ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 【区間配置と区間順位】1区16位から5区首位へ、往路の大逆転劇

【区間配置と区間順位】1区16位から5区首位へ、往路の大逆転劇

杉本 彩 杉本 彩 • 更新: • 公開: • 読了約 13 分
目次

2026年の青学を語るうえで欠かせないのが、往路の順位変動だ。

スタート直後から他大学を圧倒したわけではない。むしろ1区では16位と出遅れ、優勝争いから遠ざかったようにも見えた。

しかし、2区から4区にかけて順位を上げ、最後は黒田朝日が5区で逆転。往路優勝を決めた。

往路1区~5区の成績

1区・小河原陽琉(2年)

区間16位 1時間01分47秒

補欠6番手からの当日変更で1区を任された小河原。トップの國學院大との差は1分19秒となり、青学は16位でスタートする形になった。

この出遅れが、後半の逆転劇をより際立たせることになる。

2区・飯田翔大(2年)

区間10位 1時間06分29秒

当初の登録は上野山拳士朗だったが、飯田に変更。飯田は2区を走り、順位を押し上げた。

エース区間で大きく崩れず、次の選手につないだことがチームの立て直しにつながった。

3区・宇田川瞬矢(4年)

区間7位 1時間01分51秒

4年生の宇田川は3区を担当。往路の順位をさらに押し上げた。

最終学年の経験を生かし、追い上げるチームの流れを維持した選手の一人だ。

4区・平松享祐(3年)

区間3位 1時間00分45秒

平松は区間3位の好走。青学は4区終了時点で総合5位まで浮上した。

ただし、トップとの差はまだ3分24秒。往路優勝には大きな巻き返しが必要な状況だった。

5区・黒田朝日(4年・主将)

区間新記録 1時間07分16秒・区間1位

ここで登場したのが、補欠登録から5区に起用された黒田朝日だ。

山上りの5区で圧倒的な走りを見せ、早稲田大学を逆転。青学は往路5時間18分08秒で3年連続の往路優勝を達成した。

黒田の記録は従来の区間記録を1分55秒更新するものだった。

復路6区~10区の成績

往路で首位に立った青学は、復路でも安定した走りを続けた。

6区・石川浩輝(1年)

区間3位 57分15秒

1年生ながら山下りを担当。2位の早稲田大学との差を1分34秒に広げ、首位を守った。

7区・佐藤愛斗(2年)

区間3位 1時間02分49秒

小田原から平塚までの区間を担当。2位の國學院大との差は1分29秒となり、優勝争いで有利な位置を維持した。

8区・塩出翔太(4年)

区間新記録 1時間03分45秒・区間1位

2026年の青学を代表するもう一つの快走だ。

塩出は8区で従来の区間記録を更新。3年連続の区間賞という実績も重なり、復路の流れを決定的なものにした。

9区・佐藤有一(4年)

区間1位 1時間07分38秒

佐藤有一は9区で区間賞を獲得。首位を守り、2位との差を1分59秒に広げた。

最終学年で迎えた最後の箱根駅伝で、結果を残した走りだった。

10区・折田壮太(2年)

区間2位 1時間07分59秒

アンカーを任された折田が大手町までタスキを運び、総合優勝を確定させた。

2位の國學院大に2分33秒の差をつけ、青学は大会新記録でゴールした。

区間順位から読み取れる青学の強さ

2026年の区間成績を振り返ると、特定の選手だけが活躍したチームではないことが分かる。

- 1区から4区までに出走した4人が、それぞれ順位を押し上げる役割を担った。
- 5区では黒田朝日が区間新記録を樹立。
- 6区・7区では1、2年生が区間3位の好成績を残した。
- 8区・9区では4年生が連続して区間1位を獲得。
- 10区では2年生の折田壮太が最後まで首位を守った。

