総合ランキング一覧

ハードロック・メロディックロック
卓越したトーン、安定した演奏力、作曲能力、国際的な受賞実績を兼ね備える。B'zの音楽的中核として日本のロックを代表する存在。
代表作:『LOVE PHANTOM』『ultra soul』『TAKE YOUR PICK』
第2位
ブルース・ロック・ファンク
日本のギターヒーローの原点ともいえる存在。ブルースを基盤にした即興性、リズム感、独特のフレージングは後続世代にも大きな影響を与えた。
代表作:「SMOKY」「闘牛士」「気絶するほど悩ましい」
第3位
ロック・ニューウェーブ・ポップ
BOØWYで日本のロックシーンを変えたギタリスト。特徴的なカッティングと一度聴けば記憶に残るフレーズ、世界的な映画音楽への展開が強み。
代表作:「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」「POISON」「スリル」
第4位
ヘヴィメタル・ハードロック
世界のメタルシーンで日本人ギタリストの存在感を高めた人物。高速ピッキング、正確な運指、強烈なリフ構築に定評がある。
代表作:LOUDNESS『THUNDER IN THE EAST』
第5位
スラップギター・ロック・エレクトロニック
ピックを使わない独自のスラップ奏法で世界に挑戦。ギターの演奏方法そのものに新しい可能性を提示している。
代表作:「What's My Name?」「Fire Bird」
第6位
ジャズ・フュージョン
高度な即興演奏と豊かな音楽的表現力が魅力。海外のトップミュージシャンとの共演歴も豊富。
代表作:『TO CHI KA』『KYLYN』
第7位
フィンガースタイル・アコースティック
1本のギターでメロディー、ベース、打楽器的なリズムまで表現する独自の演奏技術が魅力。
代表作:「風の詩」「Merry Christmas Mr. Lawrence」
第8位
フュージョン・インストゥルメンタル
抜群のメロディーセンスと爽快なサウンドで日本のフュージョンを牽引。海外ミュージシャンとの交流も豊富。
代表作:「BLUE LAGOON」「Ready To Fly」
第9位
ハードロック・オルタナティブ・ロック
演奏技術に加え、サウンド、ファッション、ビジュアル表現を融合させた革新性が評価される。
代表作:「ROCKET DIVE」「ピンク スパイダー」
第10位
ハードロック・ポップロック
独創的なギターと長年のバンド活動、作曲能力が特徴。THE ALFEEの音楽を支える中心人物。
代表作:「星空のディスタンス」「メリーアン」
この順位を裏付ける実績として、松本孝弘は2011年、第53回グラミー賞でラリー・カールトンとの共作『TAKE YOUR PICK』が最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバムを受賞した。ギブソンからも1999年に日本人初のシグネチャー・アーティストに選ばれている。
Charについては、2016年の『ギター・マガジン』による音楽関係者を対象とした「ニッポンの偉大なギタリスト100」で1位を獲得した実績がある。専門家からの評価という観点では、特に注目すべき結果だ。
【徹底比較】松本孝弘・Char・布袋寅泰の実力と評価は何が違う?
