ホーム 映画・ドラマ 加藤清史郎のこども店長時代から現在まで|2026年最新の出演作と成長の軌跡

加藤清史郎のこども店長時代から現在まで|2026年最新の出演作と成長の軌跡

各務 亮 各務 亮 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

2009年、トヨタ自動車のテレビCMで「こども店長」を演じ、一躍全国的な人気を集めた俳優・加藤清史郎。赤い制服姿でエコカー減税を説明する愛らしい姿を覚えている人も多いのではないだろうか。

しかし、2026年11月現在の加藤清史郎は、当時のイメージとは大きく異なる25歳の俳優へと成長している。イギリスへの高校留学を経て、ドラマ『ドラゴン桜』や『君が死刑になる前に』、ミュージカル『デスノート THE MUSICAL』など、映像と舞台の両方でキャリアを重ねてきた。所属事務所は研音。2026年もNHKドラマ10『会社員』への出演や、舞台『ミノタウロスの皿』への主演が予定されている。

「こども店長は何歳だったのか」「なぜイギリスに留学したのか」「現在はどんな作品に出演しているのか」。2009年のブレイクから2026年の最新活動まで、公式プロフィールや放送局・舞台制作会社の公表情報をもとに、その歩みを整理する。

【こども店長は何歳だった?】2009年のトヨタ自動車CMでブレイクした理由

加藤清史郎こども店長

加藤清史郎の名前を聞いて、最初に思い浮かぶのが「こども店長」という人は少なくない。

2009年4月、トヨタ自動車の販売促進キャンペーンとして始まったテレビCMシリーズで、加藤は初代こども店長に起用された。

当時の年齢は7歳。2001年8月4日生まれのため、CMの放送開始時点では小学2年生になる年齢だった。

こども店長のCMはどんな内容だった?

CMでは、赤いブレザーを着た小さな店長が、自動車の購入やエコカー減税などについて説明する。

共演者には飯島直子、大後寿々花らがおり、飯島が母親役、大後が姉役を演じた。

特に印象的だったのが、子どもらしい口調と、大人顔負けの店長らしい振る舞いとのギャップだ。

エコカー減税や補助金といった、当時の自動車購入に関する制度を子どもの目線で説明する演出は、難しい情報を親しみやすく伝える広告表現として印象に残った。

放送ライブラリーには、2009年制作のオールトヨタ「こども店長 登場/浦島太郎/エコカーの減税/ファッションショー」が登録されている。制作年、広告主、出演者などの記録からも、このCMが当時の代表的な広告シリーズだったことが分かる。

また、当時の広告関係者への取材を掲載したCar Watchの記事では、子どもが店長を務めるという意外性を通して、販売店への来店や自動車への関心を促す狙いが紹介されている。

こども店長はいつまで続いた?

初代こども店長としての加藤の出演は、2009年から2010年までのおよそ1年間。

2014年には、加藤の実弟である加藤憲史郎が2代目こども店長に起用されたことも、オリコンニュースが報じている。

つまり、現在も加藤清史郎本人がこども店長を演じているわけではない。

このCMが強く記憶されている理由は、単に子どもが出演していたからではない。加藤自身の表情や話し方、子どもらしさを残しながら大人の役割を演じる巧みさが、広告のコンセプトとよく合っていたためだ。

2009年当時のCMは、現在の加藤清史郎を語るうえでも欠かせない出発点になっている。

【子役時代の経歴】大河ドラマ『天地人』から舞台まで

加藤清史郎は、こども店長のCMで突然芸能界に登場したわけではない。

芸能活動を始めたのは、わずか1歳1か月の頃。生後2か月から劇団ひまわりに所属し、幼少期から演技のレッスンやオーディションを経験してきた。

ホリプロステージの2024年のインタビューでは、本人も幼い頃から日本舞踊やジャズダンス、アクション、声優など、さまざまなレッスンに取り組んできたと振り返っている。

2009年の大河ドラマ『天地人』で注目

こども店長と並ぶ代表的な子役時代の仕事が、NHK大河ドラマ『天地人』だ。

2009年放送の同作で加藤が演じたのは、主人公・直江兼続の幼少期にあたる樋口与六。

主演の妻夫木聡が演じる直江兼続につながる重要な幼少期を担当した。

幼いながらも感情を伝える演技が注目され、加藤の知名度は大きく上昇した。

所属事務所の出演歴にも、2009年の『天地人』で樋口与六と直江竹松を演じた記録が残っている。

同年にはNHK『みんなのうた』で「かつおぶしだよ人生は」を歌い、歌手としても活動。俳優だけにとどまらない才能を見せた。

ミュージカルとの出会いが俳優人生を変えた

加藤のキャリアを語るうえで、舞台経験も重要だ。

2011年にはミュージカル『レ・ミゼラブル』にガブローシュ役で出演。舞台での経験を通じて、歌や演技に対する関心を深めていった。

その後も『ラブ・ネバー・ダイ』などの舞台に出演している。

2015年には六本木歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事』にも参加。市川海老蔵(現・團十郎)との共演も経験した。

