王座陥落ではなく、負傷に伴う返上という点で意味が異なる。
【2026年10月最新】マリーゴールドのシングル三冠王者に
2026年10月24日、岩谷麻優は両国国技館で開催された「Marigold GRAND DESTINY2026」のメインイベントに出場した。
試合は、岩谷が保持するスーパーフライ級王座、青野未来が保持するマリーゴールド・ワールド王座、ビクトリア弓月が保持するユナイテッド・ナショナル王座を懸けた3WAYサバイバルゲームだった。
通常の3WAY形式とは異なり、最初に敗れた選手が脱落し、残った二人で最終決着をつける方式。最終的に岩谷がビクトリア弓月を破り、3本のシングルタイトルを獲得した。
| タイトル | 試合前の王者 | 2026年10月24日の結果 |
|---|---|---|
| マリーゴールド・ワールド王座 | 青野未来 | 岩谷が獲得 |
| ユナイテッド・ナショナル王座 | ビクトリア弓月 | 岩谷が獲得 |
| スーパーフライ級王座 | 岩谷麻優 | 防衛成功 |
試合後、岩谷は3本のベルトを手にし、シングル三冠王者となったことへの喜びを示した。
デイリースポーツなどの報道によれば、岩谷はこれまでのキャリアでさまざまなタイトルを手にしてきたが、今回の3本のベルトは特に重く、うれしいと語った。また、これからは自分がマリーゴールドを率先して引っ張っていくという意欲も示している。
注目すべきは、今回の勝利が単なるタイトル数の増加ではないことだ。移籍後に団体の中心に立つことへの迷いを乗り越え、マリーゴールドのトップとして自らの立場を確立した試合だった。
岩谷麻優と関係する主要人物・団体| 人物・団体 | 岩谷との関係 | 主な出来事 |
|---|---|---|
| スターダム | 元所属団体 | 2011年デビュー、グランドスラム達成 |
| マリーゴールド | 現所属団体 | 2025年5月入団、2026年シングル三冠 |
| 新日本プロレス | IWGP女子王座の歴史 | IWGP女子王座を獲得 |
| プロレスリング・ノア | GHC女子王座の管理団体 | 2026年1月にGHC女子王座獲得 |
| メルセデス・モネ | IWGP女子王座獲得時の対戦相手 | 2023年4月23日に勝利 |
| 朱里 | 元ライバル・対戦相手 | 2025年4月にIWGP女子王座を奪取 |
| 彩羽匠 | GHC女子王座獲得時の対戦相手 | 2026年1月3日に勝利 |
| 青野未来 | マリーゴールドの主要選手 | 2026年10月の三冠戦で対戦 |
| ビクトリア弓月 | マリーゴールドの主要選手 | 2026年10月の三冠戦で対戦 |
岩谷のキャリアを理解するうえでは、特定の団体だけでなく、複数の団体や選手との関係を把握することが大切だ。スターダムで築いた実績を基盤に、マリーゴールド、ノア、IWGPという異なるタイトルの歴史へと活動領域を広げてきた。
【プロの結論】岩谷麻優の強さはタイトル数だけでは測れない
岩谷麻優のキャリアを振り返ると、単純な獲得ベルト数以上に、所属環境が変わるたびに新しい目標を設定し、結果を残してきたことが分かる。
スターダムでは団体の旗揚げ期から中心選手へと成長し、団体内グランドスラムを達成。IWGP女子王座では約2年間の長期政権を築き、マリーゴールド移籍後はGHC女子王座と団体内三冠を獲得した。
このキャリアには、女子プロレスのタイトル戦線そのものが複数団体へ広がってきた背景も関係している。
岩谷麻優の実績を評価する3つの視点1. 団体内での完成度
スターダムで複数のシングル・タッグ・ユニット王座を獲得したことは、長期間にわたってさまざまな試合形式に対応してきた証拠だ。
2. 団体を越えたタイトル実績
IWGP女子王座とGHC女子王座の両方を獲得したことは、特定の団体だけで評価される選手ではなく、複数のプロレス団体のタイトル戦線で結果を残したことを示している。
3. 新天地での再構築
2025年のマリーゴールド移籍は、長年所属した団体を離れる大きな決断だった。移籍後にスーパーフライ級王座、GHC女子王座、そして2026年10月のシングル三冠を獲得したことは、新しい環境でもトップ選手として活動できることを示した。
一方で、2026年は骨折によるGHC女子王座返上、11月の喘息による大会欠場も経験している。今後の評価では、獲得したタイトルの数だけでなく、コンディションを整えながら防衛戦を重ねられるかも重要になる。
【よくある質問】岩谷麻優の現在に関するFAQ
Q1:岩谷麻優の現在の所属団体はどこですか?
A1:2025年5月1日に入団した女子プロレス団体マリーゴールドです。スターダムには2011年から2025年まで所属していました。
Q2:岩谷麻優はスターダムでグランドスラムを達成していますか?
A2:はい。2022年5月にスターダムの団体内グランドスラムを達成しています。赤いベルト、白いベルト、ゴッデス、アーティスト、ハイスピード、SWAなどの主要王座を獲得しました。
Q3:岩谷麻優はIWGP女子王座をいつ獲得しましたか?
A3:2023年4月23日です。横浜アリーナでメルセデス・モネを破り、第3代IWGP女子王者となりました。2025年4月27日に朱里に敗れるまで王座を保持しました。
Q4:GHC女子王座も獲得していますか?
A4:はい。2026年1月3日に彩羽匠を破り、第3代GHC女子王者となりました。ただし、右足親指の骨折により同年5月18日に王座を返上しています。
Q5:岩谷麻優は女子史上初のIWGP・GHC制覇を達成したのですか?
A5:はい。IWGP女子王座とGHC女子王座の両方を獲得した女子レスラーとして史上初の記録を達成しました。ただし、同時に二つのベルトを保持したという意味ではありません。
Q6:岩谷麻優の背番号219にはどんな意味がありますか?
A6:1993年2月19日という自身の誕生日にちなんだ番号です。2025年のマリーゴールド入団時に決まりました。
Q7:岩谷麻優は2026年11月現在、試合に出場していますか?
A7:2026年10月24日の両国国技館大会には出場し、シングル三冠を達成しています。ただし、11月5日に喘息による体調不良が発表され、11月7日と8日の大会は欠場予定です。
岩谷麻優は、スターダムの旗揚げメンバーから女子プロレス界を代表する選手へと成長した実力者だ。
2022年5月のスターダム内グランドスラム、2023年のIWGP女子王座獲得、2026年1月のGHC女子王座獲得と、キャリアの節目ごとに歴史的な実績を残してきた。
そして2026年10月24日には、マリーゴールドのワールド王座、ユナイテッド・ナショナル王座、スーパーフライ級王座を手にし、団体史上初のシングル三冠王者となった。
11月5日現在は喘息による体調不良で一部大会を欠場する状況にあるが、10月の両国大会で示した実力と実績は揺るがない。
今後の注目要点は、三冠王座の防衛、青野未来らとのタイトル戦線、そしてGHC女子王座への再挑戦だ。
岩谷麻優のキャリアは、スターダム時代の栄光だけで完結していない。新天地マリーゴールドで新しい歴史を築き続ける「女子プロレスのアイコン」が、次にどのような記録を打ち立てるのか。その動向は2026年以降の女子プロレス界を占う要点となる。 (出典: 岩谷 麻 優(Yahoo!ニュース))