特に注目したいのは、4年生だけでなく、1年生と2年生も重要区間を担当している点だ。

青学の優勝は、主将やエースだけに依存したものではなく、学年を超えた戦力の組み合わせによって実現した。

【優勝を決めた注目選手】黒田朝日・塩出翔太・佐藤有一と原晋監督の戦略

箱根駅伝青学メンバー

黒田朝日:補欠登録から5区の主役へ

2026年の青学を象徴する選手が、4年生主将の黒田朝日だ。

公式エントリーでは補欠1番手だったが、当日の変更で5区を担当した。

黒田の強みは、長距離のスピードだけではない。箱根の山上りで必要となる持久力、ペース配分、身体の使い方を含めた総合的な走力が、5区の大舞台で発揮された。

1時間07分16秒という区間新記録は、従来の記録を大幅に更新する結果だった。

黒田の走りによって、往路での劣勢は一転して青学の優位へと変わった。

塩出翔太:8区で3年連続の区間賞

4年生の塩出翔太も、2026年の優勝を語るうえで欠かせない存在だ。

8区は平塚から戸塚までの21.4km。遊行寺坂など、走りのリズムを維持することが難しいポイントを含む区間である。

塩出はこの区間で1時間03分45秒を記録し、区間新記録を樹立した。

3年連続の区間賞という実績は、偶然の好走ではなく、同じ区間で安定して結果を残してきたことを示している。

黒田が往路の勝負を決めた選手なら、塩出は復路で青学の優勝を確かなものにした選手といえる。

佐藤有一:9区の区間賞で優勝を引き寄せる

9区を担当した佐藤有一も4年生。

黒田や塩出ほど大きく報道される機会が多くなくても、実際の競技結果では区間1位という明確な実績を残した。

9区は戸塚から鶴見までの23.1km。復路の中でも距離が長く、終盤のスタミナが求められる。

佐藤は1時間07分38秒で走破し、首位を維持。10区の折田に優位な状況でタスキを渡した。

原晋監督:選手の強みを生かす区間配置

原晋監督の采配で注目すべきなのは、選手の知名度や学年だけで区間配置を決めていない点だ。

2026年は、補欠登録だった黒田を5区に起用し、飯田や小河原も当日変更で往路の重要区間に配置した。

また、復路では1年生の石川、2年生の佐藤愛斗を起用。経験豊富な4年生の塩出と佐藤有一を8区・9区に置いた。

この布陣は、往路で逆転を狙う力と、復路でリードを守る力を組み合わせたものだった。

日テレスポーツが2026年1月7日に公開した優勝翌日のインタビューでは、原監督と黒田、塩出、宇田川、佐藤有一らが、春先のチーム状況や5区起用の経緯、逆転優勝の要因を振り返っている。

優勝という結果だけでは見えにくい、チームづくりと選手起用の背景を知るうえで参考になる内容だ。

【青学箱根駅伝の歴代メンバーと実績】4連覇から2026年の9度目の優勝へ

青山学院大学の箱根駅伝を振り返ると、2015年から始まった強豪校としての歴史が見えてくる。

青学の歴代総合優勝

- 2015年・第91回:初優勝
- 2016年・第92回:2連覇
- 2017年・第93回:3連覇
- 2018年・第94回:4連覇
- 2020年・第96回:5度目の優勝
- 2022年・第98回:6度目の優勝
- 2024年・第100回:7度目の優勝
- 2025年・第101回:8度目の優勝
- 2026年・第102回:9度目の優勝

この優勝歴は、原晋監督の指導体制のもとで、選手が入れ替わってもチームの競争力を維持してきたことを示している。

歴代の山上り・山下りを支えた選手

青学の箱根駅伝を象徴する区間の一つが5区だ。

神野大地(第91回大会・2015年)

青学初優勝を支えた代表的な選手。5区で区間賞・区間新記録を獲得し、「山の神」と呼ばれる存在として注目された。

若林宏樹(第101回大会・2025年)

2025年の5区で区間記録を樹立。翌年の黒田朝日が更新するまで、区間最高記録を保持していた。

野村昭夢(第101回大会・2025年)

6区で56分47秒の区間新記録を樹立。山下りでも青学の強さを印象付けた。

黒田朝日(第102回大会・2026年)