テレビやCMで知られる子役から、舞台でも実力を磨く俳優へ。加藤のキャリアは、幼少期から複数の表現分野に広がっていた。

【加藤清史郎の経歴を年表で整理】こども店長から25歳まで

これまでの歩みを年代順に整理すると、CMでのブレイクだけでは見えにくい、俳優としての転換点が浮かび上がる。

時期 出来事・出演作品 役割・キャリア上の意味
2001年 神奈川県で誕生 8月4日生まれ
2002年 芸能活動を開始 1歳1か月で俳優デビュー
2007年 NHK大河ドラマ『風林火山』 武田太郎役
2009年 NHK大河ドラマ『天地人』 樋口与六役で注目
2009年4月 トヨタ自動車「こども店長」 7歳でCMに出演
2009年 「かつおぶしだよ人生は」 歌手活動にも挑戦
2011年 ミュージカル『レ・ミゼラブル』 ガブローシュ役
2016年以降 イギリスへ高校留学 ロンドンで語学・演劇を学ぶ
2021年 TBS『ドラゴン桜』 天野晃一郎役
2023年 『最高の教師』『弁護士ソドム』 大人の俳優として活動を拡大
2024年 舞台『未来少年コナン』『NEWSIES』 舞台での活躍を継続
2025年 『放送局占拠』『デスノート THE MUSICAL』 ドラマ・ミュージカルに出演
2026年 『君が死刑になる前に』『スピナーベイト』『会社員』 連続ドラマで主要な役を担当

※年表は所属事務所の出演歴、放送局の番組情報、舞台制作会社の公表情報をもとに整理。

この年表で注目したいのは、2009年のブレイクと、その後の留学期間が明確な転換点になっていることだ。

CMの印象が強い一方で、加藤は幼少期から舞台にも取り組み、演技の幅を広げていた。イギリス留学も、芸能活動を辞めるためではなく、俳優として必要な経験を積むための選択だった。

【イギリス留学の理由】なぜ人気絶頂期に日本を離れたのか

加藤清史郎の経歴で、多くの人が疑問に感じるのがイギリス留学だ。

こども店長として人気を集め、テレビや映画で活躍していた時期に、なぜ日本を離れる決断をしたのか。

その理由は、本人が複数のインタビューで語っている。

きっかけはミュージカル『レ・ミゼラブル』

大きなきっかけとなったのは、小学6年生の頃に出演したミュージカル『レ・ミゼラブル』だった。

2013年の新演出版では、イギリスから来日したスタッフが稽古に参加していた。

加藤は、その現場で英語を使って演出家とやり取りする共演者やスタッフの姿を見て、言葉を直接理解できれば、演技についてもっと深い話ができるのではないかと考えるようになった。

