PL学園は、在校生が少なくなった現在も大学進学を重視した教育を行っています。
2026年度入試の合格実績を見ると、国公立大学から私立大学、短期大学、専門学校まで幅広い進路が確認できます。
2026年度入試の大学合格実績学校公式が2026年6月23日に更新した大学合格実績では、次の大学・大学校が掲載されています。
国公立大学・大学校
- 筑波大学
- 京都教育大学
- 三重県立短期大学
- 防衛大学校(一次)
私立大学
- 同志社大学
- 立命館大学
- 順天堂大学
- 神田外国語大学
- 金沢工業大学
- 神戸女子大学
- 四日市看護医療大学
- 大阪芸術大学
- 帝塚山学院大学
- 桃山学院大学
進路の内訳は以下のとおりです。
2026年度入試・卒業後の進路割合66%

大学進学17%
短期大学17%
専門学校
出典:PL学園公式「2026年度入試 大学合格実績」。就職0%、その他0%。割合は学校公表資料の数値。
大学進学が全体の66%を占めており、少人数の学校でありながら、国公立大学や難関私立大学への合格者も出ています。
なお、学校が公表した合格実績画像には大学別の合格者数が記載されていないため、大学名だけで合格者数や進学者数を推測することはできません。
2025年度の進学実績との比較2025年度入試では、大学進学86%、専門学校7%、就職7%という結果でした。
国公立大学では、岩手大学、宇都宮大学、大阪公立大学、石川県立大学、静岡県立大学などへの合格が報告されています。
私立大学では、立命館大学、順天堂大学、京都外国語大学、大和大学、桃山学院大学などが挙げられています。
加えて、2025年度の高校事業報告書では、国公立大学に現役で4名が合格し、生徒全員が大学または専門学校への進学を果たしたと説明されています。
この実績から見えるのは、PL学園が単に大学名のブランドを競うのではなく、生徒それぞれの希望進路に合わせた指導を重視していることです。
国際教育にも力を入れているPL学園の教育活動で特徴的なのが、ハワイ語学研修です。
2025年度の高校事業報告書によると、9名の生徒がハワイ語学研修に参加しました。
PLハワイ教会の研修施設を拠点として、英語力の向上や国際交流に取り組んでいます。
また、高校2年生の修学旅行では沖縄を訪問し、平和学習を実施しています。
中学校では長崎での平和学習が行われており、学校行事にも教育理念が反映されています。
【プロの結論】PL学園への進学をおすすめできる家庭・慎重に考えたい家庭
PL学園を受験するかどうかを判断する際には、偏差値や大学合格実績だけでは不十分です。
特に重要なのは、教育理念、宗教的な活動、学校規模、募集条件、将来の運営状況を総合的に理解することです。
PL学園が向いている生徒・家庭次のような条件に当てはまる場合、進学先として検討する価値があります。
- PL教団の教育理念に共感している。
- 宗教的な活動を含む学校生活に理解がある。
- 少人数での学習環境を希望している。
- 教員との距離が近い環境で学びたい。
- 寮生活を通じて自立心を育てたい。
- 国公立大学や私立大学への進学を目指している。
特に、学校と家庭が教育方針を共有できるかどうかは重要です。
慎重に検討したい家庭反対に、次のような場合は、出願前に十分な確認が必要です。
- PL教団との関係や信仰活動に抵抗がある。
- 宗教的な条件を満たしていない。
- 一般的な私立進学校と同じ入試制度を想定している。
- 大規模校ならではの部活動や学校生活を希望している。
- 学校の将来的な運営の安定性を特に重視している。
また、少人数教育には教員と生徒の距離が近いという利点がある一方、同学年の人数が少ないことによる人間関係や活動規模の制約も考えられます。
受験前に確認したい5つの判断基準1. 応募資格:PL教団の会員子弟など、募集要項の条件を満たしているか。
2. 教育理念:宗教的な教育活動を含め、学校の方針に納得できるか。
3. 学習環境:国公立コース・理文選修コースのどちらが希望進路に合うか。
4. 経済面:授業料、寮費、食費、指定品購入費を含めて無理なく負担できるか。
5. 将来性:現在の生徒数や学校運営の状況について、学校側から説明を受けているか。
特に5番目は、2026年の事業報告書で財務上の課題が明らかになっているだけに、入学後の学校生活を考えるうえで欠かせない視点です。
【PL学園中学校・高等学校】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:PL学園中学校・高等学校は2026年現在も募集していますか?
A1:はい。2026年11月5日時点で、2027年度の中学校・高等学校の募集要項が公式サイトに掲載されています。ただし、PL教団の会員子弟であることなど、応募資格に条件があります。
Q2:PL学園高校の偏差値はいくつですか?
A2:民間の高校情報サイトでは50~53と掲載されています。ただし、学校公式の数値ではなく、募集条件も一般的な高校とは異なるため、参考値として捉える必要があります。
Q3:PL学園には現在も学生寮がありますか?
A3:はい。現在も寮生活と自宅通学を選択できます。公式案内では全校生徒のおよそ半数が寮生活を送っているとされています。寮費や食費の最新金額については、入学前に学校へ直接確認してください。
Q4:PL学園は閉校する予定ですか?
A4:2026年11月5日時点で、公式な閉校決定は確認できません。2027年度の募集も案内されています。一方、在校生数の減少や経営上の課題が公表されており、将来の学校運営には注意が必要です。
Q5:PL学園の教育理念は何ですか?
A5:「人生は芸術である 教育もまた芸術である」です。PL教団の教義を基盤に、生徒一人ひとりの個性を伸ばし、他者を祝福できる人間性を育てることを目指しています。
PL学園中学校・高等学校は、2026年現在も大阪府富田林市で教育活動を続けている学校です。
2027年度の募集要項も公開されており、中学校は男女70名、高校は普通科120名(いずれも内部進学者を含む)を募集しています。
一方、PL教団との関係によって出願資格が限定されていること、生徒数が大幅に減少していること、学校法人自身が経営上の課題を公表していることも見逃せません。
進学先として検討するなら、次の3点が特に重要です。
- 教育面:「人生は芸術である」という理念や宗教教育に納得できるか。
- 経済面:学費だけでなく寮費・食費を含む総費用を把握できているか。
- 学校運営面:少人数教育の実情と将来的な運営方針を理解できているか。
かつての甲子園の名門という歴史だけで判断するのではなく、現在の教育内容と学校生活を実際に確認することが、進学後のミスマッチを防ぐ近道です。
PL学園は、歴史ある教育理念を守りながら、少人数化と学校運営という大きな課題に直面している学校です。 受験を考える家庭にとっては、伝統と現在の実情の両方を理解したうえで選択することが大切です。
主な情報源:PL学園公式サイト、2027年度中高募集要項、令和7年度高校事業報告書、2026年度入試大学合格実績、スポーツニッポン、日刊スポーツ、みんなの高校情報。