2026年10月16日、カプコンの世界的人気格闘ゲームをハリウッドが実写化した映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』が全世界同時公開されました。リュウ役にはアンドリュー・小路、ケン役にはノア・センティネオ、春麗役にはカリーナ・リャンを起用。さらにジェイソン・モモアがブランカを演じるなど、個性的なキャスティングが公開前から話題を集めました。
物語の舞台は1993年。疎遠になっていたリュウとケンが、春麗に導かれて世界格闘王決定戦「ワールドウォリアー・トーナメント」に参加し、大会に隠された陰謀に巻き込まれていきます。日本語吹替には高橋広樹、岸祐二、折笠富美子らゲームシリーズでおなじみの声優陣が続投。公開後は全米週次興行収入ランキング1位を記録する一方、Rotten Tomatoesでは批評家と観客で評価が分かれています。
本記事では、2026年11月5日時点の公式発表、興行データ、批評家レビューをもとに、出演者一覧、ストーリー、吹替キャスト、評価、原作ゲームとの違いを整理します。
【作品概要】『ストリートファイター/ザ・ムービー』の公開日・制作スタッフ・基本情報

2026年版の実写映画は、カプコンとレジェンダリー・エンターテインメントが共同で製作し、パラマウント・ピクチャーズが北米配給を担当するアクション映画です。日本では東和ピクチャーズと東宝が配給に参加しています。
監督・脚本を担当するのはキタオ・サクライ。ゲームのキャラクターや技を実写に落とし込むだけでなく、リュウとケンの関係性を軸に、映画独自のストーリーを構築しています。
- 作品名:ストリートファイター/ザ・ムービー
- 原題:Street Fighter
- 公開日:2026年10月16日(金)
- 監督:キタオ・サクライ
- 製作:レジェンダリー・エンターテインメント、カプコン
- 日本配給:東和ピクチャーズ、東宝
- 上映時間:約120分
- ジャンル:アクション・アドベンチャー
原作ゲームは1987年にアーケード向けタイトルとして誕生しました。1991年の『ストリートファイターII』で世界的な人気を確立し、対戦格闘ゲームの代表的なシリーズへと成長しています。カプコンの2026年9月末時点の発表では、シリーズ累計販売本数は6,000万本を突破しています。
今回の映画化には、単発のゲーム実写化にとどまらず、世界中に定着したキャラクターIPを映画という別のメディアで展開する狙いもあります。ゲームディレクターの中山貴之も製作に参加しており、原作側の知見を制作現場へ反映する体制が組まれました。
【あらすじ】1993年の世界でリュウとケンに何が起きる?
物語の舞台は1993年。かつて兄弟のような関係を築き、ともに天才格闘家として知られていたリュウとケンは、ある事情から疎遠になっています。
そんな二人の前に現れるのが、謎の女性格闘家・春麗です。彼女は二人に「ワールドウォリアー・トーナメント(世界格闘王決定戦)」への招待状を差し出します。
世界各地から集結した強豪ファイターたちとの戦いが始まるものの、単純な最強決定戦では終わりません。大会の背後には危険な陰謀が隠されており、リュウとケンは自分たちの過去とも向き合うことになります。
映画のストーリーを理解するうえで押さえておきたいのは、次の3つのポイントです。
- リュウとケンの関係:かつての親友同士が、なぜ離れてしまったのか。
- 春麗の目的:彼女が二人を大会へ招いた理由と、その背後にある事情。
- 大会に潜む陰謀:世界最強を決める舞台が、より大きな対立へとつながっていく構造。
格闘ゲームではプレイヤーが選択するキャラクターごとに戦いの目的や背景が描かれます。一方、映画では複数の人物を一つの物語に集約する必要があります。そのため、今作はリュウとケンを中心に据え、春麗を物語の導入役として配置する構成を採用しています。
