ホーム 映画・ドラマ できるかなのゴン太くんとは何者?正体・誕生秘話・最終回と2026年の現在を徹底解説

できるかなのゴン太くんとは何者?正体・誕生秘話・最終回と2026年の現在を徹底解説

室井 健太 室井 健太 • 更新: • 公開: • 読了約 24 分
目次

NHK教育テレビの幼児向け工作番組『できるかな』といえば、緑のチューリップハットをかぶったノッポさんと、独特の鳴き声を発するゴン太くんのコンビを思い出す人も多いのと考えられます。1970年に始まった同番組は、身近な材料を使った工作を通じて子どもたちの創造力を育み、1990年3月6日の最終回まで長く親しまれました。

ところで、ゴン太くんは何の動物なのか、あの「ウゴウゴ」という声は誰が出していたのか、初代と現在知られている姿にはどんな違いがあるのでしょうか。加えて、ノッポさんが最終回で初めて話した理由や、2023年に発表された31本の映像発掘など、番組の舞台裏にも興味深いエピソードがあります。2026年11月現在の情報を交えながら、番組の歴史からゴン太くんの誕生秘話、映像の保存状況まで整理します。

【1】できるかなとは?1970年の放送開始から1990年の最終回まで

できるかなゴン太くん

『できるかな』は、NHK教育テレビで放送された幼稚園・保育園児向けの工作・造形教育番組です。

放送開始は1970年4月。最終回は1990年3月6日で、約20年間にわたって放送されました。

ただし、現在広く知られているノッポさんとゴン太くんの名コンビが活躍するスタイルは、1971年4月から始まっています。この違いは、番組の歴史を理解するうえで押さえておきたいポイントです。

ノッポさんとゴン太くんが生み出した独特の世界

番組の中心人物は、俳優・作家の高見映(たかみ・えい)さんが演じたノッポさんです。

緑色のチューリップハットをトレードマークに、紙や段ボール、新聞紙などを使って次々と工作を披露しました。

一方、相棒のゴン太くんは、言葉を話さず、独特の鳴き声や身振りでノッポさんとコミュニケーションを取る不思議なキャラクターです。

加えて、画面には姿を見せない女性のナレーション役「おしゃべり」が加わり、工作の説明や2人のやり取りを補助しました。

つまり、番組は次の3つの役割によって成り立っていました。

- ノッポさん:工作を実演し、身体表現で感情を伝える。
- ゴン太くん:動きと鳴き声で反応し、笑いや驚きを生み出す。
- おしゃべり:工作の手順や状況を説明し、視聴者を導く。

この組み合わせによって、単なる工作の手順紹介ではない、短い無言劇のような番組が完成していたのです。

できるかなの放送期間と主な出来事

番組の歴史を整理すると、初期の変化から最終回までの流れがよく分かります。

時期 出来事 内容・特徴 1970年4月 番組開始 NHK教育テレビで工作番組としてスタート。 1971年4月 ノッポさんが再登場 初代ゴン太くんも登場し、おなじみの番組スタイルへ。 1974年 ゴン太くんが変身 着ぐるみタイプとなり、動きのあるコンビが定着。 1989年 ナレーション交代 つかせのりこさんの後任として、かずきかずみさんが担当。 1990年3月6日 最終回「変身」 ノッポさんが初めて視聴者に語りかける。 2023年 映像31本を発掘 1976〜1981年の未保存映像が新たに見つかる。

主な出来事を番組資料、映像発掘報道などから整理。

特に注目したいのは、番組開始年とコンビの活動開始年が異なることです。

日本コロムビアの公式DVD商品情報でも、ノッポさんとゴン太くんによる工作パフォーマンスは1971年4月から1990年3月までの19年間と紹介されています。番組そのものの放送期間と、現在のコンビの活動期間を混同しないことが大切です。

