今回の司会者選びで注目されるのは、4人の経験が重複せず、それぞれ異なる強みを持っていることだ。
NHKの第77回紅白歌合戦実施本部長・小池明久氏は、司会者とテーマの発表に際して、3人の俳優・タレントについて次のように紹介している。
7歳にして、あの“マルモリ”を紅白で堂々披露した芦田愛菜さん。 優しさと強さ、ときに神々しさまで感じさせる当代の人気役者、堺雅人さん。 NHKホールと紅白の裏のウラ、生放送の厳しさを知り尽くした二宮和也さん。
このコメントからは、NHKが3人に期待する役割が見えてくる。
芦田愛菜には世代をつなぐ親しみやすさ芦田の起用で印象的なのは、子役時代から幅広い世代に知られている点だ。
「マルモのおきて」で注目を集めた時代を知る視聴者もいれば、近年の映画やドラマを通じて彼女を知った若い世代もいる。
紅白が掲げる世代を超えた音楽というテーマとも接点があり、番組に親しみやすい雰囲気をもたらすことが期待される。
堺雅人には俳優としての表現力堺雅人の起用については、NHK側がその存在感や人物としての魅力を評価していることが発表コメントから読み取れる。
『半沢直樹』や『VIVANT』などで見せてきた表情豊かな演技、独特の語り口は、番組の節目を印象づける要素になりそうだ。
また、本人も過去の審査員経験について、歌手の歌声が体を通して震えるような素晴らしい体験だったと振り返っている。
二宮和也には生放送を支える経験値二宮については、実施本部長が「生放送の厳しさを知り尽くした」と評価している。
嵐として5年連続、個人としても2017年に司会を担当した経験は、今回の4人体制における大きな強みだ。
特に初司会となる芦田と堺にとって、過去の進行経験を持つ二宮の存在は心強いものになるだろう。
鈴木奈穂子アナにはNHKの進行力鈴木アナは、ニュース番組でのキャスター経験と『あさイチ』での生放送経験を持つ。
俳優やタレントが持つ個性を引き出しながら、番組全体の進行を整える役割が期待される。
4人のうち、NHKのアナウンサーとして放送現場の進行を担ってきた経験があることも特徴だ。
今回の起用を読み解く要点は、初司会者の新鮮さと、経験者の安定感を組み合わせた構成にある。
ただし、これらは公表された人物紹介や過去の出演歴から読み取れる特徴であり、NHKが公表していない個別の選考過程や内部事情を示すものではない。
【2026年の司会者コメント】芦田愛菜・堺雅人・二宮和也は何を語った?

今回の発表では、司会に決まった3人のコメントも公開された。それぞれの言葉には、初挑戦への緊張や過去の経験、共演者への信頼が表れている。
芦田愛菜「お二人の力をお借りして」芦田は、今回の大役について驚きを感じたと話している。
堺雅人とは初共演になる一方、二宮和也とは幼いころからバラエティー番組などで顔を合わせてきたという。
特に印象的なのは、二宮について司会経験が豊富で心強いと語っている点だ。
自分が初めて立つ舞台だからこそ、経験者と協力しながら務めたいという姿勢がうかがえる。
また、視聴者と一緒に音楽を楽しみ、明るい2027年を迎えたいという思いも伝えている。
堺雅人「私でいいのか?という気持ちは今でも9分9厘」堺のコメントは、本人らしいユーモアが感じられる内容だ。
私でいいのか?という気持ちは、今でも9分9厘くらいあります。
過去に審査員を務めた際、歌手の歌声に感動した経験があり、再び紅白の華やかな空間に参加できることを楽しみにしているという。
さらに二宮については、共演したドラマと同じように尊敬する心強い弟と表現。芦田についても初共演を楽しみにしていると伝えた。
堺と二宮はドラマ『VIVANT』で共演しており、作品を通じて築いた関係性が司会の場でどのように生かされるかも注目される。
二宮和也「9年ぶりの司会です」二宮はオファーを受けた際、非常に驚いたとコメントしている。
特に注目したいのは、嵐として司会をしていたころとの違いについて触れている点だ。
9年ぶりの司会です。
以前は嵐として出演し、最終的には歌でも盛り上げられたが、今回は司会に専念する立場。その違いに少し緊張していることを、冗談を交えて語っている。
また、堺と芦田について「言葉のスペシャリスト」と評し、一緒に仕事をすることへの期待を示した。
3人のコメントを比べると、芦田は周囲への信頼、堺は謙虚さと期待、二宮は経験者ならではの緊張感が特徴的だ。
【番組テーマと放送日時】「こえていこう、歌とともに。」に込められた意味