1993年という時代設定にも意味があります。シリーズ初期のアーケードゲームが持っていた空気感を映画の世界観に取り込み、90年代の格闘ゲーム文化を思い起こさせる演出につなげています。
【キャスト一覧】リュウ・ケン・春麗からブランカまで主要出演者を紹介
2026年版の大きな特徴は、格闘技やスポーツ、エンターテインメントなど、異なる分野で活躍する出演者を幅広く起用している点です。
中心となるのは、リュウ役のアンドリュー・小路、ケン役のノア・センティネオ、春麗役のカリーナ・リャン。さらにジェイソン・モモア、50セント、プロレスラーのロマン・レインズことジョー・アノアイらが加わり、ゲームの個性的なキャラクターを実写で表現しています。
主要キャラクターと出演者、日本語吹替声優の対応は次のとおりです。キャラクター名は日本で親しまれているゲーム版の表記に合わせています。
| キャラクター | 実写版キャスト | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| リュウ | アンドリュー・小路 | 高橋広樹 |
| ケン | ノア・センティネオ | 岸祐二 |
| 春麗 | カリーナ・リャン | 折笠富美子 |
| 豪鬼 | ジョー・アノアイ(ロマン・レインズ) | 武虎 |
| ガイル | コーディ・ローデス | 安元洋貴 |
| ブランカ | ジェイソン・モモア | うえだゆうじ |
| ベガ | デヴィッド・ダストマルチャン | 楠大典 |
| バイソン | カーティス・“50セント”・ジャクソン | 鶴岡聡 |
| バルログ | オーヴィル・ペック | 諏訪部順一 |
| ザンギエフ | オリヴィエ・リヒタース | 三宅健太 |
| ダルシム | ヴィドゥユト・ジャームワール | 江川大輔 |
| エドモンド本田 | 後藤洋央紀 | 永野善一 |
| キャミィ | メル・ジャーンソン | 沢城みゆき |
| 火引弾 | アンドリュー・シュルツ | 楠田敏之 |
| ドン・ソバージュ | エリック・アンドレ | チョー |
| ユーリ | レイナ・ヴァランディンガム | たなか久美 |
| ジョー | アレクサンダー・ヴォルカノフスキー | 狩野英孝 |
※一部のキャラクターは日本版と海外版で名称が異なります。例えば、ボクサーのバイソン、軍服姿のベガ、爪を使うバルログは、海外版の名称と日本版の名称が入れ替わる関係にあります。
リュウ役アンドリュー・小路:アクションの説得力を担う主演リュウを演じるアンドリュー・小路は、アクション作品への出演経験を持つ俳優です。映画『ブレット・トレイン』などでも知られ、身体表現を必要とする役柄に取り組んできました。
リュウはシリーズの象徴ともいえる存在です。派手な必殺技だけでなく、修行を続ける格闘家としてのストイックさや、勝負に対する真摯な姿勢も表現する必要があります。
今回の映画では、波動拳や昇龍拳、竜巻旋風脚といった代表的な技の再現にも挑戦。ゲームの動きをそのまま映像に置き換えるのではなく、実際の肉体の動きとして成立させることが重要な課題になりました。
ケン役ノア・センティネオ:リュウとの対照的な魅力ケンを演じるノア・センティネオは、映画『ブラックアダム』などへの出演で知られる俳優です。
リュウが修行と精神的な鍛錬を重視する人物として描かれるのに対し、ケンは華やかさや自信、感情表現の豊かさが印象的なキャラクターです。二人の性格の違いは、作品の人間ドラマを支える要素になっています。
特に今回は、二人が疎遠になった状態から物語が始まるため、単なる格闘相手ではない関係性の変化にも注目したいところです。
春麗役カリーナ・リャン:物語を動かす重要人物春麗を演じるカリーナ・リャンは、映画『BAD GENIUS バッド・ジーニアス』などで知られる俳優です。
春麗はシリーズを代表する女性ファイターであり、華麗な蹴り技と高い戦闘能力が特徴。映画ではリュウとケンを大会へ導く役割を担い、物語の展開に大きく関わります。
アクション面では、ゲームの象徴的な技であるスピニングバードキックの再現が見どころです。