日本人ギタリストランキングで議論になりやすいのが、この3人の比較だ。いずれも日本のロック史を代表する存在だが、ギターの音作りや演奏スタイル、音楽業界への貢献の仕方は大きく異なる。
松本孝弘:音色とメロディーを両立する職人型松本の演奏の特徴は、派手なテクニックを前面に押し出すだけではなく、楽曲の中でギターが最も効果的に響く場所を見極める能力にある。
B'zの「LOVE PHANTOM」や「ultra soul」では、印象的なリフとソロを通して楽曲全体のエネルギーを引き上げている。特に、音の立ち上がり、チョーキング、ビブラート、フレーズの構成力は大きな魅力だ。
2026年にはTMGの3rdアルバム『TMG III SAYONARA』が10月14日に発売された。Adoをフィーチャリングしたタイトル曲も話題となり、松本の活動が国内のロックファンだけにとどまらないことを示している。また、ギブソンは10月23日、松本の新しいシグネチャーモデルを11月25日に発売すると発表した。
Char:ブルースを基盤にした自由な表現力Charの強みは、技術を見せることよりも、音の表情やリズムの揺れを使って音楽を成立させるところにある。
「SMOKY」に象徴されるファンキーなグルーヴや、ブルースを感じさせるフレーズには、長年の演奏経験が生きている。音数を増やさずとも存在感を生み出せる点は、若手ギタリストが学ぶべき部分だ。
2026年は1976年のデビューから50周年にあたり、記念プロジェクトや全国ツアーが展開されている。半世紀にわたって現役のギタリストとして活動を続けるキャリアそのものが、評価の大きな根拠になっている。
布袋寅泰:一度聴けば分かる音楽的な個性布袋の最大の武器は、独特のリズム感とカッティング、そして強い個性を持つギターフレーズだ。
BOØWY時代に確立したスタイルは、その後の日本のバンドサウンドに大きな影響を残した。ソロ活動では『GUITARHYTHM』シリーズを通じて、ロックにデジタルサウンドやダンスミュージックの要素を取り込んできた。
さらに「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」は、映画『KILL BILL』に使用されたことで世界的な認知を獲得。2012年以降の英国を拠点とした活動や海外アーティストとの共演も、国際的な評価を支えている。2025年には『GUITARHYTHM VIII』を発表した。
3人の評価ポイントを一覧で比較興味深いのは、一般の音楽ファンの評価と専門家の評価が必ずしも一致しないことだ。2022年の「世界で通用すると思う日本人ギタリスト」アンケートでは、布袋寅泰が1位、松本孝弘が2位、Charが3位だった。一方、Charは2016年の音楽関係者による投票で1位となっている。調査対象や質問の違いによって順位は変わる。
【演奏技術ランキング】日本人ギタリストの本当の実力をジャンル別に検証
日本人ギタリストの演奏技術を比較する場合、ジャンルを無視した順位付けには限界がある。メタルの高速ピッキングとジャズの即興演奏、アコースティックギターのフィンガースタイルは、そもそも必要な能力が異なるからだ。
速弾き・テクニカルプレイなら高崎晃とSyu高速ピッキングとパワフルなリフ、メロディーを両立させるメタルギタリスト。LOUDNESSの海外進出を通じて、日本のヘヴィメタルの技術水準を世界に示した。
GALNERYUSのギタリスト。高速なソロ、複雑なフレーズ、クラシカルな旋律を取り入れた演奏で、現代の日本のメタルシーンを代表する技術派の一人。
ジャズやフュージョンの世界では、決められたフレーズを正確に弾く能力だけでなく、コード進行を理解してその場で新しい旋律を作り出す能力が問われる。
渡辺香津美は17歳でアルバムデビューを果たし、坂本龍一らとKYLYNを結成。1979年にはYMOのワールドツアーにも参加した。アルバム『TO CHI KA』はフュージョンの名盤として知られ、海外のミュージシャンからも評価を得ている。
Charはブルースを基盤とする演奏で、音の間やリズムのニュアンスを自在に操る。速く弾くことだけでは説明できない表現力を持つギタリストだ。
アコースティックギターなら押尾コータロー押尾コータローは、フィンガーピッキング、オープンチューニング、タッピングなどを組み合わせた演奏で知られる。
特に、低音のベースラインと高音のメロディーを同時に奏でながら、ボディーを打楽器のように使うパーカッシブな奏法が特徴だ。
2002年にはメジャーデビューと全米メジャーデビューを実現し、スイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルにも3年連続で出演した。ソロギターという形式で海外にも活動の場を広げた実績は大きい。
独自奏法ならMIYAVIMIYAVIは、ピックを使わず指で弦を叩くように演奏するスラップ奏法を特徴とする。ベースギターのスラップをエレキギターの表現に取り込んだスタイルで、従来のロックギターとは異なるリズムと音色を作り出す。
公式プロフィールでは約30カ国、380公演以上、10度のワールドツアーという活動実績が紹介されている。2017年には日本人初のUNHCR親善大使に任命され、音楽以外の分野でも国際的な活動を続けている。
【日本人女性ギタリストランキング】世界にも誇れる注目の実力派5人
日本の女性ギタリストには、クラシックからヘヴィメタル、オルタナティブロックまで、異なる分野で活躍する演奏家がいる。
男性ギタリストとの単純な優劣ではなく、それぞれの専門ジャンルでの技術、活動実績、音楽的な独創性を基準に注目人物を紹介する。
1.