ホリプロステージのインタビューでも、留学先にイギリスを選んだ理由として、ウエストエンドの舞台を観たいという思いや、演劇・芸術に触れたいという気持ちを挙げている。

単なる語学留学ではなく、演技の勉強を目的とした進路選択だった。

高校3年間をロンドンで過ごす

中学校を卒業した後、加藤はイギリスへ渡り、高校生活の3年間をロンドンで過ごした。

留学中には現地の演劇学校にも通い、演技について学んでいる。

本人が語った学びの一つに、即興劇のレッスンがある。

台本を使わず、与えられたテーマをもとに短時間で劇を作る課題などに挑戦したという。

英語を母語とする同世代の生徒たちとの授業では、会話の速さについていくことにも苦労した。

しかし、こうした経験が役への向き合い方を考えるきっかけになった。

「役の人物としてどのように存在するのかを磨いた」

— ホリプロステージのインタビューで、演劇学校での学びについて語った内容。

また、ウエストエンドで舞台を観劇し、観客の反応や芸術文化に対する姿勢にも触れた。

こうした経験は、後の舞台活動にもつながっている。

留学は俳優を辞めるためではなかった

もう一つ見逃せないのが、留学を決断した時期だ。

中学生になると声変わりが始まり、子役時代に演じていた役をそのまま続けることが難しくなる。

一方で、大人の俳優として演じるには年齢的に早いという、仕事上の変化が生じる時期でもあった。

加藤は、この期間を新しい知識や経験を蓄える時間にしようと考えた。

テレビ朝日のインタビューでも、俳優として生きていく覚悟を固めた経緯や、歌舞伎で共演した市川海老蔵から受けた言葉について語っている。

つまり、イギリス留学は芸能界から離れるための選択ではなく、将来の俳優活動を見据えた準備期間だった。

【俳優としての現在地】『ドラゴン桜』から『デスノート THE MUSICAL』まで

日本に戻った加藤清史郎は、テレビドラマや映画、舞台で本格的に活動を広げていく。

子役時代のイメージを残しながらも、作品ごとに異なる人物を演じるようになった。

2021年『ドラゴン桜』で天野晃一郎役

大人の俳優としての知名度を改めて高めた作品の一つが、2021年放送のTBS日曜劇場『ドラゴン桜』だ。

加藤が演じたのは、天野晃一郎。

優秀な弟と比較され続け、自信を持てずにいる高校生という役柄だった。

同作には阿部寛、長澤まさみ、髙橋海人、南沙良、平手友梨奈、鈴鹿央士、細田佳央太らが出演。

加藤は、劣等感や葛藤を抱える天野の心情を表現した。

かつてのこども店長を知る視聴者にとって、成長した姿をドラマの主要キャストとして見られる作品でもあった。

2023年以降はドラマ出演の幅が広がる

2023年には、日本テレビ系『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』で相楽琉偉役、テレビ東京系『弁護士ソドム』で八雲カイ役を担当。

2022年には『競争の番人』にも出演している。

2025年には日本テレビ系『放送局占拠』で伊吹裕志/般若役を演じた。

出演作品を振り返ると、学生役だけでなく、物語の展開を左右する人物や複雑な背景を持つ役柄にも挑戦している。

『デスノート THE MUSICAL』では夜神月役

舞台での代表的な近年の仕事が、2025年上演の『デスノート THE MUSICAL』だ。

加藤は主人公の夜神月を、渡邉蒼とのダブルキャストで担当した。

共演者には、L役の三浦宏規、弥海砂役の鞘師里保、死神レム役の濱田めぐみ、死神リューク役の浦井健治らが名を連ねた。

本作は2025年に初演から10周年を迎えた記念公演。東京公演に加えて各地でツアー公演も行われた。

夜神月は、物語の中心となる複雑な人物であり、歌唱力と演技力の両方が求められる役だ。

幼少期からミュージカルに出演し、イギリスでも舞台芸術を学んできた加藤にとって、これまでの経験を生かせる大きな仕事になった。

【2026年最新】加藤清史郎の現在の出演ドラマ・舞台を紹介

現在、加藤清史郎は25歳。

所属事務所の研音が公開しているプロフィール・出演情報には、2026年のテレビドラマや舞台の仕事が掲載されている。

特に注目したいのは、地上波連続ドラマ初主演作を含む複数の作品に参加していることだ。

1.『君が死刑になる前に』で地上波連続ドラマ初主演

2026年4月2日にスタートした読売テレビ・日本テレビ系の木曜ドラマ『君が死刑になる前に』。

加藤は主人公の坂部琥太郎を演じた。

本作は、現在と過去の2つの時代を舞台に、教師連続殺害事件の真相を追うオリジナルサスペンス。

共演者には鈴木仁、与田祐希、唐田えりからが名を連ねている。

読売テレビの公式発表によると、この作品は加藤にとって地上波連続ドラマ初主演となった。

こども店長として広く知られるようになった俳優が、物語を背負う主人公として作品を引っ張る立場になったことは、キャリア上の大きな節目だ。

2.『スピナーベイト』で主演・三井宏太役

2026年6月30日から9月8日まで放送されたドラマ『スピナーベイト』でも、加藤は主演を務めた。

原作は此元和津也による同名漫画。

加藤が演じたのは高校生の三井宏太。フィッシング部に入部したことをきっかけに、恐喝まがいの活動を行う自警団「スピナーベイト」と関わっていく青春クライムサスペンスだ。