ジェイソン・モモアがブランカ役に挑戦意外性のある配役として注目されたのが、ジェイソン・モモアのブランカ役です。
『アクアマン』などで知られるモモアは、体格と存在感を生かした役柄で人気を集めてきました。野性的な身体能力と独特のビジュアルを持つブランカは、実写化においても強いインパクトを残すキャラクターです。
また、50セント、ロマン・レインズ、コーディ・ローデス、後藤洋央紀ら、音楽・格闘技・プロレスの世界で知られる人物が集まっていることも、本作ならではの特徴です。
【日本語吹替】高橋広樹・岸祐二・折笠富美子らゲーム版声優が続投
日本のゲームファンにとって見逃せないのが、日本語吹替版のキャスティングです。リュウ役の高橋広樹、ケン役の岸祐二、春麗役の折笠富美子という、ゲームシリーズでおなじみの声優が映画でも同じキャラクターを担当します。
加えて、ガイル役の安元洋貴、キャミィ役の沢城みゆき、バイソン役の鶴岡聡、ドン・ソバージュ役のチョーなど、ゲーム版からの続投を含む声優陣が参加しています。
追加発表では、豪鬼役に武虎、ベガ役に楠大典、火引弾役に楠田敏之、ダルシム役に江川大輔、バルログ役に諏訪部順一、ザンギエフ役に三宅健太、エドモンド本田役に永野善一、ユーリ役にたなか久美、ブランカ役にうえだゆうじが起用されました。
また、ジョー役の狩野英孝、マービン役の葛葉、劇中のアメリカ人夫婦役のなだぎ武と丹生明里など、声優以外の分野で活動する出演者も加わっています。
なぜゲーム版と同じ声優を起用したのか最大の理由は、キャラクターの印象を長年支えてきた声の連続性です。ゲームを通じてリュウやケンに親しんできたファンにとって、声はキャラクターの個性を構成する重要な要素です。
実際、2026年9月のTOKYO GAME SHOW 2026では、高橋広樹、岸祐二、折笠富美子が登壇。ゲーム『ストリートファイター6』のディレクターであり、映画の製作にも参加する中山貴之とともに、映画化への思いや制作の裏側を語りました。
岸祐二は、長年ケンを担当してきた経験に触れ、映画の吹替オファーを待っていた心境を明かしています。シリーズを長く支えてきた声優が映画にも参加することは、単なる懐かしさだけでなく、ゲームと映画をつなぐ役割を果たしています。
ただし、日本語吹替版は全キャストがゲーム版と同じというわけではありません。映画独自の人物や追加キャラクターには新たな出演者も参加しています。
日本語吹替を選ぶメリットは、ゲームで親しんだ声とキャラクターの一体感を楽しめること。一方、英語版は出演俳優本人の声や演技を直接味わえることが魅力です。どちらを選ぶかは、作品の楽しみ方によって変わります。
【興行収入・評判】全米ランキング1位でもRotten Tomatoesの評価は割れた
公開後の興行成績を見ると、本作は一定の集客力を示しています。カプコンが2026年11月2日に公表した資料によれば、10月16日から22日までの米国興行収入は約3,834万ドル。公開初週の週次ランキングで1位を獲得しました。
公開初週末の興行収入も約3,078万ドルを記録し、Box Office Mojoの集計でも10月16日から18日の週末ランキング1位となっています。
ただし、ここで注意したいのは「全米1位」の意味です。これは公開初週のランキングであり、長期間にわたる累計興行収入ランキングで歴代1位になったという意味ではありません。
11月5日時点の興行データ- 米国公開日:2026年10月16日
- 公開初週末の米国興収:約3,077万ドル
- 公開初週の米国興収:約3,834万ドル
- 公開初週の世界興収:約6,354万ドル
- 10月30日~11月1日の米国週末ランキング:5位
- 同期間終了時点の米国累計興収:約5,347万ドル
- 同期間終了時点の世界累計興収:約9,350万ドル
公開初週は好調だったものの、2週目には週末ランキング4位、3週目には5位へと順位を落としています。初動の注目度と、その後の継続的な集客力は分けて評価する必要があります。
