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【結論】粗品競馬予想は当たる?2026年の的中率と回収率を検証

津田 美咲 津田 美咲 • 更新: • 公開: • 読了約 17 分
目次

粗品の競馬予想を評価する際、最初に区別したいのが「本命馬が好走したか」と「実際の馬券が当たったか」という2つの基準だ。

2026年10月23日の引退発表時に公表された「生涯収支マイナス5億円君」期の成績は、次のとおりだった。


5億円君期・公表成績


26.3%

粗品競馬予想

回収率


83レース


予想レース数


82万6,000円


購入金額


21万7,360円


払戻金額


差し引き収支

−60万8,640円



本人が動画で公表した数字をもとに計算。回収率は払戻金額÷購入金額。

この数字を見る限り、5億円君期の馬券成績は厳しい。購入した金額に対して、戻ってきた金額は約4分の1にとどまった。

ただし、粗品の予想がすべて外れていたわけではない。

2026年9月13日のローズステークスでは、モンローウォークを本命にして3連単を的中させた。3連単の払戻金は3,490円。推奨買い目のうち合計1,200円分を購入していた計算で、払戻額は4万1,880円となった。

この的中は、単に本命馬が1着になっただけではない。2着・3着まで組み合わせを的中させた点で、馬券成績としても評価できるものだった。

2026年のG1予想から見える実力

日刊スポーツが掲載した2026年11月1日までのJRA・G1本命馬一覧を整理すると、次のような傾向が見える。

- G1の本命馬が3着以内に入ったレース:16戦中8戦
- 馬券的中が記録されたレース:16戦中3戦
- 天皇賞・秋終了時点の秋G1:4連続不的中

ここで重要なのは、本命馬が3着以内に入ることと、購入した馬券が的中することは別問題という点だ。

例えば、秋華賞や菊花賞では本命馬が1着になった一方、秋G1の馬券的中という結果には結びつかなかった。馬券は相手馬や着順の組み合わせまで一致させなければならないからだ。

したがって、粗品の競馬予想を評価するなら、単純な本命馬の勝率だけでなく、買い目全体の的中率と回収率を見る必要がある。

【人物・関係性】マイ億君とは誰?5億円君から6億円君への変遷

粗品の競馬予想を語るうえで欠かせないのが、「生涯収支マイナス○億円君」というキャラクターだ。

これは霜降り明星の粗品が自身のYouTubeチャンネルで展開する競馬予想企画の呼称である。

毎年のように名前の数字が変わり、引退発表まで含めて一連のエンターテインメントとして定着している。

5億円君と6億円君の関係
人物・呼称 関係・役割 2026年の動き
粗品 霜降り明星の芸人 競馬予想動画に出演
マイ億君 競馬予想企画の通称 YouTubeで重賞予想を公開
生涯収支マイナス5億円君 旧キャラクター 10月23日に無期限活動休止を発表
生涯収支マイナス6億円君 新キャラクター 10月24日の菊花賞予想で登場
粗品 Official Channel 動画の発信媒体 予想動画・レース結果動画を公開
JRA 中央競馬の主催者 レース結果・公式成績を公表

