ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 【妻と家族のエピソード】鉄工所でのアルバイトから2017年の社長就任へ

【妻と家族のエピソード】鉄工所でのアルバイトから2017年の社長就任へ

星野 匠 星野 匠 • 更新: • 公開: • 読了約 12 分
目次

山田勝己の競技人生を振り返るとき、妻と家族の存在も見逃せない。

2000年にボンベ配送業を退職した後、山田が働き始めたのは妻の実家が営む鉄工所だった。

それまでの仕事を離れ、生活を立て直しながらSASUKEへの挑戦を続けることができた背景には、妻の実家とのつながりがあった。

妻は山田勝己の挑戦に反対していた?

2018年に東洋経済オンラインで公開されたインタビューでは、山田が家族の反応について語っている。

「仕事を辞めさせられましたし、無茶をしていたので体のこととか、家族から心配をされたりはしましたけど、強く反対されることはなかったです。言っても無駄だと妻もわかっているので」

この発言からは、妻が山田の性格やSASUKEに対する情熱を理解していたことがうかがえる。

ただし、家族が全面的に賛成していたというわけではない。身体を痛めるほどの練習を続けていたため、健康面を心配していたことも本人が認めている。

特に第7回大会では、体調が悪化する可能性を考えて妻と子どもを会場に連れて行った。

家族を大切にしながらも、完全制覇という夢を簡単には手放せなかった山田らしいエピソードだ。

野球場でのビール販売でも実力を発揮

ボンベ配送業を退職した後、山田は妻の実家の鉄工所で働くだけでなく、野球場でビールを販売するアルバイトも経験した。

当時の経歴紹介では、ビール販売の売り上げが1位だったことも伝えられている。

SASUKEの競技能力だけでなく、仕事においても結果を出そうとする姿勢がうかがえる。

生活のために複数の仕事を経験しながら、夜にはトレーニングを続ける。その生活は決して楽なものではなかったはずだ。

2017年、妻の実家の鉄工所を継いで社長に

山田は妻の実家の鉄工所でアルバイトとして働き始めた後、長年にわたって仕事を続けた。

そして2017年、鉄工所の跡を継いで社長に就任した。

2000年の退職から17年。アルバイトとして始まった仕事が、経営を担う立場へと変わった。

2018年の東洋経済オンラインの取材でも、山田は妻の実家の鉄工所の社長として働いていることを明かしている。

SASUKEに人生を懸けてきた一方、仕事でも新たな責任を担うようになったのだ。

この経歴は、山田が単に競技だけに生きてきた人物ではないことを示している。

家族とのつながりから仕事を得て、そこで経験を積み、最終的には会社を引き継いだ。2000年のリストラは人生の大きな挫折だったが、結果的にはその後の仕事人生を変える転機にもなった。