Rotten Tomatoesの批評家評価は41%、観客評価は78%映画の評判を判断するうえで注目されるのが、映画レビュー集約サイトRotten Tomatoesの評価です。
2026年11月5日時点で確認できる数値は、批評家スコアのTomatometerが41%(145レビュー)、観客スコアのPopcornmeterが78%(2,500件以上の認証済み評価)です。
批評家と一般観客の間に37ポイントの差がある点が特徴です。
Rotten Tomatoesの批評家総評では、原作への愛情や視覚的な演出は評価される一方、ストーリーのまとまりに欠けることや、幼稚に感じられるユーモアが問題点として挙げられています。
批評家が評価したポイント- アクション:格闘シーンの身体表現や、ゲームの必殺技を取り込んだ演出。
- ビジュアル:原作のカラフルな世界観や90年代の雰囲気を意識した映像表現。
- ファンサービス:キャラクターの衣装、技、ゲームに関連する小ネタや演出。
一方で、登場人物が多すぎて各キャラクターの掘り下げが十分でないことや、作品全体のトーンが統一されていないことには厳しい意見もあります。
映画批評サイトのRogerEbert.comも、ゲームの技やアクションの再現、映像の色彩には注目しながら、リュウとケン以外のキャラクターに十分な見せ場が与えられていない点や、物語の詰め込みすぎを問題視しています。
観客の口コミはどこを評価している?観客評価では、格闘シーンの迫力やキャラクターの再現、ゲームを思わせる演出を楽しむ傾向が見られます。
Rotten Tomatoesに掲載された観客レビューにも、アクションの楽しさを評価する意見や、ゲーム特有の大げさでコミカルな雰囲気が再現されていることを歓迎する意見があります。
その一方、単独の映画として物語が完結していないように感じるという指摘もあります。続編を意識した構成に対する評価は、観客の間でも分かれる部分です。
したがって、Rotten Tomatoesの数字だけで作品の良し悪しを決めるのは早計です。ストーリーの完成度を重視する人と、ゲームの世界をスクリーンで体験したい人では、評価の基準そのものが異なります。
【原作ゲームとの違い】必殺技の再現度と映画オリジナル要素を検証
実写版を評価する際、最も気になるのが原作ゲームの再現度です。結論からいえば、2026年版はキャラクターの外見や必殺技、格闘アクションの再現に力を入れる一方、物語は映画独自の構成を採用した作品です。
① 波動拳・昇龍拳・竜巻旋風脚を実写で表現リュウの波動拳、昇龍拳、竜巻旋風脚は、シリーズを象徴する技です。これらを実写で成立させるには、ゲームのエフェクトを映像に加えるだけでは足りません。技を放つ前の構え、体重移動、攻撃後の動作まで、俳優の身体表現として組み立てる必要があります。
2026年10月26日に公開された公式メイキング情報では、スタント・コーディネーターのジョン・バレラが、ゲームの技を実写で再現する難しさを説明しています。
ノア・センティネオは、ケンを演じるために6週間にわたって空手やパンチの見せ方、受け身などを学んだと紹介されています。カリーナ・リャンも春麗の蹴り技を再現するため、週6日、1日2時間のトレーニングを積み重ねました。
リュウの格闘スタイルについては、空手の構えや動きを取り入れながら、ゲームの特徴的なフォームを現実のアクションとして成立させる工夫が行われています。
② 春麗のスピニングバードキックやガイルのサマーソルトキック春麗のスピニングバードキックは、シリーズの中でも視覚的なインパクトが強い技です。実写では身体の柔軟性と回転の速度、撮影アングルの組み合わせが重要になります。
また、ガイルのサマーソルトキックについても、演じるコーディ・ローデスが練習している様子が公式メイキングで紹介されました。ワイヤーアクションなどを活用し、ゲームの動きを映像として表現する取り組みが行われています。