5区で1時間07分16秒を記録し、若林の記録を更新。新たな山上りの主役となった。

このように、青学では5区・6区の山岳区間で歴代の実力者が活躍してきた。

なお、2015年の神野大地と2026年の黒田朝日の5区記録を単純に比較することはできない。箱根駅伝は過去にコース変更があり、距離や区間条件が異なるためだ。歴代記録を比較する際は、同じコース条件での記録かどうかを確認する必要がある。

【プロの結論】青学の強さは個人の能力だけでは説明できない

2026年の青学を分析すると、優勝を支えた要素は大きく3つに整理できる。

1. 16人の登録枠を生かす選手層

補欠登録の黒田、飯田、小河原が実際に出走し、結果を残した。登録段階の10人だけでチームを評価すると、青学の本当の戦力を見誤る。

2. 山岳区間で勝負できる選手の存在

5区の黒田が往路の流れを変え、復路では塩出が区間新を記録した。特殊な条件を持つ区間に対応できる選手がいることは、総合優勝を狙ううえで大きな強みになる。

3. 若手と4年生の役割分担

1・2年生が往路と復路の重要区間を担い、4年生が勝負どころで結果を残した。翌年以降を見据えた経験の蓄積という意味でも、今回の布陣には価値がある。

青学の戦力を評価するときは、スター選手の知名度や自己ベストだけでなく、16人の登録構成、当日変更の可能性、区間適性、過去の箱根駅伝での実績を合わせて見ることが大切だ。

【箱根駅伝の青学メンバーに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:2026年の箱根駅伝で青学の登録メンバーは何人?

A1:第102回大会の公式エントリーは16人。実際に出走したのは往路5人、復路5人の合計10人だった。

Q2:2026年の青学で5区を走った選手は誰?

A2:4年生主将の黒田朝日。1時間07分16秒の区間新記録で区間賞を獲得した。当初は補欠登録だったが、当日の変更で5区を担当した。

Q3:青学の8区と9区を走った選手は誰?

A3:8区は塩出翔太、9区は佐藤有一。塩出は1時間03分45秒の区間新記録、佐藤は1時間07分38秒で区間1位を記録した。

Q4:2026年の青学は何時間で総合優勝した?

A4:10時間37分34秒。往路・復路・総合のすべてで大会新記録を樹立し、3年連続9度目の総合優勝を達成した。

Q5:青山学院大学は箱根駅伝で何回優勝している?

A5:2026年の第102回大会終了時点で通算9回。2015~2018年の4連覇に続き、2024~2026年にも3連覇を達成している。

Q6:登録メンバー16人全員が箱根駅伝を走るの?

A6:走るのは各大学10人。16人の登録枠から当日の選手変更を経て、最終的な出走メンバーが決まる。残りの選手は出走しない。

第102回箱根駅伝の青山学院大学は、公式登録16人の中から当日変更を含む10人を起用し、10時間37分34秒の大会新記録で総合優勝を果たした。

特に重要だったのは、次の3人の活躍だ。

- 黒田朝日: 5区で区間新記録を樹立し、往路逆転優勝を実現。
- 塩出翔太: 8区で区間新記録を記録し、復路のリードを拡大。
- 佐藤有一: 9区で区間賞を獲得し、最終区間へ首位でタスキをつないだ。

一方、1年生の石川浩輝や2年生の佐藤愛斗、折田壮太ら若手も重要な役割を担った。

青学の強さは、黒田朝日のようなスター選手だけでなく、16人の登録選手がそれぞれの役割を果たせる選手層にある。

2015年の初優勝から2026年の9度目の優勝まで、青山学院大学陸上競技部・長距離ブロックが積み重ねてきた実績は、大学駅伝の歴史に残るものとなった。

2026年の青学メンバーを正確に把握するなら、公式登録16人と実際の出走10人を分け、区間配置・学年・記録まで確認することがポイントだ。

同じカテゴリの記事

杉本 彩
コンテンツディレクター 杉本 彩
プロフィールを見る →

人物プロフィールの事実確認を担当。公式プロフィール、過去報道、本人発信を突き合わせ、更新日を明記して掲載します。

おすすめの関連記事