【山田勝己の現在2026】61歳でもSASUKEへの挑戦を続ける理由

山田勝己sasuke

2026年11月現在・61歳

山田勝己は2026年11月5日現在、61歳になっている。

2012年の第28回大会で一度は引退を決断したものの、SASUKEとの関係を完全に断つことはなかった。

2020年には第38回大会で現役復帰し、2021年には「引退することを引退する」という生涯現役宣言を行った。

2012年の引退と山田軍団黒虎の結成

第28回大会を最後に現役引退を決めた山田は、その後、若手選手の育成に力を入れるようになる。

2013年以降に活動を始めたのが、山田軍団黒虎だ。

黒虎は、山田を慕う若手選手たちが集まり、完全制覇を目指してトレーニングを重ねるチームである。

山田は単なる指導者ではなく、師匠と弟子のような関係を重視してきた。

2018年の東洋経済オンラインのインタビューでも、若手選手への指導について厳しい姿勢を示していた。

かつて自分自身が限界まで追い込んできた経験を、次の世代に伝えようとしている。

2020年に現役復帰、2021年には生涯現役宣言

山田が再び競技者としてSASUKEの舞台に立ったのは、2020年の第38回大会だった。

復帰後も挑戦を続け、2021年には生涯現役を宣言。

一度は引退した選手が再び舞台に戻り、60歳を迎えても挑戦を続ける姿は、山田の競技人生を象徴している。

2025年12月放送の『SASUKE2025』でも、60歳で出場することがTBSの番組情報で紹介された。

2025年の還暦インタビューで明かした本音

2025年9月、山田は新宿で開催されたTBS SPORTS FESのSASUKEブースに登場した。

そこでは子どもたちが小型のスパイダーウォークやそり立つ壁に挑戦しており、山田は参加者に声をかけたり、挑戦を称えたりしていた。

かつて自分が完全制覇を目指して練習していた障害物を、今度は子どもたちに教える立場になっていたのだ。

還暦を迎えた山田は、インタビューで現在の心境も率直に語っている。

「苦しいことはいっぱいあるけど、気持ちが冷めたことは一度もないですね」

一方で、競技への不安も隠していない。

長い間1stステージをクリアできておらず、大会前には眠れないほど緊張することもあるという。

それでも、次こそはという気持ちが消えない。

加えて、山田は亡くなった父親に完全制覇を報告したいという思いも明かしている。

単に過去の栄光を取り戻すためではなく、自分自身が納得できる結果を出したいという気持ちが、現在の挑戦を支えている。

2026年のTBS公式サイトでもレジェンドとして紹介

2026年11月現在、TBSのSASUKE公式サイトでは、出場選手情報のLEGENDS欄に山田勝己が掲載されている。

同欄では「ミスターSASUKE」と紹介されており、長野誠や山本進悟らとともに番組の歴史を象徴する選手として扱われている。

ただし、レジェンドとしての掲載と、2026年の年末大会への出場確定は別の情報だ。

現在の山田を理解するうえでは、現役競技者としての活動、若手育成、鉄工所の経営という3つの側面を分けて見る必要がある。

【プロの結論】山田勝己がSASUKEに残した本当の功績

山田勝己の記録を数字だけで評価すると、完全制覇を達成していないという事実が残る。

しかし、SASUKEにおける彼の価値は、完全制覇の有無だけでは測れない。

その理由は大きく3つある。

1.SASUKEを日常的な競技に変えたこと

自宅に練習セットを設け、番組の障害物を想定したトレーニングを行った。現在の挑戦者たちが専用施設で練習するスタイルにも通じる先駆的な取り組みだった。

2.成功だけでなく失敗も競技の魅力として示したこと

第3回大会ではFINALまで進出し、第6回大会では最優秀成績を獲得した。一方で、第7回大会では初の1stステージリタイアを経験した。成功と挫折の両方を積み重ねた姿が、多くの視聴者の記憶に残っている。

3.競技者から指導者へと役割を広げたこと

山田軍団黒虎の結成によって、個人の挑戦だけでなく、若手選手を育てるという新しい目標を持つようになった。現在もSASUKEに関わり続ける理由の一つである。

山田の歴史から学べるのは、努力の量だけではなく、努力をどう継続し、どう次の世代に引き継ぐかという視点だ。

一方、700回の懸垂や睡眠を削るトレーニングは、誰もがまねするべき成功法ではない。本人も身体を壊した経験を語っている。競技に取り組むなら、練習量だけでなく休息や身体の状態を管理することも欠かせない。

山田勝己の本当の偉大さは、無理をしたことそのものではなく、失敗や身体の限界を経験してもなお、SASUKEと向き合い続けてきた点にある。

【山田勝己とSASUKEに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:山田勝己は2026年現在、何歳ですか?

A1:1965年10月22日生まれで、2026年11月5日現在は61歳です。2025年のSASUKEにも60歳で出場し、生涯現役を掲げて挑戦を続けています。

Q2:山田勝己はSASUKEで完全制覇したことがありますか?

A2:完全制覇は達成していません。第3回大会ではFINALステージの綱登りで残り約30cm、第6回大会では3rdステージまで進出して最優秀成績を獲得しました。第10回大会でも3度目の最優秀成績を記録しています。

Q3:山田勝己がリストラされた理由は何ですか?

A3:ボンベ配送業の仕事を早く終えた時間などをトレーニングに使い、会社から複数回注意を受けたことが理由です。本人は2025年のインタビューで、3回目の注意の際に解雇を告げられたと説明しています。

Q4:山田勝己が第7回大会で1stステージリタイアしたのはなぜですか?

A4:第6回大会後に過酷なトレーニングの影響で体調を崩し、医師から運動を止められていたためです。約半年の回復期間を経て、ほとんど練習をしない状態で出場しましたが、ロープクライムでタイムアップとなりました。

Q5:山田勝己は現在、何の仕事をしていますか?

A5:妻の実家の鉄工所を継ぎ、2017年に社長に就任しました。会社経営とSASUKEへの挑戦を続けながら、山田軍団黒虎を通じた若手選手の育成にも携わっています。

Q6:SASUKEオールスターズのメンバーは誰ですか?

A6:代表的な6人は、山田勝己、山本進悟、秋山和彦、竹田敏浩、長野誠、白鳥文平です。それぞれ異なる競技実績を持ち、初期から中期のSASUKEを支えたレジェンドとして知られています。

山田勝己のSASUKE人生は、成功と挫折、仕事と家族、そして競技への情熱が複雑に交差する物語だ。

1996年のクイックマッスル全国選手権準優勝を経て、1997年にSASUKE初出場。第3回大会では完全制覇まで約30cmに迫り、第6回大会では2度目の最優秀成績を獲得した。

しかし、2000年のリストラや過酷なトレーニングによる体調不良、第7回大会での初の1stステージリタイアなど、決して順風満帆ではなかった。

その後、妻の実家の鉄工所で働き始め、2017年には社長に就任。2012年の引退を経て、2020年に現役復帰し、現在は山田軍団黒虎の育成にも力を注いでいる。

2026年現在、61歳になった山田は、TBS公式サイトでも「ミスターSASUKE」として紹介されている。

完全制覇という目標はいまだ達成されていない。それでも挑戦を続ける理由は、本人が語った言葉に表れている。

「俺にはSASUKEしかないんですよ」

この言葉は、2002年の第10回記念大会でも話題になった。

記録だけを見れば、山田は完全制覇者ではない。しかし、番組の歴史を語るとき、彼の名前を外すことはできない。

挑戦することを諦めず、失敗を重ねながらも舞台に戻ってくる。その姿こそが、長年にわたって「ミスターSASUKE」と呼ばれてきた理由なのだろう。

これからも山田勝己がどのような挑戦を見せるのか。完全制覇への夢とともに、その歩みを見守りたい。

同じカテゴリの記事

星野 匠
コンテンツディレクター 星野 匠
プロフィールを見る →

芸能・エンタメ取材16年。事務所の公式リリース、制作発表資料、配信サービスの告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事にしません。

おすすめの関連記事