③ キャラクターの再現度は高いが、物語は別の形に再構成ゲームの『ストリートファイター』シリーズは、複数のキャラクターが対戦することを中心に設計されています。それぞれに背景や目的はありますが、映画のように全員を一本の物語へまとめる必要はありません。
映画では、リュウとケンの関係を中心に据え、春麗による大会への招待と、その背後にある陰謀を軸として複数のキャラクターを登場させています。
つまり、原作ゲームのストーリーをそのまま映像化したものではなく、ゲームの世界観と人物を使って映画用の物語を組み立て直した作品です。
④ カプコンの関与が再現度を支える本作には、ゲーム『ストリートファイター6』のディレクターを務める中山貴之が製作として参加しています。
2026年9月の公式イベントでは、中山がシナリオ、衣装、セリフ、アクションなどに関わったことを説明。実写で動いた場合にどう見えるのかをアクション監督と検討しながら、原作の特徴を反映させたと語っています。
また、10月26日の公式メイキングでは、出演者やスタッフがシリーズのファンであることや、必殺技の再現に向けてトレーニングを重ねたことも紹介されました。
こうした制作体制は、原作の世界観を理解したうえで映画に変換するための強みです。ただし、ゲーム監修が入っていることと、ゲームのストーリーを完全再現していることは同じではありません。
原作ファンが注目すべき評価基準- キャラクター再現度:衣装、髪型、体格、立ち姿、キャラクターごとの個性。
- 技の再現度:波動拳や昇龍拳など、象徴的な必殺技の動きと演出。
- 格闘シーン:ゲームの対戦を思わせる駆け引きとアクションの迫力。
- 世界観:90年代の雰囲気や、各国の格闘家が集まる独特の世界。
- 物語:ゲームの設定を尊重しつつ、映画としてリュウとケンのドラマが成立しているか。
この5項目を分けて考えると、実写版の評価が整理しやすくなります。映像や技の再現を重視するファンには魅力的な部分がある一方、キャラクターの心理描写や脚本の完成度を重視する人には物足りなさが残る可能性があります。
【プロの結論】実写版ストリートファイターはどんな人におすすめ?
今回の映画を評価するうえで大切なのは、ゲームの完全な映像化を期待するのか、それともゲームの世界を使った新しいアクション映画として楽しむのかという視点です。
おすすめできる人- リュウ、ケン、春麗などシリーズの主要キャラクターが好きな人。
- 波動拳や昇龍拳などの必殺技を実写で見たい人。
- 90年代の格闘ゲーム文化やアーケードゲームの雰囲気が好きな人。
- ジェイソン・モモアやノア・センティネオなど出演者のファン。
- ゲーム版から続投した日本語吹替声優の演技を楽しみたい人。
- 原作ゲームの設定やキャラクターの背景を厳密に守った物語を期待する人。
- 少数の登場人物を丁寧に描く人間ドラマを重視する人。
- シリアスで現実的な格闘映画を求める人。
- 続編を意識した未完結感のある構成が苦手な人。
今回の実写化で注目したいのは、ゲームのキャラクターを単に俳優に演じさせるのではなく、実際に動ける格闘アクションとして再構築している点です。特に、出演者のトレーニングやスタントチームの取り組みは、原作の動きを現実の身体表現へ変換するための具体的な工夫として評価できます。
一方で、映画はゲームの対戦システムを再現するだけでは成立しません。多数のキャラクターを約120分の中で描き、観客が感情移入できる物語を作る必要があります。批評家の評価が伸び悩んだ背景には、こうしたキャラクターの多さと脚本のバランスの難しさがあると考えられます。
興行初週の全米1位は、シリーズの知名度と映画への関心を示す成果です。しかし、初動の成功と作品の長期的な評価は別の問題です。観客評価と批評家評価の差も、ゲームファンが求める楽しさと映画としての完成度が必ずしも一致しないことを示しています。
【よくある質問】実写版ストリートファイターに関するFAQ
Q1:実写版『ストリートファイター/ザ・ムービー』の公開日はいつですか?