第77回NHK紅白歌合戦の番組テーマは、「こえていこう、歌とともに。」。
このテーマには、世代やジャンル、性別、国境といったさまざまな境界を超えて音楽が人々をつなぐという考えが込められている。
NHKが公表したテーマ説明では、若い世代がレコードで昔の曲を聴くことや、親子で好きなアーティストのライブに出かけること、海外で日本人アーティストの公演に多くの観客が集まることなどが紹介されている。
加えて、災害や先行きの見えにくい社会情勢の中で、歌とともに困難を乗り越え、未来への希望を見いだしたいというメッセージも含まれている。
4人の司会者とテーマの相性このテーマと今回の司会者を重ねると、興味深い構図が見えてくる。
- 芦田愛菜:子役時代から現在まで、世代を超えて親しまれてきた存在。
- 堺雅人:幅広い年代に知られる作品を持つ俳優。
- 二宮和也:グループ活動と個人活動の両方で音楽・テレビに関わってきた経験者。
- 鈴木奈穂子:ニュースや情報番組を通じて幅広い視聴者と接してきたNHKアナウンサー。
この4人が並ぶことで、子どものころから紅白を知る視聴者にも、現在の音楽シーンを中心に楽しむ若い世代にも接点をつくりやすい。
初司会の2人が生み出す新鮮さと、経験者2人による進行の安定感。その両立が、2026年の司会陣の大きな特徴だ。
第77回NHK紅白歌合戦の放送概要第77回NHK紅白歌合戦
放送日
2026年12月31日(木)
放送時間
午後7時20分~11時45分
会場
NHKホール(東京・渋谷)
司会
4人
テーマ
こえていこう、歌とともに。
放送メディア:NHK総合、BSP4K、BS8K、ラジオ第1。中断ニュースあり。
NHK ONEで同時・見逃し配信、らじるらじるで同時・聴き逃し配信を予定。
大みそかの夜、午後7時20分から午後11時45分までの放送が予定されている。テレビだけでなく、NHK ONEやラジオを通じた視聴・聴取にも対応する。
【今年の紅白の司会】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の紅白歌合戦の司会は誰ですか?
芦田愛菜、堺雅人、二宮和也、NHKの鈴木奈穂子アナウンサーの4人です。2026年10月9日に正式発表されました。
Q2:芦田愛菜と堺雅人は紅白の司会が初めてですか?
はい。2人とも第77回が初司会です。ただし、芦田は2011年に歌手、2022年にゲスト審査員として出演。堺も2015年と2023年にゲスト審査員を務めています。
Q3:二宮和也が紅白の司会をするのは何年ぶりですか?
個人としては2017年の第68回以来、9年ぶり2回目です。嵐としては2010年から2014年まで5年連続で司会を担当しています。
Q4:鈴木奈穂子アナは何回目の司会ですか?
2024年、2025年に続き、2026年で3年連続3回目です。
Q5:2026年の紅白司会者はいつ発表されましたか?
2026年10月9日です。司会者4人と番組テーマが同日に発表されました。
Q6:第77回紅白歌合戦は何時から放送されますか?
2026年12月31日(木)の午後7時20分から午後11時45分までの予定です。途中にニュースによる中断があります。
Q7:2026年の紅白の出場歌手も発表されていますか?
司会者の発表とは別です。NHKの番組案内では出演者は決定次第知らせるとされています。出場歌手、歌唱曲、曲順などは、それぞれの正式発表を確認する必要があります。
第77回NHK紅白歌合戦の司会は、芦田愛菜、堺雅人、二宮和也、鈴木奈穂子アナウンサーの4人に決定した。
今回の顔ぶれを整理すると、次の3点が大きな見どころとなる。
1. 芦田愛菜と堺雅人の初司会:過去の歌手・審査員としての経験を経て、初めて進行を担う。
2. 二宮和也の9年ぶりの個人司会:嵐としての5年連続出演と2017年の経験を生かす。
3. 鈴木奈穂子アナの3年連続出演:ニュースや情報番組で培った進行力で番組を支える。
NHKが掲げた「こえていこう、歌とともに。」というテーマは、今回の4人の組み合わせとも重なる。
初挑戦の2人がどのような表情を見せるのか、二宮がどんな掛け合いを展開するのか、そして鈴木アナが4人をどうまとめるのか。
2026年の紅白は、司会者それぞれの個性と経験が交わる大みそかになりそうだ。
出場歌手や歌唱曲などの続報とともに、12月31日の本番で4人が生み出す化学反応にも注目したい。