【2】ゴン太くんの正体は何者?枝常弘が生んだ誕生秘話

ゴン太くんについて、昔からよく検索されている疑問が「いったい何の動物なのか」というものです。

犬に似ているようにも見えますし、クマやモグラを連想する人もいます。しかし、ゴン太くんには特定の動物のモデルがあるわけではありません。

ゴン太くんは、人間でも動物でもない、不思議な創作キャラクターです。

生みの親は造形作家の枝常弘

ゴン太くんのデザインを手がけたのは、造形作家の枝常弘(えだつね・ひろし)さんです。

番組の制作スタッフとして造形指導を担当し、工作の世界観を支えた人物でもあります。

日本コロムビアが公開している『できるかな』のDVD作品情報にも、枝常弘さんの名前が造形指導スタッフとして記載されています。

ゴン太くんの誕生に関して伝えられている制作エピソードには、当時の構成作家・山元護久さんからの依頼がありました。

その要望は、一般的な動物のぬいぐるみではなく、「けものでなく、そして人でもない」存在をデザインすること。

当時の幼児番組では、犬や猫、クマなど、分かりやすい動物のキャラクターが多く登場していました。そこで、既存の動物の枠に当てはまらない、新しい相棒を生み出そうとしたのです。

また、ゴン太という名前も山元さんによる命名とされています。

大阪の方言で「ごんた」は、やんちゃ坊主やいたずらっ子を意味する言葉です。ゴン太くんの少しお調子者で、どこか憎めない性格にもよく合っています。

初代ゴン太くんと2代目の違い

実は、現在知られている毛むくじゃらのゴン太くんは、最初から登場していた姿ではありません。

1971年に登場した初代と、1974年からの2代目では、見た目も演出上の役割も大きく変わりました。

初代ゴン太くん

初期のゴン太くんは、子どもが作ったロボットのような姿をした人形でした。現在の着ぐるみとは異なり、自由に動き回ることを想定したものではありません。

2代目ゴン太くん

1974年ごろからは、現在よく知られる毛並みのある着ぐるみタイプに変更されました。ノッポさんの動きに合わせて反応できるようになり、身体を使った掛け合いが可能になりました。

比較項目 初代 2代目
登場時期 1971年 1974年ごろ
外見 人形・ロボット風 毛むくじゃらの着ぐるみ
動き 限定的 身体全体で表現
演出 工作の一部として登場 ノッポさんとの掛け合い
印象 初期の試行的なキャラクター 現在知られるゴン太くん

NHKの過去映像を紹介した2023年の番組でも、最古の映像に登場する相棒は、一般に知られているゴン太くんとは異なる姿として紹介されました。

この変化は、キャラクターのデザイン変更にとどまりません。ゴン太くんが工作の世界に参加する存在から、ノッポさんと一緒に物語を動かす相棒へと進化したことを意味していました。

【3】ゴン太くんの鳴き声「ウゴウゴ」の正体は?声優ではなく楽器だった

ゴン太くんを思い出すとき、特徴的な「ウゴウゴ」「フゴフゴ」といった鳴き声が頭に浮かぶ人も多いはずです。

実は、この音の正体は声優の声ではありません。

ブラジルの打楽器「クイーカ(Cuíca)」の音です。

クイーカとはどんな楽器?

クイーカは、ブラジルのサンバなどで使用される摩擦太鼓の一種です。

太鼓の内部に取り付けられた棒をこすり、振動を発生させることで、動物の鳴き声にも似た独特の音を作り出します。

この仕組みが、ゴン太くんの不思議な声に使われていました。

音程やこすり方によって印象が変わるため、喜んでいるような音、驚いたような音など、さまざまな感情を表現できます。

音楽情報メディアのCDジャーナルも、ゴン太くんの「フゴフゴ」という音は声優によるものではなく、クイーカの音だと解説しています。

ナレーションとゴン太くんの鳴き声は別物

もう一つ、混同されやすいのがナレーションの存在です。

番組では、ノッポさんとゴン太くんの行動を説明する女性の声が流れていました。

この声を担当したのが、声優のつかせのりこさんです。その後、かずきかずみさんが引き継ぎました。

日本コロムビアのDVD作品情報にも、出演者・スタッフの声の担当として両者の名前が掲載されています。

整理すると、次のようになります。

- ゴン太くんの鳴き声:クイーカによる楽器音。
- おしゃべりの声:女性ナレーターによる解説。
- ノッポさん:基本的に無言で、身振りやパントマイムを担当。

この音声構成は、教育番組としても興味深いものでした。

1995年に発表された教育メディア研究では、大学生190人の回想を分析。11.1%がノッポさんを女性だと思った経験があり、40.7%が音声と映像の組み合わせを間違えた経験があったと報告されています。

これは、画面に映る人物と実際に声を出す人物が一致しないという、番組独特の演出が視聴者の認識に影響していたことを示しています。

ゴン太くんの声は、単なる効果音ではありません。言葉を使わずに感情を伝えるための、番組を象徴する重要な表現手段だったのです。

【4】ノッポさん・高見のっぽが最終回で初めて話した理由とは?