クラシックギター
15歳でCDデビュー。2003年には英国の名門DECCAと日本人として初めて長期専属契約を結んだ。国際的な演奏活動と豊かな音楽表現が高く評価される。
2.
ヘヴィメタル・ハードロック
Mary's Blood、NEMOPHILAなどで活動。2024年からソロギタリストとしての活動も本格化。高い演奏技術と力強いステージングが持ち味。
3.
ハードロック
SHOW-YAのギタリスト。女性ロックバンドの歴史を語るうえで欠かせない存在で、力強いギターサウンドと長年の活動実績を持つ。
4.
オルタナティブロック・インディーロック
NUMBER GIRL、bloodthirsty butchers、toddleなどで活動。独特の音色とノイズを取り入れた演奏表現が、日本のオルタナティブロックに影響を与えた。
5.
テクニカルロック・メタル
幼少期から演奏動画で世界的な注目を集めたギタリスト。ポール・ギルバートに認められた経歴を持ち、若い世代のテクニカルギタリストとして注目されている。
女性ギタリストの評価では、クラシックとエレキギターを同じ尺度で比べないことが重要だ。村治佳織のようなクラシックの専門家と、SAKIのようなメタルギタリストでは、演奏技術の方向性も審査されるポイントも異なる。
【世界で評価される日本人ギタリスト】海外実績と影響力を検証
日本人ギタリストが海外で認められる方法は、大きく分けて3つある。国際的な音楽賞や専門家からの評価、海外公演や海外アーティストとの共演、そして映画や広告などを通じた大衆文化への浸透だ。
海外実績で特に注目すべき人物
松本孝弘
2011年グラミー賞受賞。ギブソンのシグネチャー・アーティストとしても国際的な実績を持つ。
布袋寅泰
映画『KILL BILL』への楽曲採用、英国での活動、The Rolling Stonesとの共演。
MIYAVI
多数の海外公演とワールドツアーを実施。映画出演やUNHCR親善大使としての活動も展開。
高崎晃
LOUDNESSの海外進出を通じ、日本のヘヴィメタルを国際的に認知させた。
押尾コータロー
米国デビューやモントルー・ジャズ・フェスティバル出演など、アコースティックギターの分野で実績を残す。
海外での評価は、単に英語圏で知名度があるかどうかだけでは測れない。グラミー賞のような国際的な賞、専門誌や音楽関係者からの評価、実際の海外公演、現地のアーティストとの継続的な交流など、複数の要素を見て判断する必要がある。
2026年に注目したい歴代ギタリストの動向2026年は、日本のギターシーンにとって記念性の高い年でもある。
松本孝弘はTMGの再始動によって、海外の著名ミュージシャンとのロックプロジェクトを再び展開した。10月にはAdoを迎えた「SAYONARA」を含むアルバムを発売し、同月に全国ツアーも開催している。
Charはデビュー50周年を迎え、記念ツアーや特別企画を実施。50年にわたる演奏活動を通じて、ロックギターの伝統を次世代につなぐ存在として改めて注目されている。
hideについても、2026年はソロ2ndアルバム『PSYENCE』の発売30周年にあたる。hide with Spread Beaverの2026年ツアーなど、没後も音楽とカルチャーの両面で影響力が続いている。
【プロの結論】日本のトップギタリストを選ぶ基準とランキングの正しい見方
日本人ギタリストの実力を見極めるには、演奏技術をいくつかの要素に分解する必要がある。単純に速く弾ける人が最も優れたギタリストとは限らない。
トップギタリストを選ぶ5つの基準
1. 演奏技術
音程の正確さ、ピッキング、運指、リズム感、ダイナミクス、即興能力。
2. 音楽的な独創性
他のギタリストと区別できる音色、フレーズ、奏法、アレンジ能力。
3. 代表曲と作品の完成度
ギターソロだけでなく、楽曲全体にどれほど貢献しているか。
4. 音楽シーンへの影響力
後進のミュージシャンやバンド、音楽文化にどのような影響を残したか。
5. 活動実績と国際的な評価
受賞歴、海外公演、国際的な共演、長期にわたる活動の継続性。
例えば、速弾きの能力を重視する人にとっては高崎晃やSyuが魅力的に映る。一方、音の表情やブルースの深さを求める人ならChar、メロディーの美しさなら松本孝弘、リズムの独創性なら布袋寅泰に惹かれる可能性が高い。
また、アコースティックギターの世界では押尾コータロー、ジャズやフュージョンでは渡辺香津美や高中正義のように、それぞれのジャンルで確固たる評価を築いた人物がいる。
つまり、ランキングの順位だけを見て好きなギタリストを決める必要はない。自分がどのような音楽を聴きたいのか、どんな演奏に感動するのかを基準にすると、ギタリストの個性がより明確に見えてくる。
こんな人にはこのギタリストがおすすめ| 好み・目的 | おすすめのギタリスト |
|---|---|
| 王道の日本のロックを聴きたい | 松本孝弘 |
| ブルースや本格的なロックが好き | Char |
| 個性的なリフやカッティングが好き | 布袋寅泰 |
| メタルの超絶技巧を楽しみたい | 高崎晃・Syu |
| 世界で活躍する現代的なスタイルが好き | MIYAVI |
| ジャズ・フュージョンが好き | 渡辺香津美・高中正義 |
| アコースティックギターを楽しみたい | 押尾コータロー |
| 独創的なロックカルチャーに興味がある | hide |
【日本人ギタリストランキング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:日本で一番上手いギタリストは誰ですか?