生涯収支マイナス5億円君の成績推移

粗品が動画で紹介した過去のキャラクター期間別の回収率は、以下のようになっている。

- 1億円君時代:11%
- 2億円君時代:85.9%
- 3億円君時代:107.5%
- 4億円君時代:108.5%
- 5億円君時代:26.3%

注目すべきは、3億円君と4億円君の時代には回収率が100%を超えていたことだ。

つまり、マイ億君は常に負け続けていたわけではない。期間によっては購入金額を上回る払戻しを記録している。

一方、5億円君期では回収率が急落した。本人もこの数字を引退発表の際に取り上げており、企画の節目を象徴する結果となった。

なお、これらは各キャラクター期間について公表された回収率であり、5年間の全購入履歴を一つの数字に統合した監査済みの生涯収支ではない。

「マイナス5億円」「マイナス6億円」という名前も、実際にその金額を失ったという意味ではなく、企画上のキャラクター名として理解するのが適切だ。

【2026年最新予想】天皇賞・秋の本命馬と買い目、その結果

2026年の粗品競馬予想を象徴するレースが、11月1日に東京競馬場で開催された第174回天皇賞・秋だ。

10月31日19時公開の「生涯収支マイナス6億円君の天皇賞(秋)予想」では、粗品はマスカレードボールを本命に選んだ。

粗品の本命馬はマスカレードボール

本命選定の要点は枠順だった。

粗品は当初、マスカレードボール、クロワデュノール、ダノンデサイルの3頭で悩んでいた。

しかし、枠順確定後にクロワデュノールが最内枠、ダノンデサイルが大外枠に入ったことで判断を変更。好枠を引いたマスカレードボールを本命に据えた。

予想の主な評価は次のとおり。

- ◎ マスカレードボール:本命。馬体写真や調教内容を評価。
- ○ クロワデュノール:対抗。馬券内の安定感を評価。
- ダノンデサイル:大外枠を理由に評価を下げ、相手候補にとどめる。
- レガレイラ:東京芝2000メートルでの信頼度を理由に買い目から除外。

実際に公開された3連単の買い目

粗品が公開した買い目は、合計1万円の3連単6点だった。

買い目 購入推奨額
7→1→17 5,000円
7→1→11 1,800円
7→1→6 800円
7→1→9 800円
7→1→10 800円
7→1→15 800円
合計6点 10,000円

本命の7番マスカレードボールを1着、対抗の1番クロワデュノールを2着に固定した、かなり絞り込んだ構成だった。

特に注目されたのは、人気馬レガレイラを買い目から外したことだ。

11月1日の天皇賞・秋の確定結果

3連単6点・不的中

JRA公式の競走成績によると、天皇賞・秋の上位3頭は次のとおりだった。



1着
17番 ダノンデサイル
戸崎圭太騎手・4番人気


2着
10番 ネブラディスク
川田将雅騎手・8番人気


3着
3番 レガレイラ
岩田望来騎手・3番人気



粗品の本命マスカレードボールは11着。対抗のクロワデュノールも5着に終わった。

加えて、買い目から外したレガレイラが3着に入ったため、公開した6点はいずれも不的中となった。

JRAの公式成績によると、勝ったダノンデサイルは大外17番枠からの差し切り勝ち。粗品が枠順を理由に評価を下げた馬が、結果的に優勝したことになる。

このレースで浮き彫りになったのは、予想の根拠が明確でも、枠順や展開の読みが結果と一致するとは限らないという競馬の難しさだ。

【真相検証】粗品の呪いは本当に存在するのか?

粗品の競馬予想を語る際、必ずと言っていいほど登場するのが「粗品の呪い」という言葉だ。

これは、粗品が本命に選んだ馬がレースで凡走することが多いというネット上のネタから広がった呼称である。

実際に、2026年にも印象的な出来事があった。

粗品の呪いが話題になった事例

2026年1月4日の中山金杯では、本命のニシノエージェントが14着に敗退。京都金杯でも本命トロヴァトーレが4着となり、両レースとも不的中だった。

3月1日の中山記念では、本命のセイウンハーデスが12着に敗れた。

所有馬が粗品の本命に指名された後に凡走したことから、馬主の西山茂行氏も「粗品の呪い」に反応し、競馬ファンの間で話題になった。

しかし、反対の事例もある。

本命馬が勝ったケースも存在する
レース 本命馬 結果
2026年2月・フェブラリーS コスタノヴァ 1着・3連単的中
2026年4月・皐月賞 ロブチェン 1着
2026年9月・ローズS モンローウォーク 1着・3連単的中
2026年10月・秋華賞 モンローウォーク 1着
2026年10月・菊花賞 ゴーイントゥスカイ 1着