『できるかな』の歴史を語るうえで欠かせないのが、1990年3月6日の最終回です。

長年、番組内で一言も話さなかったノッポさんが、最後に初めて声を発しました。

この出来事は、当時の視聴者に大きな驚きを与え、番組を象徴する名場面として語り継がれています。

最終回「変身」で何が起きたのか

最終回のタイトルは「変身」。

番組の終盤、それまで無言を貫いてきたノッポさんが、視聴者に向かって話し始めます。

「あーあ、しゃべっちゃった」という言葉に続き、長年一緒に過ごしてきた視聴者に向けて、番組が終了し、4月から新しい番組に変わることを伝えました。

この場面では、後継番組につながるワクワクさんとゴロリも登場し、工作番組のバトンタッチが描かれました。

なぜ最後に話すことを決めたのか

実は、ノッポさんが最終回で話すことについては、周囲にも異論があったといいます。

長年無言を守ってきたキャラクターなのだから、最後まで話さずに別れた方がよいのではないか、という意見もありました。

しかし、本人には最後に声を届けたいという思いがありました。

2009年のGIGAZINEによるインタビューで、高見さんは最終回について、次のように振り返っています。

「最後ぐらいは、今までしゃべらなかった人がどんなに良い声かを日本中の皆さんにお知らせしたい」

また、本当は番組をあと数年続けられると思っていたものの、さまざまな事情で終了することになり、少し怒っていたとも明かしています。

つまり、最終回で話した理由は、単に後継番組を紹介するためだけではありません。

長年守ってきた無言の演出を、自分自身の意思で最後に破るという、ノッポさんらしい別れ方でもあったのです。

高見のっぽさんのプロフィールと晩年


(高見映)

- 本名:高見嘉明
- 生年月日:1934年5月10日
- 出身:京都市
- 没年月日:2022年9月10日
- 享年:88歳
- 職業:俳優・作家・演出家


高見さんは『できるかな』終了後も、作家や俳優として活動を続けました。

特に2005年から2006年にかけてNHK『みんなのうた』で放送された「グラスホッパー物語」は、新たな代表的な仕事となりました。

71歳で歌手デビューを果たし、続編となる「ハーイ!グラスホッパー」「グラスホッパーからの手紙~忘れないで~」にも携わっています。

高見さんが亡くなったのは2022年9月10日。訃報が公表されたのは、本人の希望により半年以上伏せられた後の2023年5月10日でした。

最終回で初めて話したノッポさんの姿は、現在も多くの人にとって忘れられないテレビの記憶になっています。

【5】NHKアーカイブスで映像31本を発掘!再放送と2026年の現在

『できるかな』は1990年に終了しましたが、その映像や資料は現在も保存・発掘が続いています。

特に大きなニュースとなったのが、2023年に発表された31本の映像発掘です。

2023年に発掘された31本の貴重な映像

2023年2月、NHK番組発掘プロジェクトによって、NHKに保存されていなかった『できるかな』の映像31本が新たに見つかったと発表されました。

発掘されたのは、1976年から1981年に放送された31本です。

映像を提供したのは、ゴン太くんの生みの親である枝常弘さんでした。

この発掘が重要なのは、単に懐かしい番組が見つかったからではありません。

1970年代の教育番組は、当時の映像保存環境の事情もあり、現在では視聴できる資料が限られています。

番組制作に関わった人物が手元に映像を保管していたことで、NHK側に残されていなかった記録が再び見られるようになりました。

また、2022年にもNHKの過去映像を紹介する番組で、1972年放送の『できるかな』の最古級の映像が取り上げられています。

そこに登場していたのは、現在おなじみのゴン太くんとは異なる姿のキャラクターでした。初期の番組構成を知るうえでも貴重な映像です。

ゴン太くん本人もNHKアーカイブスに登場

31本の映像発掘が発表された2023年には、埼玉県川口市のNHKアーカイブスで開催されたイベント「アーカイブスはエモーショナルだ!フェスタ in 川口」に、ゴン太くんが特別展示されました。