A1:一人に決めることは難しいが、総合的な実績では松本孝弘、ブルースを基盤とする表現力ではChar、メタルのテクニックでは高崎晃などが有力候補となる。評価するジャンルや技術によって答えは変わる。
Q2:歴代日本人ギタリストのトップ3は誰ですか?
A2:総合的な実績と影響力を基準にするなら、松本孝弘、Char、布袋寅泰が有力だ。松本は国際的な受賞実績、Charは日本のロックへの歴史的貢献、布袋はバンド文化と独創的な音楽表現で評価されている。
Q3:世界で評価されている日本人ギタリストは誰ですか?
A3:松本孝弘、布袋寅泰、MIYAVI、高崎晃、渡辺香津美、押尾コータローなどが挙げられる。グラミー賞、映画音楽、海外ツアー、国際的な音楽フェスティバルへの出演など、それぞれ異なる分野で実績を持つ。
Q4:日本人女性ギタリストで実力が高いのは誰ですか?
A4:クラシックでは村治佳織、ヘヴィメタルではSAKIや五十嵐美貴、オルタナティブロックでは田渕ひさ子などが代表的。演奏ジャンルごとに比較することが大切だ。
Q5:速弾きが最も得意な日本人ギタリストは誰ですか?
A5:高崎晃やSyuなどがテクニカルな演奏で知られている。速弾きの評価はテンポだけでなく、音の正確さ、リズム、表現力、フレーズの構成なども含めて判断する必要がある。
Q6:2026年に注目すべき日本人ギタリストは誰ですか?
A6:松本孝弘のTMG再始動と新作、Charのデビュー50周年、hide関連プロジェクトなどが注目材料だ。また、SAKIやLi-sa-Xなど次世代を担う女性ギタリストの活動にも期待が集まる。
2026年の日本人ギタリストランキングを総合的に見ると、松本孝弘、Char、布袋寅泰の3人は、歴代のトップクラスとして高い評価を受ける存在だ。
松本孝弘はグラミー賞受賞という国際的な実績と、B'zで培った卓越したメロディー構築力が強み。Charは日本のロックギターの歴史を築いた表現者であり、布袋寅泰は独創的なサウンドと世界的な映画音楽への展開で存在感を示してきた。
加えて、高崎晃、MIYAVI、渡辺香津美、押尾コータロー、高中正義、hide、高見沢俊彦など、それぞれ異なるジャンルで日本の音楽文化を支えてきたギタリストも忘れてはならない。
女性ギタリストにも村治佳織、SAKI、五十嵐美貴、田渕ひさ子、Li-sa-Xなど、世界に発信できる個性と技術を持った演奏家がいる。
ギタリストの本当の価値は、速弾きの速度やテクニックの数だけでは決まらない。聴いた瞬間に誰の演奏か分かる音色、心に残るメロディー、後世の演奏家に与える影響、そして長く愛される作品を生み出す力こそが重要だ。
順位は時代や評価基準によって変わっても、優れたギタリストが生み出した音楽は残り続ける。これからの日本のギターシーンでも、既存の巨匠たちと新しい世代がどのような音楽を生み出すのか、注目していきたい。