A1:2026年10月16日(金)です。全世界同時公開作品で、日本では東和ピクチャーズと東宝が配給を担当しています。
Q2:リュウ役とケン役は誰が演じていますか?
A2:リュウ役はアンドリュー・小路、ケン役はノア・センティネオです。日本語吹替版では、それぞれ高橋広樹と岸祐二が担当しています。
Q3:春麗役とブランカ役は誰ですか?
A3:春麗役はカリーナ・リャン、ブランカ役はジェイソン・モモアです。日本語吹替版の春麗は折笠富美子、ブランカはうえだゆうじが担当しています。
Q4:映画のあらすじは何年の設定ですか?
A4:1993年が舞台です。疎遠になっていたリュウとケンが、春麗からワールドウォリアー・トーナメントに招待され、大会に隠された陰謀に巻き込まれていきます。
Q5:日本語吹替版はゲームと同じ声優ですか?
A5:リュウ役の高橋広樹、ケン役の岸祐二、春麗役の折笠富美子をはじめ、ゲームシリーズから続投する声優が複数参加しています。ただし、映画独自のキャラクターや新たな配役もあります。
Q6:Rotten Tomatoesの評価は高いですか?
A6:2026年11月5日時点では、批評家スコア41%、観客スコア78%です。アクションや原作再現を評価する声がある一方、ストーリーや脚本には批判もあり、評価が分かれています。
Q7:全米興行収入ランキング1位になったのは本当ですか?
A7:本当です。2026年10月16日から22日までの米国週次興行収入で約3,834万ドルを記録し、公開初週1位になりました。ただし、これは公開初週のランキングであり、歴代累計ランキングの1位という意味ではありません。
Q8:原作ゲームを知らなくても楽しめますか?
A8:リュウとケンを中心とした大会と陰謀の物語なので、ゲームを知らなくても基本的な筋は追えます。ただし、キャラクターの背景や必殺技、ゲーム版声優の続投などを知っていると、より多くの見どころを楽しめます。
『ストリートファイター/ザ・ムービー』は、2026年10月16日に公開されたカプコンの人気格闘ゲームの実写映画です。アンドリュー・小路、ノア・センティネオ、カリーナ・リャンを中心に、ジェイソン・モモアや50セントなど多彩な出演者が集結しました。
物語は1993年を舞台に、疎遠になったリュウとケンが春麗に導かれ、世界格闘王決定戦へ参加するところから始まります。日本語吹替版では高橋広樹、岸祐二、折笠富美子らゲーム版声優が続投し、シリーズファンにとって見逃せない要素となっています。
興行面では米国公開初週の週次ランキング1位を獲得。Rotten Tomatoesでは批評家41%、観客78%と評価が分かれ、アクションやキャラクター再現への期待と、脚本に対する厳しい意見が並んでいます。
原作の必殺技やビジュアルを実写で体験したい人には注目の作品です。一方、ゲームの設定を忠実に再現した重厚なストーリーを期待する場合は、映画独自の脚色や構成も踏まえて鑑賞するとよいでしょう。
ゲームの世界をどこまで現実の映像へ落とし込めるのか。その挑戦こそが、2026年版実写映画の最大の見どころです。興行成績だけでなく、原作ファンと映画ファンの双方からどのような評価が定着するのか、今後の展開にも注目が集まります。