映像だけでなく、キャラクターそのものに触れられる機会となったのです。

当時の報道によると、枝常さんはゴン太くんのその後について、埼玉県内の幼稚園に展示されていると説明していました。

ただし、2026年現在の保管場所や展示状況については、新たな公式発表を確認できません。

できるかなの再放送情報は?2026年11月現在

ノッポさんの訃報が公表された2023年には、NHKが追悼企画として『できるかな』を再放送しました。

主な放送内容は以下のとおりです。

放送日 放送内容
2023年5月14日 「ロボット」「おいしゃさん」「新聞紙」「変身」の4本
2023年5月19日 「ロボット」「変身」の2本

特に注目されたのは、1990年3月6日の最終回「変身」です。

ノッポさんが初めて声を出した回が再び放送され、長年のファンにとって貴重な機会になりました。

2026年11月5日時点

2026年の再放送状況

2026年度もNHK Eテレでは、過去の子ども番組を再放送する「Eテレタイムマシン」が継続しています。

ただし、2026年11月3日更新の同年度の放送予定一覧では、4月から11月までのラインナップに『できるかな』は掲載されていません。

そのため、2026年11月5日時点では、新たな再放送日時が公表されているとは確認できません。今後の放送については、NHKの番組表や「Eテレタイムマシン」の公式案内を確認する必要があります。

DVDや放送ライブラリーで過去の映像を見る方法

再放送以外にも、過去の『できるかな』に触れる方法があります。

1. 日本コロムビアのNHK-DVD

2009年12月23日に『ノッポさんが選んだ完全まとめ できるかな ベスト30選』が発売されました。

全5枚組で、1976年から1989年度までの放送回を中心に、ノッポさんや当時のスタッフが選んだ30本を収録しています。

2. 放送ライブラリー

神奈川県横浜市にある放送ライブラリーでは、1976年11月9日放送の「はたらくくるま」が番組資料として登録されています。

同施設はテレビ・ラジオ番組を視聴できる公開施設で、番組IDは001275です。

当時の放送を資料として確認したい人には、注目したい場所です。

3. NHKアーカイブス

発掘された映像や過去の放送資料については、NHKアーカイブスやNHK番組発掘プロジェクトの情報が参考になります。

ただし、映像が発掘されたことと、全31本が一般向けにインターネット配信されていることは別です。視聴できる範囲は公開状況によって異なります。

【6】【プロの結論】できるかなが2026年も愛される理由とは?

『できるかな』が長く記憶されている理由は、工作の完成品が魅力的だったからだけではありません。

番組には、現在の子ども向けコンテンツにも通じる、独特の教育的な仕掛けがありました。

① 完成形を見せるより、作る過程を楽しませた

番組では、身近な材料を使って工作を進めていきました。

段ボールや新聞紙など、特別な道具を用意しなくても手に入る素材が中心です。

子どもにとっては、普段なら捨ててしまうものが、工夫次第で別のものに変わるという発見があります。

放送ライブラリーの番組解説でも、単純に工作の技術を教えるのではなく、楽しさや驚き、発見を通して自由で創造的な造形活動につなげることが番組の狙いとして説明されています。

② ノッポさんの無言が子どもの想像力を刺激した

一般的な教育番組では、出演者が言葉で説明しながら進行することが多くあります。

しかし、ノッポさんは違いました。

表情や動作、身振りだけで気持ちを伝えます。

そのため、視聴者はノッポさんの行動を見ながら、自分で状況を考える必要がありました。

ゴン太くんも同じく言葉に頼らず、動きと音で反応します。

この無言の掛け合いは、子どもが画面の中の出来事に参加する余地を生み出していました。

③ 親子で同じ楽しみを共有できた

『できるかな』の工作には、特別な技術や高価な材料が必要ありませんでした。

そのため、番組を見た子どもが家庭で工作に挑戦し、親が一緒に材料を集めるといった楽しみ方もできました。

大人にとっては懐かしいテレビ番組であり、子どもにとっては新しい発見の入り口になる。

世代を超えて記憶に残りやすい理由は、こうした家庭での体験にもあります。

④ キャラクターと制作スタッフの力が一体化していた

ノッポさんのパントマイム、ゴン太くんの操演、独特の鳴き声、ナレーション、そして造形指導。

それぞれの仕事が組み合わさることで、15分の番組に豊かな表現が生まれていました。

ゴン太くんの操演を担当したのは、人形劇俳優の井村淳さんです。

また、枝常弘さんをはじめとする造形指導スタッフが、工作の内容やキャラクターの世界観を支えていました。

画面に映るノッポさんとゴン太くんだけでなく、裏側のスタッフも含めたチームの力が、長寿番組を支えていたのです。

2026年に改めて見るなら、どんな人におすすめ?