フジテレビで放送され、FODで独占見放題配信が行われた。

2026年に主演作が続いたことは、俳優としての存在感が高まっていることを示す動きの一つだ。

3.NHKドラマ10『会社員』で寺田一輝役

2026年10月13日からNHK総合で放送が始まったドラマ10『会社員』にも出演している。

加藤の役は寺田一輝。

主演の吉田羊が演じる宮木英理子は、大手企業で取締役への昇進を目前にした50歳の会社員。寺田は彼女の部下として登場する。

物語は、職場での人間関係や組織の問題、ある決断をきっかけに発生する脅迫などを描くオフィスサスペンスだ。

南沙良、小久保寿人、前川泰之、田中直樹、尾美としのりらも出演している。

2026年11月5日時点では放送中で、研音の公式出演スケジュールには11月10日の放送予定も掲載されている。

4.12月には舞台『ミノタウロスの皿』で主演

2026年の舞台活動では、新国立劇場の『ミノタウロスの皿』にも注目したい。

原作は藤子・F・不二雄が1969年に発表した短編SF漫画。

新国立劇場によると、2026年12月10日から28日まで小劇場で上演される世界初の舞台化作品で、加藤が主演する。

脚色・振付・演出はスズキ拓朗。

加藤の役は「乗組員」だ。

「食べる側」と「食べられる側」の立場が逆転した世界を描く、風刺性の強い作品となっている。

2026年のテレビドラマ出演だけでなく、舞台でも主演作が控えている点は、現在の加藤の活動を理解するうえで見逃せない。

【プロの結論】こども店長のイメージを超えた加藤清史郎の魅力

加藤清史郎のキャリアを振り返ると、2009年のこども店長が単なる一時的なブレイクではなかったことが分かる。

子役として活動を始め、大河ドラマで演技力を示し、CMで全国的な知名度を獲得。その後、舞台やミュージカルを経験し、イギリス留学で演劇や語学を学んだ。

そして帰国後は、映像作品と舞台の両方で活動を続けている。

特に評価したいのは、子役時代の人気に依存せず、自分のキャリアを長期的な視点で考えてきたことだ。

加藤清史郎の作品を見るなら、どこに注目すべきか

これから加藤の出演作を見てみたい人には、次の3つの視点がおすすめだ。

- 子役時代の演技を知りたい人: 『天地人』や2009年のトヨタ自動車CM。現在の俳優活動につながる原点を確認できる。
- 大人の俳優としての成長を見たい人: 『ドラゴン桜』『君が死刑になる前に』『会社員』。役柄の変化や演技の幅に注目できる。
- 舞台での表現力を知りたい人: 『レ・ミゼラブル』『NEWSIES』『デスノート THE MUSICAL』。歌唱や身体表現を含む俳優としての実力を感じられる。

一つの作品だけで俳優としての評価を決めるのではなく、出演時期や役柄の違いを比較すると、加藤の成長がより分かりやすくなる。

【加藤清史郎のこども店長と現在】よくある質問(FAQ)

Q1:加藤清史郎がこども店長を演じていたのは何歳?

A1:2009年4月にトヨタ自動車のCMシリーズが始まった当時は7歳。2009年8月4日に8歳の誕生日を迎えている。初代こども店長としての出演は2010年まで続いた。

Q2:加藤清史郎は現在何歳?

A2:2001年8月4日生まれのため、2026年11月5日現在は25歳。所属事務所は研音で、俳優としてドラマや舞台に出演している。

Q3:加藤清史郎がイギリスに留学した理由は?

A3:ミュージカル『レ・ミゼラブル』でイギリス人スタッフと接したことが大きなきっかけ。英語で直接コミュニケーションを取りたいという思いや、ウエストエンドの舞台や演劇文化に触れたいという希望から、高校3年間をロンドンで過ごした。

加藤清史郎は、2009年に7歳でトヨタ自動車の「こども店長」を演じ、全国的な人気を獲得した俳優だ。

その後も大河ドラマ、映画、ミュージカルなどに出演し、2016年以降はイギリスで高校生活を送りながら演劇を学んだ。

帰国後は『ドラゴン桜』で大人の俳優としての存在感を示し、『デスノート THE MUSICAL』では夜神月役にも挑戦。2026年には『君が死刑になる前に』『スピナーベイト』『会社員』といったドラマで活躍している。

加えて、2026年12月には新国立劇場の『ミノタウロスの皿』で主演を務める予定だ。

かつての「こども店長」という親しみやすいイメージは、加藤清史郎のキャリアの大切な出発点。しかし、現在の彼を理解するには、留学で得た経験や舞台で磨いた表現力、そして幅広い役柄への挑戦にも目を向ける必要がある。

こども店長から25歳の実力派俳優へ。 加藤清史郎のこれからの出演作品にも注目したい。

編集上の重要な日付補足: 2026年11月5日を基準に、11月10日の『会社員』出演は放送予定、12月の『ミノタウロスの皿』は公演予定として記載しています。

同じカテゴリの記事

各務 亮

アニメ・漫画の制作発表を担当。制作会社・出版社の公式告知と原作者コメントを確認してから記事化します。

おすすめの関連記事