このように、粗品の本命馬が勝つこともある。

2026年のローズステークスでは、3連単まで的中させており、「粗品が本命にした馬は必ず負ける」という見方は事実と一致しない。

粗品の呪いが強く印象に残る3つの理由

1. 不的中時のリアクションが強烈

粗品は予想が外れた際、「ボケェ~イ」などの決まり文句を披露する。普通の競馬予想家よりも不的中そのものが話題になりやすい。

2. 人気馬が凡走するとニュースになりやすい

1番人気やG1馬を本命にして凡走した場合、予想と結果のギャップが大きくなる。特にG1では注目度が高い。

3. 外れた事例が記憶に残りやすい

的中したレースよりも、印象的な大敗の方がSNSやニュースで繰り返し取り上げられる。その結果、実際の成績以上に「呪い」のイメージが強まる。

したがって、粗品の呪いは競馬ファンが楽しむための呼称としては成立しているものの、予想したことが競走馬の着順を悪化させるという客観的な根拠はない。

【引退理由と復帰】マイ億君の無期限活動休止は本当だった?

2026年10月23日、粗品は自身のYouTubeチャンネルで「生涯収支マイナス5億円君」の無期限活動休止を発表した。

動画では深々と頭を下げ、企画を終了する意向を示した。

本人が説明した引退理由

粗品が説明した主な理由は体力的な限界だった。

動画では咳き込む様子も見られ、予想活動を続けたい気持ちはあるものの、身体的に厳しくなったと説明している。

また、これまでの活動を振り返り、騎手や厩舎関係者への敬意を欠いた発言、競走馬への暴言、JRAへの攻撃的な姿勢などについて謝罪した。

本人は次のように説明している。

シンプルに体力の限界です。

わずか約24時間後に6億円君として再登場

ところが、翌10月24日には状況が一変した。

粗品は菊花賞の予想動画を公開し、新たに「生涯収支マイナス6億円君」として登場したのである。

本命に選んだのは9番ゴーイントゥスカイ。ロブチェンとの比較では、3000メートルという距離を考慮してゴーイントゥスカイを上位に評価した。

そして、実際の菊花賞ではゴーイントゥスカイが優勝。新キャラクターの初陣で本命馬が勝利する展開となった。

この一連の流れから分かるのは、今回の無期限活動休止が、少なくとも競馬予想企画全体の終了を意味していたわけではないということだ。

5億円君という名前のキャラクターは一区切りを迎えたが、マイ億君の予想活動は6億円君として継続された。

粗品競馬予想の評判は?

ファンの反応には、大きく2つの傾向がある。

- 競馬予想として楽しむ層: 本命馬の選び方や買い目、レース後の振り返りを参考にする。
- エンタメとして楽しむ層: 引退宣言や呪い、不的中時のリアクションを含めて動画を楽しむ。

実際、2026年10月の引退発表時には、コメント欄に「秋の風物詩」「毎年この時期が来た」といった反応が寄せられていた。

こうした反応を見ると、マイ億君は単なる競馬予想企画ではなく、毎年の恒例イベントとしても認識されている。

【プロの結論】粗品の買い目を競馬予想に活用する方法

粗品の予想を参考にする場合、最も大切なのは、予想の面白さと馬券の期待値を分けて考えることだ。

特に、2026年の天皇賞・秋のように、1着・2着を固定した3連単は、少ない点数で大きな払戻しを狙える一方、どちらか一頭でも着順がずれると的中しない。

粗品の予想を参考にする際のチェックポイント

1. 本命馬の選定理由を確認する

馬体、調教、枠順、距離適性、騎手、展開など、どの要素を重視しているかを確認する。

単に本命馬の名前だけを追うのではなく、判断の根拠を理解することが大切だ。

2. 本命と対抗の着順固定が適切か考える

3連単の1着固定・2着固定は、予想が当たっていても着順が逆転すると不的中になる。

馬の能力比較と、実際のレース展開は分けて考えたい。

3. 回収率を長期的に確認する

的中したレースだけを取り上げても、予想の実力は正しく判断できない。

回収率は次の計算で求められる。

\[
回収率=\frac{払戻金額}{購入金額}\times100
\]