『できるかな』は、次のような人に特におすすめできます。

- 昭和・平成初期のNHK教育番組を懐かしみたい人。
- 子どもと一緒に身近な材料で工作を楽しみたい人。
- パントマイムや人形劇など、言葉に頼らない表現に興味がある人。
- 昔のテレビ番組の制作背景やアーカイブに関心がある人。

一方、最新の工作技術や詳細な手順をすぐに知りたい場合は、現代の工作動画や専門的な教材の方が目的に合うこともあります。

『できるかな』の魅力は、完成品の作り方だけではなく、作ること自体を楽しむ姿勢にあるからです。

【7】できるかなとゴン太くんに関するよくある質問(FAQ)

Q1:できるかなのゴン太くんは何の動物ですか?

A1:特定の動物ではありません。人間でも動物でもない、不思議なぬいぐるみとしてデザインされた創作キャラクターです。生みの親は造形作家の枝常弘さんです。

Q2:ゴン太くんの鳴き声は誰が担当していたのですか?

A2:独特の鳴き声は、ブラジルの打楽器クイーカによる音です。声優が普通に声を出していたわけではありません。

Q3:できるかなはいつからいつまで放送されましたか?

A3:1970年4月に始まり、1990年3月6日に最終回を迎えました。おなじみのノッポさんとゴン太くんのコンビは1971年4月から約19年間活躍しました。

Q4:ノッポさんが初めて話したのはいつですか?

A4:1990年3月6日放送の最終回「変身」です。最後の挨拶で初めて声を出し、番組の終了と後継番組について視聴者に伝えました。

Q5:初代ゴン太くんと2代目の違いは何ですか?

A5:初代はロボットのような人形タイプで、現在知られる毛むくじゃらの姿とは異なります。1974年ごろから着ぐるみタイプに変わり、ノッポさんとの身体的な掛け合いが可能になりました。

Q6:ゴン太くんを制作した枝常弘さんは何を担当していたのですか?

A6:ゴン太くんのデザインを手がけたほか、『できるかな』の造形指導を担当しました。2023年には、枝常さんが保管していた1976〜1981年の映像31本が発掘されました。

Q7:2026年にできるかなの再放送はありますか?

A7:2026年11月5日時点で、新たな再放送日時は確認できません。過去には2023年にNHK Eテレで追悼再放送が実施されています。今後の放送はNHKの番組表やEテレタイムマシンの案内を確認するのがおすすめです。

『できるかな』は、1970年に始まり、1990年3月6日に最終回を迎えたNHKの幼児向け工作番組です。

ノッポさんとゴン太くんのコンビは1971年から活躍し、言葉に頼らない表現と身近な材料を使った工作によって、多くの子どもたちに創造する楽しさを伝えてきました。

ゴン太くんは枝常弘さんがデザインした、人でも動物でもない不思議なキャラクター。独特の鳴き声にはクイーカという楽器が使われていました。

そして、最終回でノッポさんが初めて話したことも、番組を象徴する歴史的な出来事です。

2023年には31本の映像が発掘され、過去の放送を改めて振り返る機会も生まれました。

高見のっぽさんは2022年に亡くなりましたが、番組の映像やDVD、制作資料、そして視聴者の記憶の中には、その仕事が残っています。

【プロの結論】

『できるかな』の本当の価値は、子どもたちに工作の正解を教えたことではなく、「自分でも何かを作ってみたい」と思わせたことにあります。

完成した作品よりも、考えて、試して、失敗して、もう一度挑戦する過程を大切にする。その教育的な考え方は、2026年の子どもたちにも十分に通じるものです。

ゴン太くんの不思議な鳴き声とノッポさんの無言のパフォーマンス。その懐かしい映像を見返すことは、単なる昭和・平成の思い出探しではありません。

ものづくりの原点である「やってみたい」という気持ちを、もう一度思い出させてくれる体験なのです。

同じカテゴリの記事

室井 健太
コンテンツディレクター 室井 健太
プロフィールを見る →

全記事の校閲を担当。人名・日付・数字の整合性を確認し、断定できない内容は表現を弱めて掲載します。

おすすめの関連記事