回収率100%が損益分岐点となり、100%を下回れば収支はマイナスになる。

4. 呪いを理由に馬券を買わない・買うという判断をしない

粗品の本命を外すという買い方も話題にはなるが、それ自体に継続的な利益があると証明されたわけではない。

馬券を購入するなら、JRAの公式出馬表やオッズ、過去成績を確認して、自分の判断で予算を決めるべきだ。

粗品競馬予想が向いている人・おすすめできない人
読者のタイプ 評価
競馬初心者 本命馬の選び方を知るきっかけとして楽しめる
競馬ファン 他の予想家との見解比較に活用できる
YouTubeのエンタメ好き マイ億君のキャラクターやリアクションを楽しめる
回収率重視の馬券購入者 公表成績を確認し、独自の分析と併用する必要がある
必ず勝てる予想を求める人 おすすめできない

粗品の予想は、競馬を楽しむためのコンテンツとして魅力がある。一方、回収率26.3%という公表成績を踏まえると、買い目をそのまま模倣することを収益目的で推奨するのは難しい。

【よくある質問】粗品競馬予想に関するFAQ

Q1:粗品の競馬予想はどこで見られる?

A1:主にYouTubeの「粗品 Official Channel」で公開される。重賞レース前の予想動画と、レース終了後の結果報告動画が中心となっている。

Q2:粗品の本命馬は本当に来ない?

A2:必ずしもそうではない。2026年にはフェブラリーステークスやローズステークスなどで本命馬が勝利し、馬券も的中している。粗品の呪いは競馬ファンの間で広まったエンタメ的な呼称だ。

Q3:生涯収支マイナス5億円君は競馬を引退した?

A3:2026年10月23日に無期限活動休止を発表したが、翌24日には生涯収支マイナス6億円君として菊花賞予想に登場した。企画全体の終了ではなく、キャラクターのリニューアルという形になった。

Q4:粗品の2026年の回収率は何%?

A4:10月23日の引退発表時に公表された5億円君期の回収率は26.3%。購入額82万6,000円に対し、払戻額は21万7,360円だった。

Q5:2026年天皇賞・秋の粗品の本命馬は?

A5:マスカレードボールだった。3連単6点を公開したが、本命馬は11着に敗れ、馬券は不的中となった。

2026年の粗品競馬予想は、マイ億君の無期限活動休止と6億円君へのリニューアル、ローズステークスの3連単的中、そして天皇賞・秋の6点勝負の不的中など、話題に事欠かない展開となった。

実際の数字を見ると、5億円君期の回収率は26.3%。一方で、過去には100%を超える回収率を記録した期間もあり、本命馬が勝利するレースも存在する。

つまり、粗品の競馬予想は「絶対に当たらない予想」でも「そのまま買えば勝てる予想」でもない。

競馬予想としての評価は、的中率・回収率・買い目の精度で判断し、マイ億君としての魅力はエンターテインメントとして楽しむ。 この2つを分けて見ることが、粗品競馬予想を正しく理解するポイントだ。

次回以降の重賞予想でも、本命馬だけでなく、対抗馬、買い目の点数、実際の払戻しまで追いかけることで、6億円君の予想がどのように変化するのかが見えてくる。

2026年11月5日時点では、天皇賞・秋の不的中を経て、次のアルゼンチン共和国杯・みやこステークスの予想発表にも注目が集まっている。

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津田 美咲

スポーツ報道7年。連盟の公式記録、試合結果、会見の書き起こしで数値と経歴を確認しています。

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